現代セミリタイヤ論!個人資産1億円で経済的自立のFIREを達成する方法をズバリ!
40代または50代で仕事を辞めてセミリタイして、環境の良い地域でのんびりと老後を暮らしたいと考えるのは夢としてはあり。
実際に「FIRE」という言葉が広まっています。
Financial Independence, Retire Early の略ですが、そもそもがハードル高くて、極一部の成功者しか権利がないとも言えます。
さらに言えば成功者って、のんびりしている人はほぼ皆無。
何やらかんやら頭と身体を動かして、世のため人のため自分のために「働いている」のが現実では?
そこで今回は「FIRE」について語りたいと思います。
もくじ
FIREという言葉の印象
個人的には「なんかカッコわりぃ・・・」というのが第一印象でした。
大火事の意味ですやん。
もしくはドナルド・トランプ氏がホストを務めていたテレビのリアリティー番組である「アプレンティス」での名フレーズが「You’re Fired!」でした。
この時のFIREの意味は「解雇」です(汗)
アプレンティスという番組については各自で調べて頂くことにして、ともかくセミリタイアとFIREという言葉の結びつきが、イマイチしっくりきません。
まあ、とある属性の人は「FIREしたいんだよねぇ・・・」なんて言いたくて、うずうずしてるかもしれませんけどね。
資産は1億円以上
FIREの実行にあたっては、明確な基準はないようですが、関連する書籍などをチラ見してみると、
- 概ね1億円以上の個人資産を保有
- 生活費は運用益によって賄う
という論調です。
FIREしてない人が書いてるファンタジーな書籍も存在しますが、どちらも簡単ではありません。
まず1億円以上の個人資産を保有するには、とてもじゃないですがサラリーマンには厳しい条件です。
せいぜい事業主となって、その事業を売却するぐらいのレベルでなければ、難しい気がします。
運用だって簡単じゃないですからね・・・。
年収1000万円の会社員
サラリーマンは厳しいと前述しましたけど、世の中には年収1000万円を超えるサラリーマンもいます。
世帯年収1000万円とすると、もっと多いでしょう。
FIREに近い存在なのでは?と考えますが、意外にも高年収世帯の貯蓄率って、想像よりは高くないのです。
家計の金融行動に関する世論調査によれば、年収1000万円から1200万円世帯の貯蓄額の中央値は1650万円です。
貯蓄が1000万円以上あると、非常に羨ましいと思える金額ではありますが、1億までは遠いですよね。
それだけハードルが高いと言わざるをえません。
1億円を貯めるには
お金の専門家と言われる人はたくさんいますが、いつも運用の話しになると、3%から5%という高い利回りが前提となります。
そんなこと一般家庭でできるかい!
利回りとは、投資に対する利息と売却による損益を含めた言葉ですが、仮に想定利回りを5%としても、けっこうハードル高い数字です。
金融機関が販売している預貯金商品では、まず達成は無理な話で、投資を実行したとしても計算で難易度がわかります。
5%の運用利回りで1億円まで、10年で到達したい場合は元金約6,140万円、20年だと約3,770万円が必要です。
マネーシミュレーター「みらい電卓」~運用編|資産づくりをはじめる|野村證券
さあ、いますぐ6,000万円、または3,000万円を用意して、10年後20年後のFIREに向かって投資を始めましょう!
これが、お金の専門家の意見と言うか、方法論の実態です。
無理ゲー。
まとめ
「現代セミリタイヤ論!個人資産1億円で経済的自立のFIREを達成する方法をズバリ!」というテーマでFIREの実現性について検証してみました。
要はほとんどの人にとっては無理ゲー。
一流スポーツ選手、事業を売却した起業家、独自のビジネスがんばった人など、一部の人なら実行可能なのがFIREです。
給与を貰っている立場では、夢物語であることが理解できたのではないでしょうか。
FIREという固定観念を捨てて、心身にゆとりある暮らし長く続けるスタイルを各自で画策した方が良いのではないでしょうか。
幸せのカタチは人によってさまざまですからね。