IDとパスワードを管理するツールの選び方のカギはデータを全て印刷できる機能
ネットの普及にともなって、管理が煩わしいのは、IDとパスワードです。
もはや現代ではIDもパスワードも、サービスアカウントやマイページにおける個人情報のひとつとも言えます。
ブラウザにはIDとパスワードを記憶させる機能があり、Googleでも保存(Googleパスワードマネージャー)が可能ですが、何となく情報流出を心配です。
しかし、流出ばかりを心配するとキリがありません。
第三者が運営するサービスに依存している限りは、自分自身で流出しないためのコントロールができないからです。
それよりもIDとパスワードを、
- 忘れないこと
- 引き継げること
に集中した方が得策です。
もくじ
パスワード管理ツール選定のキモ
世の中にはIDとパスワードを管理する方法や媒体はたくさんあります。
- 紙
- パスワード管理ツールまたはアプリ
- ブラウザ
- Googleパスワードマネージャー
ところが個人が持つIDとパスワードって、知らず知らずのうちにどんどん増えていきます。
数個程度と思っていたら数百個だったというケースも。
ともかく管理する数が膨れ上がるので、無制限に保管できるツールが望ましいです。
その他、望ましいのは、
- 無料、あるいは年間数千円規模のコスト
- マスターパスワード付き
- データエクスポート・インポート機能
- 全データ印刷機能
になります。
特に印刷して紙に保存できるのは欲しいところです。
その理由は、これからお話します。
紙に印刷するメリット
IDとパスワードを、なぜ保管するのか?
これは、本人が忘れないためであるとともに、万一、本人が他界してしまったときのために、遺族に引き継いでもらうこともあるからです。
ゆえに紙に印刷してる方が、遺族はわかりやすくなります。
マスターパスワードをかけていたら、そのマスターパスワードも、わかるようにしておかなければ、実際に代行などができませんからね。
金融系はともかく、通販やSNSのIDとパスワードは、イタズラや乗っ取りを防ぐためにも、遺族に代わって削除するなり必要です。
アカウント情報を、本人から遺族の誰かに書き換えて運用を引き継ぐ場合でも、紙に保存されていた方が分かりやすいです。
数十個以上のIDとパスワードがあるのなら、万一に備えて、印刷しておくことをオススメします。
IDとパスワードの棚卸
増えていくIDとパスワードは、定期的に棚卸が管理をしやすくするコツです。
ここで言う棚卸とは、利用しなくなったサービスのIDとパスワードを削除して、整理整頓しておくことをを言います。
言い換えるとIDとパスワードの断捨離です。
これをやらないと混乱の基になります。
まとめ
IDとパスワードを管理するツールの選び方のカギはデータを全て印刷できる機能にあります。
万一、管理していた本人が亡くなってしまった場合、紙で保管していることを共有していれば、遺族がサービスの継続や中止を代行できるからです。
言うなればパソコンやスマホのIDとパスワードも同様です。
課金が止まらない、なんと最悪ですよ。
遺族であっても本人の個人情報は保護対象であるとして、企業は簡単に情報を提供しません。
ゆえに、引き継ぐためにも、IDとパスワードは信頼できる人と共有すべきものと得策です。