自動車保険の車両保険は新車だと高い理由!そもそも車両保険ってどんな補償?
初めての自動車免許も感動ものですが、初めてのマイカーも感動ものです。
若者の車離れが加速しているようですが、地方では若い人も通勤のために自動車が必要ということは珍しいことではありません。
18歳になっている高校3年生が冬休みや卒業後に自動車学校に通うのは、もはや地方では当たり前です。
自動車の運転では保険が欠かせませんが、任意保険の中身を知って契約している人が、はたしてどれほどいるのか?
今回は自動車保険の中でも車両保険の部分にフォーカスして見たいと思います。
もくじ
自動車保険の概要
簡単に説明すると、契約すれば自動車事故をカバーするための補償が得られるものです。
補償の対象となるのは、
- 相手
- 自分
- (自分の)自動車
です。
自動車事故では、自分にも被害が及びますが、他人や他人の持ち物を巻き込んでしまうので、損害賠償責任が生じます。
個人の資産では到底対応できない金額が発生する可能性が高いので、保険で賄おうというのが自動車保険の考え方です。
車両保険とは何か
車両保険とは、自分の自動車に対する補償になります。
保険会社によって内容は異なりますが、一般的には、
- 衝突
- 火災・爆発
- 台風・洪水・高潮
- 盗難
- 自損事故
- 当て逃げ
に対して補償されます。
これより少し補償範囲の狭い「車対車+A」などと表現される補償を限定したプランもあります。
新車の場合は最初の1.2年はフルカバーである一般の車両保険が安心かもしれないですね。
中古車などは程度にもよりますが、「車対車+A」もしくは補償無しでも構わないかもしれません。
「車対車+A」について、自損事故と当て逃げについては補償外です。
車両保険は必要か?
車両保険は必要かどうかという議論もあります。
車両保険は、契約する際に必須ではなく任意のため、必要ないと判断したら外すことが可能です。
保険会社は「良かれと思って」しれっとプランに組み込んでいますが、車両保険なしにすると、当然、保険料は安くなります。
人や物に対しての補償は、しっかりと整えておくことが望ましいですが、車両保険については業務での使用じゃない限りは、外しても良いのではないかというのが個人的な意見です。
30年近く運転していますが、一度たりとも、車両保険の世話になったことが無いからです(汗)
再度、車両保険の補償範囲を見てみると、
- 衝突
- 火災・爆発
- 台風・洪水・高潮
- 盗難
- 自損事故
- 当て逃げ
全部、運に左右することばかりです。
仮にですよ、上記のいずれかで自動車にキズ付いたとしましょう。
キズの修理ぐらい、預貯金で何とかなります。
浸水した、横転したなどといった一生に一度あるかないかの状況のために、保険料を捻出するかは考えどころです。
保険料は安くて太い補償が理想
そんな自動車保険が現実に存在すれば良いですが、まあ、無いです。
保険料を支払った分だけ補償は厚くなります。
新車の保険料が高いのは、新車だけに補償を手厚くしておきたいという心理が、そういう結果にさせてしまう部分が大いにあります。
冷静に考えて契約しましょう。
車両保険を外すと保険料は安くなります。
まとめ
自動車保険の車両保険、悩みますよね。
外しても良いとは思いますが、あくまでも最終的な判断は契約者です。
まあ、安いとうたっている自動車保険は、車両保険が外してあるっていうカラクリもあったりしますので、その程度だと考えてもよいのかも。