アイドルが最もアイドルらしかった時代、1970~80年代を彩った女性アイドルの人気ランキングベスト10をご紹介します。懐かしのアイドル、永遠のアイドルなど、想い出深い魅力的な女性アイドルがたくさん出てきますよ。あなたの推しは、どのアイドルでしたか?
アイドルがアイドルらしかった時代
高度経済成長期が過ぎ、国民皆中流となった日本。
各家庭でもテレビが徐々に普及し始めた1970年ころから、芸能も盛んになっていきます。
そんな1970~80年代は、華やかなアイドルたちの歌う姿が、お茶の間を賑わせていました。
今またアイドル人気が盛り上がっていますが、やはりいちばんアイドルがアイドルらしかったのは、1970~80年代ではなかったかと思われます。
そんな1970~80年代の女性アイドルにフォーカスを当て、人気ラングを見ていきたいと思います。
1970~80年代女性アイドルランキング 4~10位
まずは4~10位のアイドルたちを見ていきましょう。
10位 南沙織
南沙織さんというと、ヒット曲「17才」ですね。この曲は、後に森高千里さんがカバーしたことでも注目されました。
沖縄生まれで目鼻立ちがはっきりしたとても美しい南沙織さんには、芸能人の中でもファンを公言していた人がたくさんいたようです。写真家の篠山紀信さんと結婚されました。
9位 天地真理
ドラマ「時間ですよ!」で「隣のまりちゃん」として注目された天地真理さん。同時に「水色の恋」で歌手としてもデビューしました。
その後も多くのヒット曲を生み、国民的アイドルとして大人気でした。
8位 河合奈保子
いつもほほえみを絶やさなかった河合奈保子さんは、とても爽やかなイメージのアイドルでした。
「けんかをやめて」の代表曲が今も耳に残ります。抜群のスタイルでグラビアファンも多かったです。
7位 本田美奈子
華奢な体から発する力強い抜群の歌唱力で、ロックも歌い上げる歌姫として人気を博した本田美奈子さん。「1986年のマリリン」のサビの振り付けは、今でもカラオケでは定番でしょう。ミュージカルでも大活躍されました。
6位 中山美穂
「ミポリン」こと中山美穂さんは、1980年代後半に絶大なる人気を得ていたアイドルの1人です。ドラマ『毎度おさわがせします』のちょっと不良っぽい女の子「のどか」の役で女優デビュー。主演ドラマ『ママはアイドル』も印象深いところです。
歌手としては「世界中の誰よりきっと」や「ただ泣きたくなるの」のミリオンヒットを飛ばしました。当時の女性アイドル四天王(中山美穂、工藤静香、南野陽子、浅香唯)の1人。
5位 薬師丸ひろ子
1978年に映画「野性の証明」で女優デビュー。その後、主演映画「セーラー服と機関銃」でブレイク。同映画の主題歌として歌手デビューも果たしました。機関銃を乱射した後に言う劇中の名セリフ「カ・イ・カ・ン…」が話題に。
その後も「探偵物語」「メイン・テーマ」など、角川映画を中心に出演。抜群の歌唱力で今なお現役の歌手として多くのファンを魅了しています。
4位 小泉今日子
「キョンキョン」こと小泉今日子さんは、元気いっぱいのボーイッシュなイメージのアイドル。とてもおしゃれで可愛かったです。
「なんてったってアイドル」や「学園天国」など、ヒット曲も多数。アイドルなのに刈り上げヘアだったのは、キョンキョンだけかも!
気になる女性アイドルベスト3は?
それでは、気になるベスト3、いってみましょう!
3位 松田聖子
アイドルと言われて、真っ先に思い浮かべる人も多いであろうう松田聖子さん。当時は「ぶりっ子」なんて言葉が生まれるほど、ブリブリに可愛くて、まさにアイドルの鏡といった感じでした。
「青い珊瑚礁」や「赤いスイートピー」、「SWEET MEMORIES」など、数多くのヒット曲を放ち、今なお名曲として多くの人に歌い継がれています。
また、サイドをくるんと流したヘアスタイル「聖子ちゃんカット」は、当時のイケてる女子高校生の間で大人気でした。今なお聖子ちゃんファンは健在です。
2位 中森明菜
憂いのある微笑みが魅力的な中森明菜さんは、話すときの小声と歌うときの迫力とのギャップも魅力のひとつでした。「スローモーション」で歌手デビューの後、「ミ・アモーレ[Meu amor e …]」「DESIRE‐情熱‐」など、出す曲全てがヒットした?
抜群の歌唱力と表現力はアイドルの中でもダントツなのでは。今も多くの人たちが明菜さんの復活を待ち望んでいます。
1位 山口百恵
山口百恵さんは、もはや「伝説」として、今後も消えることなく語り継がれていくでしょう。
大人っぽくミステリアスなイメージをまとった昭和の伝説のアイドル。今なおその存在はファンから神格化されています。
「いい日旅立ち」「プレイバック Part2」ほか、世に送り出した名曲の数々は、カラオケなどで時代を超えて歌い継がれています。
人気絶頂期に引退を宣言し、ラストコンサートの最後で、ステージにマイクを置いて去った完璧なる去り際、そしてその後一度もメディアに登場しない清さ、まさにパーフェクトアイドルと言っても過言ではないでしょう。
山口百恵さんのような人は、もう現れないでしょう…。
11位以下も素敵な女性アイドル達がいっぱい!
惜しくもベスト10入りは逃がしたものの、忘れられない1970~80年代の女性アイドルが、まだまだたくさんいます。11位以下の女性アイドルたちをご紹介しましょう。
まずは、絶対に忘れちゃいけないのがこの2つの大人気アイドルグループ、キャンディーズとピンク・レディーです。
キャンディーズ
キャンディーズは、1973年から1978年に活躍したアイドルグループで、ランちゃん、スーちゃん、ミキちゃんの個性の異なる3人のメンバーによるもの。「年下の男の子」や「やさしい悪魔」など数多くのヒット曲を生み出しました。ザ・ドリフターズの大人気テレビ番組「8時だョ!全員集合」の常連で、可愛さをぶち撒いていました。
ピンクレディー
ミーとケイによる二人組アイドル。明るく健康的なお色気系という、今までになかった路線と、大胆な振り付けで大フィーバー!1976年に「ペッパー警部」でデビュー。「S・O・S」「カルメン’77」「渚のシンドバッド」「ウォンテッド(指名手配)」「UFO」「サウスポー」と、出す曲出す曲全てが大ヒットしていました。歌って踊れるアイドルの走りは、まさにピンクレディーが始まりといえるでしょう。わずか5年間の活動で1981年に惜しくも解散。
麻丘めぐみ
「わたしの彼は左きき」が大ヒットした1970年代を代表するトップアイドル。当時左利きの男性は鼻が高かったとか(笑)。「姫カット」のヘアスタイルがトレードマークで若い女性に大流行しました。
石川ひとみ
「まちぶせ」が大ヒット!NHKの人形劇「プリンプリン物語」で、主役のプリンセス・プリンプリンの声も担当していたそうです。
原田知世
映画「時をかける少女」でブレイク。薬師丸ひろ子さん、渡辺典子さんと共に、当時は「角川三人娘」として人気に。今なお、変わらぬ美しさで、女優・歌手として活躍中です。
斉藤由貴
セーラー服姿で歌うデビュー曲「卒業」が大ヒット。ドラマ「スケバン刑事」では、初代麻宮サキとして注目され大人気でした。
南野陽子
1980年代を代表するアイドル四天王の1人(先述)。ドラマ「スケバン刑事II 少女鉄仮面伝説」で2代目麻宮サキを演じてブレイク。映画「はいからさんが通る」では主演を演じ、南野陽子さんの袴姿が話題となり、以来、卒業式に袴を着る習慣が全国的に広まったのだとか。
菊池桃子
「青春のいじわる」で歌手デビュー。「卒業‐GRADUATION‐」が大ヒット!天然でピュアなキャラクターの清純派アイドルとして大人気を博しました。今も当時と変わらぬまんまという、ある意味奇跡の永遠のアイドルです。
工藤静香
おニャン子クラブ、うしろ髪ひかれ隊のメンバーとして人気に。1980年代後半に活躍した女性アイドル四天王(先述)の1人。ソロデビュー後も、「MUGO・ん…色っぽい」や「黄砂に吹かれて」など、数々のヒット曲を放ちました。男性トップアイドル木村拓哉さんと結婚し、ビッグカップルとして今もメディアにちょいちょい登場しています。
まとめ
1970~80年代を彩った女性アイドル人気ランキングを見てきましたが、皆さんそれぞれ個性的でいま見ても美少女ぞろいです。
なかでも70年代から80年代に移り変わる途中に、ピンクレディーが登場したのは大きかったと思います。
彼女たちの激しい振り付けが、その後のアイドルたちのダンスパフォーマンスにつながったのは、間違いないでしょう。
当時みんながこぞってピンクレディーの振り付けを覚えて踊りながら歌ったものです。
あんなに激しい振り付けなのに、ハイヒールを履きながらよく踊っていたものだと感心してしまいます。
昔のアイドルは、手の届かない遠いあこがれの存在、まさに「スター」という感じでしたよね。