1970年代に日本に広がったスポーツカルチャーたち その原点の多くはアメリカにあり!

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1970年代に日本に広がったスポーツの多くは、1970年代にアメリカから輸入されたものがほとんどです。モロにアメリカのカルチャーを受け、一気にアメリカナイズされていく日本。その中でも1970年代に日本を席巻した、スポーツカルチャーについてご紹介します。

70年代にアメリカンカルチャーが大量輸入

1970年代に入ると、日本にアメリカンから様々なカルチャーが一気に入ってきます。

ちょうどこの頃から工業製品はどんどん進化し、それと共にアメリカの若者文化も一気に増えました。

そのアメリカンカルチャーの中でも、スポーツに関するカルチャーはファッション性も高く日本の若者たちを魅了しました。

1970年代にアメリカから入ってきた底抜けに明るく楽しいアメリカのスポーツカルチャーは、今もここ日本では根強く多くの日本人のカルチャーとして根付いています。

そんな1970年に入ってきた主なスポーツカルチャーについて見ていきましょう。

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スニーカー文化がスタート

スニーカーを履くという文化は、1970年代に始まりました。

アメリカでは、ジョギング、テニス、スケートボードなど、様々なスポーツにおいてスニーカーが使われており、そのためスニーカーは普段のファッションの一部にもなっていました。

そんなアメリカのスポーツカルチャーと共に、スニーカーも日本人の間で一気に人気を得ていきました。

ナイキやアディダス、プーマといったスポーツブランドのスニーカーはもちろん、コンバースのオールスターやジャックパーセル、ヴァンズやケッズなどのストリート系のスニーカーなど、当時の若い日本人を中心に、スニーカー人気はとどまるところを知りません。

そして当時と変わらない同じモデルのスニーカーを、今の若い人たちも履いているわけです。これって、すごいことですよね。

サーフィンの大流行

サーフィンは1960年代に生まれたスポーツですが、日本では70年代に入ってから、人気を得るようになりました。

それまでは3メートルもあったロングボードが、1970年代に入るとどんどんと短くなり、ついには2メートルを切るショートボード化していったことが人気と関係あるかもしれあせん。

ロングボードは波に乗ることだけが目的でしたが、ショート化するに連れ、サーフィンも様々なテクニックが生み出され、より過激なスポーツとなりました。

また、日本の狭い住宅では、3メートルものロングボードはなかなか収納できません。それが小型化され、価格も抑えられ始めたことにより、サーフィンをすることがより現実化したというのもあるでしょう。

いかにもアメリカのスポーツという感じで、サーフボードを抱えるだけで、カッコ良かった!そこに憧れたというのも、もちろんあると思います(笑)。

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スケボーの登場!

1970年に入ると、アメリカでスケードボードが誕生します。

スケボーは、サーファーたちが海に行かなくても楽しめる乗り物として、生まれました。

板もサーフボードよりさらに小さいため持ち運びやすく、舗装された場所さえあれば誰でも気軽に楽しめることから、日本でも1970年代なかばころから、一気に人気を得ていきます。

スケボーパークなどもでき始め、80年代に入る頃には、子供たちもスケボーを楽しむようになりました。

スキーの板の素材に進化

スキーは60年代から日本でも楽しまれていましたが、1970年代に入ると、板の素材がメタルからグラスファイバーへと変わり、70年代は更にスキー人気に拍車がかかりました。

スキーブーツもこれまでの革製から、プラスチック素材のブーツへと移行し、ビンディングもブーツを踏み込むだけで装着できるステップインタイプが主流化するなど、1970年代に進化していきました。

大学に行けば、どこにでもスキーサークルがあるくらい、冬の代表的なスポーツとなりました。

テニスラケットに革命が

テニスはそれまでウッドのラケットが主流でしたが、1978年のUSオープンで「デカラケ」が登場し、一気にラケットの常識が変わりました。

デカラケはその名の通り、ヒッティングエリアが通常の1.5倍もある大きなラケットで、そのためスイートスポットも3.5倍に増えることで、誰にしもがイージーにテニスを楽しめるようになったのです。

また素材もウッド中心だったのが、グラスファイバーやカーボン製などが登城します。

テニスもスキーと同様、大学生たちを中心に大人気で、サークルも多数できました。

ちなみに、テニスボールが黄色くなったのも1970年代から。これは、夕方になり陽が暮れかけても、ボールが見えやすいとのことでイエローボールが誕生したそうです。

まとめ

1970年代は、アメリカから様々なカルチャーがここ日本に入り込んだ時代です。

今あるほとんどの面白い若者としたカルチャーは、70年代にアメリカから入ってきたと言っても過言ではないでしょう。

そのなかでも70年代に日本で広がった「スポーツカルチャー」に焦点をあててみました。

もうすっかり日本でもおなじみとなってしまっていますが、これらの大半は1970年代に入ってきた文化なんですよね。

それ以外のカルチャーとしては、キャンプやルアーフィッシングなどのアウトドアや、ロックミュージックなんかも、1970年に日本に入ってきて根付いたものです。

そんな次から次へと新たなカルチャーが押し寄せた1970年代。それはとてもエキサイティングな時代だったことでしょう。

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