不眠治療薬ベルソムラを飲むと幻覚や悪夢などを見るって本当?ベルソムラの副作用やメリット・デメリットについて

ベルソムラというこれまでとは異なる効果の睡眠薬の特徴や、メリット・デメリット、使用方法などについて説明します。ベルソムラの副作用として報告されている、幻覚・悪夢などについても解説します。

ベルソムラとは?

ベルソムラとは、オレキシン受容体拮抗薬という種類の新しい睡眠薬で、覚醒の維持に重要なオレキシンの働きを弱めることで睡眠状態を促す薬です。

オレキシンは、日中に増加し夜間に減少するので、覚醒状態と睡眠状態を切り替えるスイッチのような役割を果たしているため、ベルソムラはこのオレキシンの働きをブロックすることで睡眠を促します。

ベルソムラは自然な眠気を強くする睡眠薬なので、中途覚醒・早朝覚醒・熟眠障害に使われることが多い薬です。

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ベルソムラのメリット

ベルソムラの主なメリットとして、次のような点が挙げられます。

  • 自然な眠気を強くする
  • 中途覚醒、早朝覚醒、熟眠障害に有効
  • 依存性が極めて少ない
  • 処方日数の制限がない

ベルソムラは自然な眠気を強くするような効果のため、薬を中止したあとに不眠が悪化することが少ないのが特徴です。

また、多くの睡眠薬では30日の処方制限がありますが、ベルソムラは依存性が極めて少ないため、処方日数の制限もありません。

ベルソムラのデメリット

反対に、ベルソムラのデメリットには、次のような点があります。

  • 眠気が残ることがある
  • 入眠障害には効果が不十分なことがある
  • 夢が増えて悪夢になることがある
  • ジェネリックが発売されていないため、薬価が高い
  • 湿度に弱い

ベルソムラは自然な眠気を促す薬なので、効果に個人差があります。入眠障害に対して効果が不十分であったり、効果が強すぎて翌日に残ってしまうこともあるようです。

効果が強すぎる場合は服用時間を早めるか、減量する必要があります。ベルソムラは湿度に弱いため、分割した場合残りは廃棄しなければなりません。

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ベルソムラと幻覚・悪夢

ベルソムラの副作用には、主に「眠気が残る」「悪夢を見る」の2つがあります。

ベルソムラは、睡眠の質には大きな影響はないといわれていますが、ノンレム睡眠もレム睡眠も増加させます。

レム睡眠が増えるため、夢をみることも増えるのですが、不眠で苦しんでいる方はストレスがかかっていることが多いため、それが悪夢を見せてしまうようです。

また、特殊な事例として、入眠時幻覚や睡眠時麻痺(金縛り)なども報告されています。

入眠時幻覚は、寝始めるときや睡眠から覚醒するときに幻覚が生じるもので、悪夢との大きな違いは、寝ているときに起きた現象なのか起きているときの現象なのか、はっきりと自覚できません。

これらの副作用の対処法としては、しばらくの間様子をみるか、ほかの睡眠薬に変更することになります。

ベルソムラの服用方法や注意点

ベルソムラは、1日1回、寝る直前に1錠を服用します。高齢者(65歳以上)の場合は15mg、高齢者以外の場合は20mgを基本に服用します。

注意点としては、スムーズな入眠効果を得られるように、食事中や食事の直後の服用は避けるようにすることです。

服用から30分ほどでベルソムラの効果により自然な眠気が強まり、明け方になると体内のオレキシンの上昇により、ベルソムラの効果が薄れて目が覚めます。

服用後は効果の持続する朝まで眠ることが大切なので、途中で一度起きるような場合は服用するのを避けましょう。

まとめ

自然な眠気で依存性が低くメリットも多いベルソムラですが、効果に個人差があるため、人によっては眠気が残ってしまったり、悪夢・幻覚などを見てしまうこともあるようですね。

眠くない場合でも、注意力・集中力・反射的な運動能力などが低下している可能性もあるので、車の運転などはしないようにしてください。

また薬に頼るばかりでなく、睡眠習慣を見直すといった不眠改善法も同時に試みるようにしましょう。

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