新型コロナウイルスの新たな変異株「ピロラ」が拡大中!日本でもピロラが初確認 症状や対策について

新たな新型コロナウイルスの変異株「ピロラ」が、いま世界中で拡大中とのことです。日本でも先日、ピロラが初確認されました。現在は感染者の数が正確に把握できない状況にあるため、日本でのピロラの感染者数は相当数いることが予測されます。ピロラの症状や対策、最近の新型コロナの感染状況についてもお伝えします。

変異株「ピロラ」が拡大中

8月ころからヨーロッパで、新型コロナウイルスの新たな変異株「ピロラ」が拡大しているというニュースがありました。

このピロラは正式名称「BA.2.86」というのもので、これまでのウイルスから大きく変異しているため、ワクチンがあまり効かず、そのためコロナ感染者が再び増加している原因となっているのではないかと言われています。

ピロラはオミクロン株の新たな変異種で、ウイルスの表面にある突起状のスパイクタンパクが30以上もあるため、これまでのものよりも感染リスクが高い恐れがあるとされています。

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日本でもピロラが初確認

2023年9月8日現在で、ピロラは13の国で67件ほど検出されています。

なかでも南アフリカが最多で16株ほど。そして、日本でも1株ほど確認されています。

これらの数値はあくまでも発見されている数なので、実際は何倍もの感染者がすでにいることが想定されます。

また、最近の感染拡大はこの新たな変異株ピロラが影響しているのではないかとも考えられます。

ピロラの症状と対処策について

ピロラの症状はオミクロン株が出始めた初期の頃の症状ともよく似ていると言われているようです。

激しい喉の痛み、そして味覚障害や嗅覚障害といったものです。

新型コロナが5類に変わり、最近では電車の中や街なかでもマスクをしていない人がかなり多い状態です。

自身の免疫力が弱っている、疲れてる、と感じている場合は、人の多い場所ではマスクを着用したり、外出を控えるなど、個々で感染対策を行うようにしてください。

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最近の新型コロナ感染者数の推移

2023年5月から「5類感染症」に変わり、マスクの義務や行動の自粛が解かれたことから、いま再び感染者が増加して「第9波」が起きている状況にあります。

メディア等でも新型コロナ関連のニュースが減っていますが、実際は感染者数は毎週増加しています。

特に第9波は子どもの重症化が目立ち、新型コロナによる学級閉鎖も8/25の段階では全国で11クラスだった数が、9/8時点では515クラスにまで増加しています。

また、この時期にしては異例なほどインフルエンザの患者数も増加していますので、新型コロナとインフルエンザを併せて感染対策を行う必要があります。

新型コロナウイルス感染症対策でできること

5類に変わる前のように、感染しても自治体による受診や入院先の手配ができなくなっており、そのため収容する病院も足りなくなってきています。

これは、新型コロナに感染した場合、自分の力で医療機関を探すだけでなく、医療費の負担も大きくなっているということです。

ニュースで報道されないから症状が軽いというわけではなく、ピロラに関してはむしろ強めの傾向にあるようです。

ですから、これまで以上に個人での感染対策を意識する必要があります。

感染対策の基本は、

  • 手洗い・うがいをする
  • マスクの着用
  • 体が弱っている時は外出を控える
  • まめに換気をする

の4つです。

またこのまま感染者数が増加するようであれば、追加のワクチン接種も考える必要があるかもしれません。

新型コロナは1度かかっても免疫ができないので、何度でも感染します。若いから感染しづらいというわけでもありません。

治った後も様々な後遺症に悩まされる人も少なくありませので、極力感染しないように各自で気をつけたいところです。

まとめ

8月ころに新型コロナウイルスの新たな変異株「ピロラ」が拡大しつつあるというニュースがあり、9月に入ってついに日本でもピロラ感染者が確認されました。

ピロラは正式名称「BA.2.86」というのもので、オミクロン株の新たな変異種とされています。ウイルスの表面にあるスパイクタンパクが30以上あるため、これまでのウイルスよりも感染リスクが高いとされています。

そのため、これから日本でもこのピロラに感染する人が増加することが予測されます。

ピロラの症状は初期のオミクロン株と似た、激しい喉の痛みや味覚障害や嗅覚障害といった症状があるようです。

最近の日本国内の新型コロナ感染者数は増加傾向にあり、すでに「第9波」の状態にあると言われていますが、メディア等であまり新型コロナ関連のニュースを発信しないため、多くの人がコロナ感染者が増えていることに気づいていないようです。

特に第9波では子どもの重症化が目立ち、新型コロナによる学級閉鎖が、9/8時点では515クラスにまで増加しています。

新型コロナが5類に変わったからといって、症状が軽くなったわけではなく、むしろピロラに関しては以前のウイルスよりも症状は酷い傾向にあるようです。

感染した場合も、以前のような自治体による受診や入院先の手配がなくなり、収容する病院も不足してきています。自力で医療機関を探すだけでなく、医療費の負担も大きくなっています。

第9波が起きているいま、これまで以上に個人での感染対策を行うようお願いします。

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