80年代シティポップが大流行!海外の反応とおすすめのアーティスト

海外からも評価大。日本の80年代シティポップがいま再び大流行中! シティポップが生まれた背景や代表的なアーティストやシティポップの名曲などもご紹介します。

シティポップとは?

いまシティポップが再評価されています。

シティ・ポップとは、1970年代の後半から1980年代にかけ日本でリリースされたニューミュージックやポップスです。

シティポップは洋楽(特にアメリカ)からの影響が色濃く、センスあふれたアレンジと都会的な雰囲気に包まれたちょっぴり大人な雰囲気を持っています。

1970年代の後半から1980年代というと、日本は高度成長期も成熟し、バブルの兆候が見え、国民の生活レベルがどんどん充実してきたころ。

海外からのファッションや音楽などのカルチャーを自分たちのものとして吸収し、独自の解釈で世界に発信できるほどの完成度も見せ評価されるようになりました。

生活にもゆとりが生まれ心の余裕も生まれた日本では、都会で洗練された生活をおくる人も増え、そんな際にライトで耳に心地よくオシャレなコード展開を持つ上質なシティポップは都市の音楽として最高にマッチしたものでした。

シティポップは都市の風景画的な一歩引いた感があり、自己の主張よりも自分さえもが、その都市の一分と化すような空気感をまとっています。

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シティポップを作り出したミュージシャンたち

ではこのシティポップを生み出したミュージシャンとは、いったい誰のことなのでしょう。

源流となるのは日本語ロックの先駆者的存在であるバンドのはっぴいえんどがまず挙げられるでしょう。

1969年から1972年とわずか3年あまりの活動でありながら、はっぴいえんど解散後の細野晴臣、大瀧詠一、松本隆、鈴木茂の4人のメンバーは、その後も日本のポップミュージックに多大な影響を与え続けます。

また、はっぴいえんどのメンバーと関係の深いミュージシャンたちこそが、後のシティポップという高度なポップミュージックを賑わせていきます。

山下達郎や大貫妙子が在籍したシュガー・ベイブ、吉田美奈子、荒井由実、竹内まりや、南佳孝など、シティポップの基盤を作り上げたとされるミュージシャンたちは、いずれもはっぴいえんどのメンバーとなんかしらの関係を持っています。

シティポップの特徴

シティポップの主要アーティストは、ほとんどが東京を拠点に活動していました。そうした言葉に表せないまさに都市(シティ)ならではのリアルな空気感をまとった音楽でした。

華やいだ街並みと裏腹にセンチメンタルな気分に陥ることもあったりなど、どこかアンニュイな気持ちさえも含んだ都市生活のスケッチといった趣もあります。

シティポップは音楽的にも高度なものが多く、ストリングスやホーン、パーカッション、コーラスなどが多用されています。

ギターのカッティングとグルービーなベースラインから、自然と体が動くような軽快な横ノリのダンサブルな曲やメローな曲が多いのも特徴的です。

こうしたシティポップは、演奏するにも作曲やアレンジするにも、高度な知識や技術が必要となってきます。

当時、シティポップの曲調が人気を得ていくと、当然歌謡曲にもシティポップ調の曲は流れていき、こうしたポップスのための職業作詞家や作曲家、スタジオミュージシャンという職業も生まれました。

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80年代シティポップの名曲

いわゆる楽曲としてのシティポップを決定づけたのは、1975年に発表された山下達郎、大貫妙子が在籍したシュガー・ベイブのアルバム『SONGS』でしょうね。このアルバムは必聴です。

また、1981年の大瀧詠一のアルバム『A LONG VACATION』、山下達郎の『FOR YOU』(1982年)もシティポップの名盤として外せない代表的なものです。

ここで80年代シティポップの名曲をいくつかご紹介します。

シティポップに興味を持ち始めた方は、上記のアルバムに加え、次の曲などから聴いてみてください。一部、70年代の作品も含まれています。

PLASTIC LOVE / 竹内まりや
都会 / 大貫妙子
Stay With Me / 松原みき
Merry-Go-Round / 山下達郎
Telephone Number / 大橋純子
中央フリーウェイ /荒井由実
Wave / 山根麻衣
モンロー・ウォーク / 南佳孝

シティポップ 海外の反応

このシティポップ再評価の流れは、海外の反応からの逆輸入的な部分が大きいかと思われます。

というのも当時のシティポップは海外には輸出されておらず、日本国内のみで話題になるばかりでした。

それがYouTubeの普及とともに、海外の人たちにもシティポップを聴く機会が増え、そこからこの時代のシティポップに興味を持ち始めた人がどんどんと増えていきました。

もちろん細野晴臣や坂本龍一といった世界で活躍するミュージシャンの系譜をたどり、作品に関わるミュージシャンたちから相関図が見え、それをたどるという宝探し的な要素も含まれていたかもしれませんね。

分かればわかるほど面白くなるのが、趣味にハマる基本ですから。

そのせいもあって、当時の日本版のシティポップのレコードが海外の人にも人気で、プレミア価格で取引されるまでになっています。

また今の若いミュージシャンからも当時のシティポップはとても新しい音楽に聞こえるところもあってか、当時のシティポップにインスパイヤされたアーティストも数多く表れています。

80年代にシティポップを作り上げてきたミュージシャンの多くは、今も現役で活動され作品リリースも続けられています。

当時海外からは全く身視されていた作品が、ここにきて評価されたり、若いミュージシャンたちから多大なリスペクトを受けるというのも、なんだか不思議な気持ちと共に嬉しく感じていることでしょうね。

まとめ

シティポップはゆったりとしたリズムとメロディに日本語がのり、リゾート地や熱い太陽、または都会の夜景、オシャレな車の中やオープンカーといった、そういったものを想起させる雰囲気を持っています。

バブルが崩壊し、どこか暗い雰囲気が漂う日本。そこへ来た新型コロナによる閉塞感。そんな今の状況とちょうど真反対に位置するのが、シティポップが生まれた時代です。

ゆったりとした心地よいシャツを着て、風通しの良いゆったりとした暮らしでもってゆるりと生きていきたい。

そんな願望がシティポップを求める気持ちと正にシンクロしているのかもしれません。

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