バリウム検査後の吐き気や便秘など副作用が心配!下剤の使用はおすすめなの?
会社員なら年に一回、定期健診が行われます。
自営業の方で健康意識の高い人の場合は、定期健診で人間ドックを利用することもあります。
一般健康診断の項目においては、安衛則第43条により、
- 既往歴及び業務歴の調査
- 自覚症状及び他覚症状の有無の検査
- 身長、体重、腹囲、視力及び聴力の検査
- 胸部エックス線検査
- 血圧の測定
- 貧血検査(血色素量及び赤血球数)
- 肝機能検査(GOT、GPT、γ-GTP)
- 血中脂質検査(LDLコレステロール、HDLコレステロール、血清トリグリセライド)
- 血糖検査
- 尿検査(尿中の糖及び蛋白の有無の検査)
- 心電図検査
なのですが、なぜか胃のバリウム検査が組み込まれていたりします。
本来はオプションのはずなんですけどね・・・。
何かあるのでしょうか、大人の事情とか。
一部、バリウムなんて体内に入れるもんじゃないという人もいるようですが、苦手な人も多そうです。
初めてバリウム検査を受けるなら、副作用とかバリウムが全部出るかどうか、非常に心配だと思います。
そんなバリウム検査の副作用、検査前や検査後の不安や疑問などを共有しましょう。
もくじ
バリウム検査前日の過ごし方
原則としてバリウム検査の前日21時以降から検査終了までは絶食になります。
病院や検査施設によっては、絶食開始の時間に多少の差はありますが、ともかく腹の減る検査です。
ストレスですよね・・。
水分補給や薬は飲んで良いのかという些細なことまで、気を遣わなければなりません。
大抵の場合、水分補給に関しては「水」ならOKが出ます。
アルコールやジュース類は止めておきましょう。
さらに検査直前の水分補給に関しては、口をすすぐ程度にして飲み込まない方が良いです。
恐らく、そのようなことを言われます。
バリウム検査後
バリウム検査が終わった後は、下剤が処方されます。
胃にたまっているバリウムを出さなければならないからです。
必ず下剤を飲まなくてはならないということではありませんが、自然に排出されるとしても、一刻も早く異物を取り除きたいのが人情というもの。
もし出ない場合、相当に焦ります。
下剤を追加しなければ排出されない人もいるほどです。
便秘傾向の人は特に心配になりますよね。
そこまでシンドイ思いをしてバリウムを胃の中に入れるって、本当に合理的なことなのでしょうか。
非常に疑問です。
バリウム検査の副作用
バリウム検査の副作用は、
- 発熱
- 頭痛
- めまい
- じんましん
- 吐き気
- 腹痛
などが考えられます。
これって身体がバリウムを拒否してるってことではないでしょうか(汗)
そもそも結構な量のバリウムを一気にゆっくり飲んで、ゲップを我慢しながら、宇宙飛行士の無重力訓練よろしく身体を展開させて胃の中をシェイクするわけです。
拷問じゃないですか・・。
そんな罰ゲームを年に一回とはいえ、ストレスを抱えてまで検査するのは、やはり納得できない人も多いでしょうね。
検査自体が問題なのではなく、検査方法に進歩がないことが問題です。
チョコやストロベリーなどのバリウムに味付けをしたところで、マックシェイクに敵わないのは明らかです。
もし副作用を感じたら、ただちに検査施設や病院に相談しましょう。
コロナ禍のなかで定期健診もなにも、あったもんじゃないとは思いますがね。
定期健診の延期や中止も実行してほしいものです。
もしくは個人の任意の判断で実行するように法改正してほしいです。
バリウム検査に変わる検査
一般定期健診の項目に、胃のバリウム検査は必須とはなっていないので、拒否する権利はあるはずです。
しかし、会社員の場合は「社命に背く」とみなされる可能性があるという情報を耳にしたことはありますが、エビデンスなど確認できませんでした。
バリウム検査を拒否する理由には、
- 胸部Xより被ばく量が高い
- 初期のがん発見の確率がイマイチ(気付いた時は手遅れレベル?)
- 鼻から通す胃カメラの方が少しは楽
- 造影剤を飲むのが苦痛
- 下剤を飲むのが苦痛
- ピロリ菌の尿素呼気試験の方が楽で確実性が高い
などがあります。
ウワサによると医師でさえバリウム検査に否定的な意見もあるというではありませんか。
長年、胃痛や胃もたれなどの経験が無い人に、無理やりバリウムを飲ませることが逆に胃に悪い気がしてなりません。
無自覚だからこそ受けるべきという意見もありますが、無自覚のまま数十年、何もなく暮らしているケースにおいては、どう説明するのでしょう?
ともかくバリウム検査が苦痛に感じる人は、他の手段を検討してみてください。
まとめ
バリウム検査は廃止の方向で。