オミクロン株の症状と4つの特徴とは?風邪やインフルエンザに似ている?潜伏期間や回復期間
オミクロン株の症状についてと、特有の主な4つの特徴についてお伝えします。一見、風邪やインフルエンザの症状にも似ていると言われているオミクロン株ですが、どんな症状や特徴を持っているのか、また、潜伏期間や回復までの期間はどれくらいなのかなどについて、調べました。
もくじ
オミクロン株の症状
年末近くから突然猛威をふるい始めた新型コロナウィルスの新種株であるオミクロン株。
その割当は限定的でしたが、現在では新規感染者の97%がオミクロン株であるとされています。
まずはこのオミクロン株の主な症状についてみてみましょう。
オミクロン株の主な症状は、
- 鼻水
- 頭痛
- 倦怠感
- くしゃみ
- のどの痛み
だそうです。
これは、これまでの新型コロナの症状としてあげられた、
- 咳、息切れ、息苦しさ
- 発熱、寒気
- 筋肉痛、関節痛
- 嘔吐、下痢
- 嗅覚異常、味覚異常
といった症状が、あまり見られないそうです。
まるで風邪なのでは?と思ってしまいそうですね。
オミクロン株の4つの特徴
では、症状以外のオミクロン株の特徴について見ていきましょう。
オミクロン株には大きく4つの特徴があるそうです。
1.肺炎の症状が少ない
これまでの新型コロナウイルスは、症状が軽症(時には無症状)でも検査をすると肺炎を起こしている患者が大勢いました。オミクロン株では症状がかなりひどい場合でも、肺炎を起こしていることはほとんどいないそうです。
2.症状が風邪に似ている
オミクロン株に感染した人の症状の多くは、喉(咽頭痛、イガイガ感)と鼻(鼻水、鼻づまり)が主な症状。これまでは嗅覚障害・味覚障害がこそが新型コロナウイルスの特徴とも言われてきましたが、オミクロン株においては、嗅覚障害・味覚障害がほとんど見られないようです。
3.潜伏期間が短い
これまでの新型コロナウイルスの潜伏期間は、だいたい4~5日と言われていました。それに対しオミクロン株は感染から2~3日で発症と、感染から発症までの期間が短いようです。
4.回復がわりと早い
これまでの新型コロナウイルスに比べ、症状も軽いせいか、回復までのスピードも早いようです。
風邪の症状によく似ている?
上記の症状や特徴を見る限り、これまでの新型コロナウイルスの症状にあまり該当しないイメージがあり、むしろ風邪に近いと感じてしまいます。
オミクロン株はインフルエンザに近いともいわれているようですが、インフルエンザは高熱や関節痛、極度のだるさを伴うことが多いと思いますが、それとも少し違うような。
ただ、これから春に向けて、花粉症の症状とも似ているために、オミクロン株に感染したのか、花粉症の影響7日が見分けにくくなるのではないかと思われます。
それと症状が軽いからと高をくくらず、これまで通りきちんと感染対策を続けてください。風邪かなと思っても、PCR検査を受けることをおすすめします。
潜伏期間はどれくらい?
オミクロン株の特徴でも紹介したとおり、潜伏期間はこれまでのタイプに比べ短く、感染して2~3日で発症との例が多いようです。
感染から発症までの期間が短いと、その間の外出機会も減りますので、本来なら感染者数も急激に増えにくいはずなのですが、これほどまでに一気に広がった理由としては、次のようなことが考えられるのではないかと思います。
それだけ感染力が強いということ、症状が軽症なため風邪気味程度と捉え出かけてしまったこと、また、年末時期でもあり、外出機会が増えたことなどです。
オミクロン株は重症化するのか?回復までの期間はどれくらい?
オミクロン株に感染した患者のうち、無症状や軽症が90%を占めており、重症化したり酸素ボンベを必要とする肺炎になる人は少ないようです。
オミクロン株はこれまでの新型コロナウイルス同様、空気感染はしないものの、エアロゾル感染が主な感染経路となっているようなので、引き続きマスクと部屋の換気には十分に注意をしましょう。
回復の目処に関しては、ワクチン接種者においては、発症日から10日経過以降、ウイルスの排出の可能性は低いとされています。そのため、発症日・検体採取日から10日が経過した場合は、オミクロン株で入院していた場合も退院が可能となるそうです。
やはり、ワクチンは摂取しておいたほうが、重症化しないようです。
なので、ワクチン接種を2回終えた方も、3回目の摂取をすることで、みんなで協力して感染予防を強化し、早くこの状況から脱することができるよう、協力していきましょう。
まとめ
11月の半ばから12月の初旬ころは、全国の1日の新規コロナ感染者も100人を切る日も増え、やっとコロナも収束するのかなと期待したですが、それもつかの間に過ぎず、一気にオミクロン株なるものが現れて、再び1日に8000人を超えるまでに増えてしまいました。
幸いなことにオミクロン株はあまり重症化しないということが救いかと思いますが、だからと言って油断をするとまた新たな変異株が発生し、私達を脅威に陥れる可能性にさらされていることには変わりありません。
ここまで我慢してやってきたわけですから、後もう一息、みんなで協力して乗り切りましょう。