オーストラリアの世界遺産で有名なエアーズロックやグレート・バリア・リーフなどをご紹介

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オーストラリアには、美しいサンゴ礁群などの自然遺産からアボリジニの遺跡などの文化遺産まで、20か所がユネスコの世界遺産に登録されています。そこで、オーストラリアの世界遺産一覧と、エアーズロック、グレート・バリア・リーフ、タスマニア原生地域など、特に有名な世界遺産を紹介していきたいと思います。

オーストラリア世界遺産一覧

まずは、こちらがオーストラリアの世界遺産の一覧になります。

  • カカドゥ国立公園
  • グレート・バリア・リーフ
  • ウィランドラ湖群地域
  • タスマニア原生地域
  • ロード・ハウ諸島
  • オーストラリアのゴンドワナ雨林
  • ウルル-カタ・ジュタ国立公園
  • クインズランドの湿潤熱帯地域
  • 西オーストラリアのシャーク湾
  • フレーザー島
  • オーストラリアの哺乳類化石地域(リヴァーズレー/ナラコーテ)
  • ハード島とマクドナルド諸島
  • マッコーリー島
  • グレーター・ブルー・マウンテンズ地域
  • パーヌルル国立公園
  • 王立展示館とカールトン庭園
  • シドニー・オペラハウス
  • オーストラリア囚人遺跡群
  • ニンガルー・コースト
  • ブジ・ビムの文化的景観

ずいぶんとたくさん世界遺産に登録されていますよね。見どころが多くて、1週間程度では全てを見るのは難しそうです。

広大な土地に自然がたっぷりのオーストラリア、海に囲まれた国だけに、海や島に関する世界遺産も多いようです。

オーストラリアの世界遺産の中から、いくつかもう少し詳しく見ていきましょう。

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ウルル-カタ・ジュタ国立公園

「ウルル-カタ・ジュタ国立公園」は、オーストラリア大陸のちょうど中心付近に位置する国立公園で、アボリジニの聖地でもあります。

「ウルル」は、そうあの「エアーズロック」とも呼ばれている世界で2番目に大きい一枚岩のことで、高さは340メートル、周囲は9.4キロメートルもあります。地上に出ている部分は全体の一割で、残りの9割は地中にあるといわれています。

「カタ・ジュダ国立公園」は、ウルルから約30キロのところにある大岩群で、最も大きな岩は標高546メートルにもなります。

ウルルに行くには意外と大変で、一番近いエアーズロック=コネラン空港は、日本からの直行便がありません。なので、ケアンズ・シドニー・メルボルンなどから国内線を乗り継ぐ必要があります。

時間に余裕があれば、アリススプリングスからレンタカーやバスなどを利用して、陸路で向かうことも可能です。

グレート・バリア・リーフ

グレート・バリア・リーフも有名ですよね。このグレート・バリア・リーフはオーストラリアの北東にある、世界最大の珊瑚礁地帯で、サンゴ礁としては世界で初めて世界自然遺産に登録されました。

全長は2,300キロメートルでオーストラリア大陸の縦幅のおよそ3分の2にあたり、面積は約35万平方キロメートルに及びます。これは日本列島の面積とほぼ同じとなるわけですから、いかに大きいかがわかりますね。

グレート・バリア・リーフには、400種以上のサンゴや1500種の魚類、215種の鳥類が確認されています。クジラやイルカ、ジュゴン、ウミガメなども生息しています。

グレート・バリア・リーフには約900の島があり、「ケアンズの宝石」とも呼ばれる「グリーン島」、ハート形のサンゴ礁が有名なハミルトン島があります。また、高級リゾートのヘイマン島などがある「ウィットサンデー諸島」や2万羽超の海鳥が生息する「ミコマスケイ」などもあります。

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ニンガルー・コースト

ニンガルー・コーストは、西オーストラリア州の町、ニンガルーの海岸にあり、「ニンガルー海洋公園」と「ケープレンジ国立公園」を合わせた約6000平方キロメートルの広大なエリアを指します。

ニンガルー・コーストはジンベイザメやウミガメ、ジュゴン、マンタなどの生息地で、これらの魅力的な海の生き物と泳ぐことができるのでダイバーにもとても人気のあるスポットです。

ジンベイザメと一緒に泳ぐチャンスは4~8月に、そして5~8月はマンタの群れ、6~11月には遊泳するザトウクジラに出会えるチャンスがあります。

ニンガルーコーストの拠点となる「エクスマウス」の町は、エクスマウス空港から約35キロ、パースから国内便が運行しています。

タスマニア原生地域

タスマニア原生地域は、オーストラリア大陸の南に浮かぶタスマニア島にあります。タスマニア島は、太古の昔はオーストラリア大陸と陸続きでしたが、海面上昇により分断されました。そのため、多種多様な動植物が当時のままの姿で残っているのが特徴的です。

タスマニア原生地域の洞窟には古代人類の生活していた跡が残っていることと、太古の面影を残す動植物が残存することから、複合遺産として世界遺産に登録されています。

タスマニア原生林には、タスマニアンデビルやワラビー、オポッサム、ウォンバットなどのかわいい動物が多く生息しています。ウォーキング途中にも、これらの可愛い動物に出会える可能性があります。

タスマニア原生地域の拠点は、「ホバート」か「ローンセストン」になりますが、日本からの直行便はなく、メルボルン・シドニー・ブリスベン・ゴールドコーストなどから国内便を乗り継ぐことになります。

ホバート・ローンセストンからタスマニア原生地域に行くには、ツアーかレンタカーを利用されることをおすすめします。

カカドゥ国立公園

カカドゥ国立公園は、オーストラリア北部の都市ダーウィンから東へ約250キロメートルの場所にあり、総面積は四国4県を合わせた面積とほぼ等しい約2万平方キロメートルほどの広大な公園です。

カカドゥ国立公園は、1600種類の植物や200種類以上の鳥類、クロコダイル、ワラビーなど、数多くの動植物が生息しています。この豊かな自然と先住民文化とが評価され、オーストリア初のユネスコの世界複合遺産に指定されました。

カカドゥ国立公園は先住民アボリジニの聖地で、ノーランジーロックやウビルロックなど約3000か所に、「X線描法」という手法で描かれたアボリジニ独特の壁画が残されています。

カカドゥ国立公園への行き方としては、入口までダーウィンから車で約3時間の距離ですが、公共交通機関はないのでツアーかレンタカーを利用することになります。

また、日本からダーウィン国際空港への直行便はありません。ブリスベンやケアンズなどから国内便を乗り継いで行くことになります。

まとめ

日本の約20倍の面積を持つ 広大な国オーストラリア。同じ海に囲まれた島国であったり、緯度が南北で異なりますが、同じ緯度にあるので、実は日本と似たような魚が生息しているそうですよ。

そのため、わりとオーストラリアでは美味しいお寿司を食べることもでき、オーストラリア人の間でも寿司はわりとポピュラーなのだと友人が言っていました。

今回は、エアーズロックやグレート・バリア・リーフなど、特に有名な世界遺産について紹介しましたが、オーストラリアには他にも「シドニー・オペラハウス」や「オーストラリアの囚人遺跡群」などの文化遺産や、「フレーザー島」や「パーヌルル国立公園」 などの自然遺産など、有名な世界遺産がまだまだたくさんあります。

日本国内でも見きれないくらいですから、その国土が20倍もあるオーストラリア、2度や3度訪れ得ただけでは、なかなか制覇できそうもありませんね。

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