50代で住宅ローンを利用してマイホームを購入するリスクとは?新築と中古の違い

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マイホームの購入は、どの年代が多いと思いますか?

令和2年度の住宅市場動向調査の結果によると、一次取得者の平均年齢は、

  • 注文住宅:38.9歳
  • 分譲戸建住宅:37.4歳
  • 分譲マンション:39.3歳

と新築の場合は30代が占めています。

これが中古住宅になると40代に変わるのですが、50代は二次取得、つまり2回目の購入になると多くなります。

50代で初めてのマイホーム、少しの可能性も残っていないのかどうか、勝手に検証してみたいと思います。

50代のフラット35

住宅ローンと言えば「フラット35」がイメージされますが、仮にフラット35でマイホーム資金を調達したい場合、50代でも申し込みは可能です。

ただし80歳が完済時の年齢の上限のため、どうしても返済期間に余裕がありません。

80歳まで住宅ローンを組めたとしても収入は?

そんな不安が頭をよぎるはずです。

そもそも完済時の年齢まで収入の目途が立っていなければ審査に通らない可能性もあります。

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繰り上げ返済を駆使

住宅ローンを早く完済するには、繰り上げ返済を活用します。

繰り上げ返済によって、

  • 返済期間を短縮
  • 毎月の返済額を減額

という恩恵が生まれますが、やはり返済金額に過度な負担がなければ、返済期間を短縮したいところです。

リバースモーゲージの検討

55歳から利用できる融資のひとつであり、自宅を担保に貸し付けてもらうというしくみです。

シニア向けなので、その年代になれば検討する価値はあるかも。

リバースモーゲージは自宅の評価額が融資範囲となり、その範囲内で融資をうけるしくみですが、返済は利息のみという点がメリットです。

完済方法としては、

  • 契約者の死亡で一括返済(というしくみ)
  • 担保である自宅を売却
  • 自己資金で返済

がありますが、利用する年齢層からすると、契約者死亡によって一括返済というパターンが多いかもしれません。

そうなると相続で揉めることはないかも?

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リレーローンは使いたくない

これは個人的にはイヤですね・・・。

リレーローンなんて言葉の響きは良いですが、要するに「我が子に債務を任せる」ということと同じです。

つまり親から子へ返済をリレーするというものになります。

これはダメだ。

ペアローンも遠慮

ペアローンも遠慮したいですね。

つまり親子共同でローンを返済しましょうというものです。

そんな話に乗ってくる子どもはいないでしょ。

高額な住宅でなければ良い

はっきり言えば融資の金額が少なければ、返済期間を短くすることができます。

つまり新築は安くまとめろって話し。

新築がどうしても無理というのなら、中古住宅という方法もあります。

とにかく50歳を過ぎて住宅ローンを利用するのなら、できれば20年以内で完済を目指したいところです。

まとめ

「50代で住宅ローンを利用してマイホームを購入するリスクとは?新築と中古の違い」というテーマで、少し遅いマイホームの入手について検証してみました。

住宅ローンの融資は、なるべく少なくすることが肝心です。

そうすると格安の新築物件か手ごろな中古住宅と、選択肢は少ないかもしれませんが、身を潰すよりはマシではないでしょうか。

50歳を超えてのマイホーム、可能性はゼロではありません。

参考

~令和2年度住宅市場動向調査の結果をとりまとめ~ – 国土交通省

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