晩婚化が進めば少子化も進む?アラフォーでの初子は想像以上に体力面でツライ状況に!
なんとなくですが、初めての出産を迎える人の年齢が高くなっている気がしたので、ちょっとだけ調べてみました。
厚生労働省のデータですが、令和3年の平均初婚年齢が、夫31.0歳、妻29.5歳であり、第1子出産の平均年齢は30.9歳です。
出典:令和3年(2021)人口動態統計月報年計(概数)の概況|厚生労働省
そこまで晩婚化が進んでいるとは思いませんが、この20年ほどで3歳ぐらい上昇しています。
あくまでも初婚の平均はアラサーですが、平均という言葉に惑わされるないようにしなければなりません。
そこで今回は、初婚の平均年齢より上になってから結婚し、第一子を授かった場合の現実について書いてみたいと思います。
もくじ
アラフォー・アラフィフ子育てあるある
結婚した時は30代だったとしても、第一子誕生まで時間がかかる夫婦、あえて夫婦の時間を過ごす期間を設けた夫婦もいるでしょうし、10歳以上の年齢差のある夫婦も珍しくなくなっています。
もしアラフォーやアラフィフで子を授かったら、どういったことが考えられるでしょうか。
もちろんケースバイケースで、これといった断定は出来ませんが、傾向として言えるのは、
- 体力面で辛さを感じやすい
- 子どもの成長と老後の不安が同時進行
- おじいちゃん(おばあちゃん)ですかと問われる
- ヤングケアラーにさせるリスク
- 孫の顔が見れるかどうか
- 定年後の教育費の負担
など、けっこういろいろとあります。
ママパパネットワーク外れ
保育園、小学校と何かとママパパネットワークが働く世界に、どうしても足を突っ込まねばなりません。
20代、30代の若いママパパを見ると、どうしても「浮いているのでは」と考えがちになります。
よそ様の子どもから「〇〇ちゃん(〇〇くん)のじいじ?ばあば?」なんて聞かれることも少なくありません。
そんな時は、申し訳ないなと思ってしまうものだそうです。
ただでさえママ友やパパ友は貴重なのに、世代が違うとなかなかマッチングも難しくなります。
片や30代、片や40代では、なかなか「友」として付き合えないでしょう。
アクティブなお出かけは減る
これも個人差もありますが、年齢が高くなれば「疲れが取れにくくなる」ことは明確です。
若い夫婦だと、キャンプだ、テーマパークだ、長距離ドライブだ、旅行だとアクティブに家族で楽しめますが、これがアラフォー・アラフィフだと、同じようにはできない可能性が・・・。
もともと夫婦ともどもインドアが好きでも、子どもがアウトドア派だと、遊びに連れて行ってくれないとなるわけです。
公園で遊ぶ、散歩というライトなお出かけも、実は子どもが相手だと体力勝負になります。
子どもは無尽蔵のスタミナで遊びまくる、動き回るので、舐めてはいけないのです。
お金と健康がカギ
アラフォー・アラフィフで初子となれば、やはり、親としては責任を全うするには、お金と健康がカギとなります。
年齢的にも収入が最も高くなるとは言えない今の世の中で、仮に大学卒業までの22年間を、どのようなライフプランを描くかが肝心です。
仮に45歳で第一子に恵まれたとすると、会社員であれば15年後に定年を迎えるわけですが、子どもにとっては、そこからが教育費の負担が重くなっていきます。
収入をどう確保するか、大きな問題を抱えるわけです。
さらに子をサポートするだけの健康が保てるか、平穏無事であっても老化は止めることはできません。
不安ばかり考えても仕方がありませんが、リスクに向き合うことで安心を得ることを忘れてはならないと思います。
まとめ
「晩婚化が進めば少子化も進む?アラフォーでの初子は想像以上に体力面でツライ状況に!」というテーマで、晩婚の子育てについて書きました。
晩婚がダメということではなく、定年を迎えても子どもの教育費が必要といったことは避けられません。
さらには自分たちの生活、つまり老後と教育費の両立が求められるわけです。
そうしたリスクにどう対応するか、もっとも肝心な部分となるでしょう。