健康に良いとされる「適量のお酒」なんてない?やはり、お酒は体に悪い飲み物だった…

健康に良いとされる「適量のお酒」だから、なんて言いながら毎日晩酌。でもちょっと待って!お酒は思ってる以上に体に悪い飲み物だとの研究結果が、いまあちこちで発表され、お酒に対する認識が少しずつ変化し始めています。お酒にはどのような問題があるのか、そして今後は今よりもお酒に対する認識が変わっていくであろう、ということについてお伝えします。

健康に良い「適量のお酒」なんてない

その昔から、お酒は少しくらい飲んだほうが健康に良いなどと、言われることは多々ありました。

お酒を飲むと血行が良くなるので、血の巡りが良いことは体にも良いんだよ。だから適量のお酒は、飲まないよりもむしろ健康に良いくらい、といったように。

そう何度も聞かされてきましたし、そういうものだと納得もしていました。

それは自分がお酒を飲むことが好きだから、そう言い聞かせていたのかもしれません。

もともとは、あまりお酒を飲めない体質でした。ビールなども美味しいとは感じず、どちらかというとチューハイの類を好んで飲んでいました。

しかし、大学のコンパや飲み会でお酒を飲む機会は多く、「男なら多少は飲めないとね」なんていった風潮もあったものだから、わりと頑張って飲めない酒も飲むようにしていました。

そうしているうちに、ビールの美味さにも目覚め、ウイスキーやワイン、焼酎と、どんどん酒の美味さを覚えていきました。今では毎日、仕事の後の晩酌を楽しみに、仕事に精を出しているくらい。

しかし心の何処かで、薄々とは感じていました。

やはり、「お酒は体にあまり良くないんじゃないか」と。「健康に良い適量の酒などない」と。

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科学的に証明されたお酒の健康被害

これまでは厚生労働省でさえ、「少量の飲酒をする人のほうが死亡率が低い」と主張していました(健康日本21)。

しかし、これを真っ向から否定する論文が増えています。「お酒は飲むことは、健康を害する」のだと、多くの論文が研究結果を発表しています。

友との良い酒は、ストレスが発散でき、楽しい気分により心を健やかにしてくれます。そして友情も育まれ、その機会は人生に彩りを与えてくれます。

そうした良い面はあるものの、こと健康面に関しては、やはり飲酒は体に良くありません。

もしも上に挙げた飲酒の良い面を、アルコールではない他のものに置き換えられるなら、それに越したことはないでしょう。

お酒ではないとこれらが満たされないかというと、絶対にそうとは言い切れませんからね。

体に悪い物は他にもあるからという言い訳

でも、「お酒以外にも、体に悪い物ってたくさんあるよね」といった意見も聞こえてきそうです。

タバコはもちろん、その代表でしょう。ただしタバコはすでに、販売元さえも健康被害を認め、その上で「吸いすぎにご注意」と注意書きを表記したうえで販売しています。

以来、以前は吸っていたけれど、タバコは体に悪いのでやめた、という人はたくさんいます。私もその1人です。

スイーツだって体に良くありません。精製された白い砂糖は「白い悪魔」などと呼ばれています。甘い清涼飲料水だって同じです。

糖の摂り過ぎがいかに悪いかは、健康意識の高い人なら気にするものの、大抵の人は甘いものが大好物なので、日常的に口にしています。

精製された小麦粉で作られたパンやパスタだって体に悪いですし、食品添加物や保存料がたくさん入ったお菓子や食品なども、毎日たくさん食べています。

野菜や果物だって農薬が付着していたり、魚や貝だって汚染された海の中の餌を食べて育っているから内蔵などは食べない方が良いです。

家畜の飼料はどうたらだだとか、挙げ始めたらキリがありません。

しかし、これらの食品とは異なり、お酒は嗜好品です。

別に摂取しなくとも、生きていけるものです。

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震撼させられる、昨今のお酒の悪影響

最近の研究でわかったことに「1日1杯でもお酒を飲む人の脳は、時間とともに脳全体のサイズがどんどんと小さくなる」という研究結果があります。

脳が萎縮するということは、対個人比で「頭がどんどん悪くなっていく」ということです。そう言われてみると、頭や記憶が以前よりも悪くなっている気もします。

これまでの「節度ある適度な飲酒量」で示されていた、1日にビール500ml、日本酒1合程度ならOKというものも、根底から崩れ落ちていきます。

更に、1日1杯のアルコールが女性の乳がんリスク上昇させるといった発表もありました。

それ以外でも、アルコールが引き起こす異常行動などにより起こる死亡事故や社会的損失は、スイーツやジャンクフードが引き起こす比ではないことは、誰もが認めるでしょう。

今では嫌悪対象の的とされているタバコですら、飲酒ほど人生を混乱に招く要因にはなりません。

まとめ

近い将来、お酒にも健康被害に対する注意喚起が記されるようになるでしょうね。

アルコール産業により得ている国の経済的恩恵を考えると、一気に「お酒は悪いのもの」と定義するのは難しいでしょうけれど。

そんな日本は海外と比べて、アルコール飲料のCMが驚くほど多いそうです。

海外では多少なりともアルコールに対するマイナスイメージがあり、イメージを大切にする俳優などはお酒のCMにまず出演しないそうです。

ところが日本では、美味しそうに美男美女の俳優たちがお酒を飲むCMが本当に多いです。まるで、それを見続けた子どもたちが、将来酒豪になるのを望んでいるかのように…。

体に良いことだけを考えて味気ない人生を送るのも、どうかとも思います。ただ長生きできればいい。というものでもありませんので。

しかし、コロナ禍によるリモートワークで、飲酒量が増えた人も多いようですし、ストロングに代表される格安チューハイが脳に与えるダメージの大きさについても、問題視されるようなニュースを見かけるようになってきました。

やはり個人はもとより国をあげて、お酒との付き合い方を、そろそろ見直す時期に来ているように思います。

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