40歳の壁とは?3つの視点からの「40歳の壁」人生・仕事・女性で発生する?その問題と解決法
「40歳の壁」という言葉を耳にしたことはありますか?「40歳の壁」と言っても、人生・仕事・女性についての3つの視点からの「壁」があるようです。それぞれに生じる「40歳の壁」についての紹介と、その解決法となるヒントをお伝えします。
もくじ
40歳の壁とは?
「40歳の壁」という言葉が目に付きましたので、調べてみました。
調べた結果、「40歳の壁」について語らられる場合、大きく3つの種類があるようです。
それら「40歳の壁」とは、それぞれ、
- 人生
- 仕事
- 女性
に対してそびえ立つ壁のようです。
では、1つずつ見ていきましょう。
人生についての「40歳の壁」
まずは、人生についての「40歳の壁」です。
40代に入ると職場でも中堅社員となり、仕事も慣れてバリバリこなし、家族がいて、マイホームも手に入れ、人生が波に乗ってきていると実感する年齢でもあるでしょう。
若い頃に抱いていた不安はだいぶ鳴りを潜め、収入面も安定してきて、かなりいい感じ!40歳前後会社員の方は、そう感じている人が多いのではないかと思います。
しかしその反面、もはやルーチン化した毎日に対し、この先もこのままで良いのだろうか…。
そんなことがふと頭をよぎり始めるのが、40歳という年齢でもあります。
職業人生の後半戦の入り口とも言える40歳には、なんとなく自分の人生の先が見え始めてきます。
結局、人生はいま就いている仕事を中心に回っているので、人生もそのなかでできることが行われているわけです。
しかし、子供の頃の夢がいまの延長線上にないと気づいてしまった場合、「これで良かったのか?」というモヤモヤ感が湧いてくるのです。
もっと自分らしく生きるべきでは?そのためにはどうすればいい?
これが人生に対する40歳の壁です。これは自分の後半の人生をどう生きていくべきかということについて、考え始めたからといえるでしょう。
これを解決する方法は、いまの仕事を辞めることではなく、もっと主体的に自分の人生を生きることにフォーカスすることです。
仕事以外の、家族や自分自身のやりたいことなど、どうすればもっと理想に近づけるか、それを試行錯誤しながらも実際に行動に移し、理想を手に入れるための第1歩を踏み出す必要があります。
こうした人生の40歳の壁について悩み始めた方は、こちらの本を読んで見ることをおすすめします。
『「40歳の壁」をスルッと越える人生戦略』(尾石 晴 著・ディスカヴァー・トゥエンティワン)
仕事についての「40歳の壁」
仕事についての「40歳の壁」は、人生についての「40歳の壁」とも似ていますが少し異なります。
これは主フリーランスや自営業者などが陥りやすいもので、40歳頃を境に仕事が減っていくという問題です。
会社員が40歳で安定化することで悩むのに対し、フリーランスは反対に40歳で仕事の減少による不安定さで悩むというのも、なんだかとても対照的です。
それくらい、同じ「仕事」というものであっても、性質が異なるということなのでしょうね。とうぜんそれぞれ、メリット・デメリットがあることは、言うまでもありません。
会社員が抱く40歳の壁と似ている面で言うと、毎日同じことの繰り返しに対してモチベーションが湧かなくなるのが40歳ころという点です。
徐々に取引先の担当者が若くなっていく中、自分だけ同じことを繰り返していることに、「劣等感」を感じ始めるのがこの年令です。
何かもっと新しいこと、すごいことをしなくてはならないのではないか?そういった焦りから、既存の仕事を疎かにしてしまったり、モチベーションの低下と共に、自ら仕事を減らしてしまうのです。
また、その分野でキャリアがあるという自負から、若手担当者に対して知らず知らずのうちに横柄な態度を取ってしまいがちにもなります。
いうなれば、仕事に対する謙虚さを失いかけてしまう、それが40歳ということのようです。
つまり、フリーランスの仕事についての「40歳の壁」を乗り越えるには、あらためて「謙虚さ」を見直すことです。
仕事は年齢で行っているわけではありませんので、年下の人に対してもきちんと敬語を使い、知らないことは教えてもらうなど、学びの姿勢も大事にするべきです。
「これって自分のことかも…」そう感じたのなら、こちらの本をおすすめします。
『フリーランス、40歳の壁――自由業者は、どうして40歳から仕事が減るのか?』(竹熊健太郎著・ダイヤモンド社)
女性についての「40歳の壁」
最後は、女性についての「40歳の壁」です。
これは、40歳頃を境に現れ始める女性の体による身体的・精神的変化に対するものです。
男性も年齢とともに体質の変化は訪れますが、女性は特に40歳頃を堺に体質の変化が現れ始め、体調を崩してしまったり、精神的に不安定となる人が少なくないようです。
女性が40歳頃から現れやすいとされる体の不調には、
- 疲れやすい
- 視力低下
- 腰痛
- 肩の痛み
- 膝の痛み
など、がよくあるようです。
また、精神的な不安定から、感情を抑えづらくなったという人も少なくないようです。
ホルモンバランスの変化や加齢による老眼、四十肩、出産による腰痛などが出やすいのが40歳ころ。
体力も徐々に衰え始めますので、これまでと同じペースで仕事や家事を行っていると、疲れも残りやすくなります。
少しペースダウンして、8割くらいでプランを組み、しっかり休息を取ることを意識するようにしましょう。
体の疲れが取れると、精神的な不安定も和らぎます。
またその他、肉体的・精神的な悩み以外にも、女性の40歳という年齢には、「結婚」や「出産」というもに対する壁もあるようですが、ここでは割愛いたします。
まとめ
人生100年時代といえど、日本人の平均寿命を見ると84歳となっています。
となるとやはり、40歳は人生のB面に入る年齢なわけですから、これまでのA面と同じようにはいかないのもうなずけます。
40歳からはただがむしゃらに突き進むのではなく、少しずつペースダウンをしつつ、自分にとって大事なことは何なのかを考えたうえで、優先順位の高いものから手を付けるようにしたいものです。
40歳にもなると、年齢や経験と引き換えに、知恵がついてきています。
その知恵を活かして、自分を俯瞰しつつ、人生の方向を定めていくと良いと思います。
40歳からは、自分にとっての足るを知り、地に足をつけて生きましょう!