住宅ローンなどの長期ローンを組む場合はボーナス払い併用の方がお得?おすすめの支払い方法は

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住宅ローンなどの長期ローンを組む場合に、ボーナス払い併用にしようかどうか悩みますよね。ボーナス併用か、それともボーナス併用なしの均等払いと、どちらの方がお得なのでしょうか。おすすめの支払い方法はズバリ!これです。

長期ローンを組む人の割合

住宅や自動車など高額な買い物をする際は、現金一括で払う人は少ないと思います。

しかし、一部の人は現金一括で購入する人もいるようです。

住宅はおよそ8%、自動車はなんと6割近くが現金一括で購入しているそうです。

車は中古車も含まれますし、住宅に比べれば価格も少ないので、多少はいると思いましたが、まさか6割もの人が車は一括で買っているということにびっくりです。

そして、住宅さえも8%も一括で購入する人がいるのですね。いやはや凄い!

というわけで、住宅は92%の人が住宅ローンを利用して購入していることになります。

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住宅購入は現金一括よりローンがお得?

それはさておき、住宅の場合、特に新築の場合などにおいては、ケースにより現金一括で購入しない方がお得な場合があります。

というのも「住宅ローン控除」が受けられる場合があるからです。

収入がある人の中で、住宅ローン控除の条件を満たす家を購入する人の場合は、現金一括で購入せずに、10年くらいのローンは組んだ方が良いかもしれません。

ちなみに、住宅ローン控除は、建物の要件により10年もしくは13年の控除期間があり、毎年最大控除額で物件価格の0.7%相当が控除されます。

本来は2021年をもって終了する予定だった住宅ローン控除は、2022年の税制改正により2025年まで4年間ほど延長されました。

取得したマイホームには2025年末までに入居することが条件となります。また控除率も1%から0.7%へ引き下げられました。

そこに昨今の金利上昇傾向とが相まって、ひょっとすると場合によっては控除の効果よりも、ローンの金利などによっては現金一括購入の方がお得となる人もいるかもしれません。

状況が日々変わりつつありますので、一括購入が可能な方はよく計算してご判断ください。

ボーナス併用で住宅ローンを組むと?

住宅ローンを組む際に、ボーナス併用でローンを組もうと考えている人もいることでしょう。

ボーナス併用で住宅ローンを組んだ際のメリットとしては、毎月の返済額を小さくすることができることです。

どれくらい小さくできるかというと、3000万円の家を金利1.5%で35年ローンを組んだ場合の毎月返済額は、

ボーナス払いなし:約9万2000円
ボーナス500万:約7万6500円
ボーナス1000万:約6万1000円
ボーナス1200万:約5万5000円

となります。

同じ物件を購入して、毎月の返済額に3万8000円も違いがあるなら、思わずボーナス併用でローンを組みたくなる気持ちもわかります。

しかし、毎月の返済額が少なくなるボーナス併用払いですが、反対に年2回のボーナス月の返済額はどうなるかというと、

ボーナス払いなし:約9万2000円
ボーナス500万:約16万8600円
ボーナス1000万:約24万5400円
ボーナス1200万:約27万6000円

となります。

その差は最大で18万4000円にも!

ボーナスは毎回50万円以上あるから、別に20万近く支払いがあっても大丈夫だよ。そう思っているかもしれませんね。

しかし、会社からしてみるとボーナスは必ずしも支払わなければならないものではないため、必ずもらえるという保証はないのです。

もちろん、会社の業績悪化でボーナスが減ってしまったりすることもあるでしょうし、長い人生の間では努めている企業の倒産や転職などということも起こりうることです。

更に、住宅は変動金利でローンを組んでいる人が大半ですから、この先は月々の支払いがそれでなくとも増えるであろうことが予想できます。

ボーナスという曖昧なものを頼って長期のローンを組むということは、実はかなりリスキーなことをしているといえます。

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おすすめの長期ローンの返済方法

はい、ここまで来れば回答は見えたと思いますが、おすすめの長期ローンの返済方法はボーナス併用なしの毎月均等払いです。

毎月の支払いは若干きつくなるかも知れませんが、そうすることで無駄な恐怖心を抱えることはなく、心は穏やかに生きていけます。安心感はプライスレスですからね。

また、借入額も余裕を持たせた方が良いに越したことはありません。人生には様々なことが起こります。

ネガティブなイベントが起きても、破綻することなく長期の住宅ローンを返済し終わることができるよう、バッファを持たせて住宅の購入価格(借入額)を決めましょう。

更に言うと、変動よりも固定金利だと、なお安心でいられます。

ちなみに、ボーナス併用ローンよりもボーナス併用なし均等払いの方が、若干ですが総返済額も少なく済みますよ。

まとめ

これからはあまり無理せずに、身の丈をよく考えて「足るを知る」精神で生きて行くのが良さそうです。

お金で買える幸せを追いかけるのではなく、お金をあまり使わなくとも楽しめる幸せを上手に見つけられる人が幸せに生きていける、そんな時代になりつつあるように思います。

さよならバブル(成金主義)ということです。

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