【ネタバレ注意】007/スペクターを観た感想・あらすじ スペクターとは・キャストやボンドカーなど

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映画「007/スペクター」を観た感想をお伝えします。あらすじやスペクターとは、キャストや車(ボンドカー)なども、あわせてご紹介します。この記事は内容についての「ネタバレあり」ですので、もしも内容を知りたくない方は最後の「まとめ」部分のみ読んで、スペクターをより楽しむコツだけチェックしてください。

ひどい?面白い?007/スペクターを観た感想

イギリスの人気スパイ映画の代表といったら007ですよね。

イギリス秘密情報部のスパイであるジェームズ・ボンドを主人公とした007シリーズの映画は歴史も長く、日本で始めて公開されたのが1963年のこと。未だに作られ続けているからすごいです。

今回観た「007/スペクター」は、シリーズ24作にあたります。ちなみに現在までに25作品が作られています。

主人公のジェームズ・ボンドを演じるのはダニエル・クレイグで映画の中では6人目のボンド。21作以降からずっとダニエル・クレイグで落ち着いています。

私は近年、かつて観た007シリーズも含めて1作目から順に観直しており、今回の「007/スペクター」に関しては始めて観ました。

正直なところ、21作目の「007/カジノ・ロワイヤル」でボンドがダニエル・クレイグに代わってしばらく、あまりしっくり来ていなかったのですが、今回のスペクターから「いい感じになってきたな」と感じました。

実はここ数作で、かなり役者の高齢化もあるのでしょうが、主要登場人物の配役がバタバタと変わりました。なので昔からなじみの役者はほぼいない状態で、今回の「007/スペクター」から、いわば新生007と言っても良いかもしれません。

内容に関する感想はネタバレを含んでしまうので後にするとして、ざっくりと感想を言うと、いつもどおりのお決まり展開で観ていて安心できる007作品と言えると思います。1箇所ちょっと?と感じたところがありましたが、ある意味では「水戸黄門的」なお決まり展開なので。

これがまた全くガラリと変わってしまうと、往年の007ファンからも色々と意見が出てきそうですからね。

作品的にひどいのか、また面白いのかと聞かれたら、ひどくはありませんし、007としてみればそれなりに面白いです。いわばいつもの007です(笑)。

ただアクションや謎解き系の映画も増えており、工夫をこらした作品が増えている中、それらの斬新な映画と比べると、ちょっと物足りなく感じるかもしれませんが、アクションもダニエル・クレイグになってから増していますし、クールさ、美女、カーアクションも含め、007シリーズとしての及第点は余裕でクリアしていると思います。

結論として、けっして観て損はありませんよ。

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007/スペクターのあらすじ【ネタバレあり】

※ここからは少しネタバレが含まれるので、まだ007/スペクターを観ていない人はご注意ください。

自身の母親代わりとも言えた前のM(前作「スカイフォール」で殉職)から残されたメッセージをもとにメキシコを訪れ、スキアラというテロリストを暗殺する。

MI6本部に戻ったボンドは新たなMによりメキシコでの騒動を叱責され、勝手な行動ができないよう体内に追跡装置を埋め込まれてしまう。しかしQの協力により追跡開始までに48時間の猶予を得て、前作「スカイフォール」(ボンドが幼少期に育った場所)で燃えた残骸を持ってきたマネーペニーに、メキシコでの出来事が前任のMからの遺言であることを明かす。

前任Mのメッセージどおりローマでのテロリストの葬儀に参加し、その妻と接触することで背後に巨大な悪の組織があり、秘密会議が開かれることを聞きだし潜入する。

まんまと秘密会議に潜入したボンドであったが、その会議で圧倒的な存在感とともに組織を仕切る首領が、かつてボンドがスカイフォールで幼少期を共に過ごした義兄フランツであったことを知る。

その後マネーペニーの調査により、前々作「007/慰めの報酬」で対峙したMr.ホワイトが巨大組織のカギを握ることを知り、オーストリアにあるホワイトの潜伏先へ向かい、フランツと対立したことで瀕死状態のホワイトを見つける。ホワイトと共に組織から命を狙われる娘マドレーヌを助けることを交換条件に、娘の居場所を教えてホワイト自身は自決。

そしてマドレーヌの元へと向かうボンド。そこでマドレーヌから巨大組織の名が「スペクター」であることを知らされ…。

と、ストーリーは続いていきます。

007/スペクターのキャスト

ここで、主要人物のキャストをご紹介します。

ジェームズ・ボンド:ダニエル・クレイグ
フランツ・オーベルハウザー / エルンスト・スタヴロ・ブロフェルド:クリストフ・ヴァルツ
マドレーヌ・スワン:レア・セドゥ
ルチア・スキアラ:モニカ・ベルッチ
M:レイフ・ファインズ
Q:ベン・ウィショー
ミス・マネーペニー:ナオミ・ハリス
ミスター・ヒンクス:デビッド・バウティスタ
C(マックス・デンビー):アンドリュー・スコット
ミスター・ホワイト:イェスパー・クリステンセン
ビル・タナー:ロリー・キニア
マルコ・スキアラ:アレサンドロ・クレモナ

スペクターでのボンドガールは、ミスター・ホワイトの娘マドレーヌ・スワン(レア・セドゥ)と、サブのボンドガールがテロリストのマルコ・スキアラの未亡人ルチア・スキアラ(モニカ・ベルッチ)ですね。

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スペクターとは

上記の「あらすじ」を読んでいただいたならもうおわかりだと思いますが、世界を牛耳ろうとしていた悪の超巨大組織の名が「スペクター」であり、そのドンがボンドの義理の兄フランツです。

ではなぜフランツがこのような存在になったかというと、その発端が実はボンドにあった、といのが今回の話のボンドにとっては最も痛いところかもしれません。

そのあたりの経緯については、ぜひ映画の本編を観てみてください。

スペクターで登場するボンドカーについて

007シリーズというと、毎回恒例のボンドカーの登場です。

ボンドカーというと、3作目の「ゴールドフィンガー」で登場したアストンマーティン・DB5が好評なのか、近年の作品でも毎回登場しますが、さすがに古い車なので、最新式のボンドカーもしっかりと用意されています。

一時、17作目「ゴールデンアイ」、18作目「トゥモロー・ネバー・ダイ」、19作目「ワールド・イズ・ノット・イナフ」では、BMWがボンドカーのベースとなる時期もありましたが、20作目の「ダイ・アナザー・デイ」以降、ボンドカーのベースは一貫してアストンマーティンが使われています。

今回の「スペクター」のボンドカーも当時最新のアストンマーティン・DB10が使用されました。

やはりボンドカーはドイツ車ではなく、英国車の方が良いですね!

まとめ

今回の記事を読んでおわかりのように、この「007/スペクター」は、以前の作品ともストーリーの一部がつながっています。

これは、ダニエル・クレイグがボンド役なった21作目の「007/カジノ・ロワイヤル」からの作品傾向にあるようですね。

なので、今回の24作目の「007/スペクター」を観る前に、21-23作も先に見ておいたほうがより楽しめると思いますよ。

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