69歳の免許更新の場合ゴールド免許の有効期間はいつまで?高齢者講習や認知機能検査は何歳から?

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70歳を境に自動車運転免許証の更新方法が変わります。69歳で免許更新をする場合、ゴールド免許の有効期間はいつまでになるのでしょうか。また、高齢者講習や認知機能検査は、どのタイミングから必要になるのでしょうか。ゴールド免許の有効期間や、70歳以上の免許更新の注意点について説明します。

69歳の免許更新 ゴールド免許の有効期間は?

ゴールド免許とは、5年間無事故・無違反の方に交付される金色の帯の入った運転免許証のことで、その有効期間は5年間です。

ただし、ゴールド免許の有効期間については、70歳からは少し注意が必要です。

現在69歳で、70歳の誕生日が更新日の場合、有効期間は5年ですが、現在70歳で71歳の誕生日が更新日の場合、有効期間は4年に、そして現在71歳以上の場合は有効期間は3年となります。

つまり、現在68歳で69歳の誕生日が更新日の場合は、有効期間が5年間なので、次の免許更新は74歳の誕生日になります。

現在69歳で70歳の誕生日が更新日の場合も、有効期間が5年間なので、次の免許更新は75歳の誕生日ということになります

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70歳以上の免許更新の注意点

現在69歳で、70歳の誕生日が更新日の場合は、更新手続きの前に「高齢者講習」を受ける必要があります。

そして、75歳の更新からは、判断力・記憶力を検査する「認知機能検査」も受けることになります。

また一定の違反行為があった場合は、「運転技能検査」も受ける必要がでてきますので、ご注意ください。

高齢者講習とは

高齢者講習とは、70歳以上の方が免許を更新するときに必要な講習のことです。更新手続きの前に受講します。

高齢者講習は誕生日の5ヵ月前から誕生日の1ヵ月後まで受講することが可能です。運転免許試験場や自動車教習所などで受講できます。

講習内容は、座学・運転適性検査・運転講習などで構成され、所要時間2時間程度です。

これは試験ではなく、講習です。講習を受けた後に「高齢者講習終了証明書」が交付交付されます。この証明書が更新の際に必要となります。

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認知機能検査とは

認知機能検査とは、認知症の疑いがないか、記憶力・判断力などをテストするものです。免許更新期間の満了日が75歳以上の方は、高齢者講習を受講する前に受けることになります。

検査項目は、時間の見当識・手がかり再生という2つの項目があり、現在の年月日を答えたり、16種類の絵を記憶して何が描かれていたかを答えるといったものです。

認知機能検査の結果、「認知症のおそれなし」と判定された場合は高齢者講習の手続きに進みます。

「認知症のおそれあり」と判定された場合は、臨時適性検査の受検、または医師の診断書の提出が必要となります。そこで認知症でないと証明できれば、高齢者講習の手続きへ進めます。

しかし、認知症と診断された場合は、運転免許の停止または取り消しの対象となります。

運転技能検査とは

運転技能検査とは、75歳以上のドライバーが「一定の違反」をした場合に行われる検査です。

この検査に合格しないと免許の更新ができません。更新期間満了までなら、検査に落ちても何度でも繰り返し受検できます。

運転技能検査の内容は、実際にコース等で普通自動車を運転して行われます。

運転技能検査の対象になる一定の違反歴とは、次のとおりです。

  • 信号無視
  • 通行区分違反
  • 通行帯違反等
  • 速度超過
  • 横断等禁止違反
  • 踏切不停止等・遮断踏切立入り
  • 交差点右左折方法違反等
  • 交差点安全進行義務違反等
  • 横断歩行者等妨害等
  • 安全運転義務違反
  • 携帯電話使用等

まとめ

ゴールド免許の有効期間は5年間ですが、71歳では4年、72歳以上では3年と変化するので、覚えておいてください。

70歳からの免許更新では高齢者講習を受ける必要があり、75歳からは認知機能検査も受ける必要があります。

高齢化と共に、免許証更新手続きの事項も増えていくわけです。

これまでと同じように運転できなくなったなと感じたり、運転に不安を感じた場合は、「免許証返納」という選択肢もあります。

生活で自動車が必要な場合もあるでしょうが、高齢者の事故や、逆走などのニュースも絶えません。事故を起こしてしまってからでは、取り返しがつかなくなります。

多少なりとも不安を感じたら、運転免許センターなどにある「運転適性相談窓口」や医師に相談してみることをおすすめします。

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