副業で魅力的な「誰でも・初心者・未経験」という言葉に隠されたブラック案件の具体例

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ビジネスの原理原則ではありませんが、一般的には「誰でも・初心者・未経験」に通じる案件で、大きく稼ぐのはクライアントです。

ワーカーは安い賃金で働かされるだけ。

経験値を貯めると割り切る場合は良いですが、儲けを考えるのならば全く不適合で、ブラック案件の何ものでもないと考えます。

回収という言葉を常に頭に入れておかなければ、安くコキ使われるだけです。

副業でカンタンに稼げたら、それを本業にするでしょ?

しないのはなぜですかって話しですよ。

実績と経験値(スキル)

実績と経験値(スキル)が不要な仕事って、何が思い浮かびますか?

仮に、手軽にやれると考えられている(実情は全く違うが)WEBライターで言えば、

  • マンガの感想を書く
  • 脱毛などの体験談を書く
  • 商品のレビューを書く

といったところでしょうか。

マッチングサイトで文字単価などを見ると、大体、1文字1円以下が相場です。

そりゃそうです。

誰でも・初心者・未経験に対して高い報酬を出すクライアントはありません。

1文字あたりの単価を2円や3円で請け負うには、やはり、実績と経験値(スキル)が必要なわけです。

具体的には、「一部上場企業が運営する不動産ポータルサイトのコラムを2年間にわたって寄稿していました」といった感じです。

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1文字1円以下の案件

仮に全てを納得済みで「1文字1円以下の案件」で、0.5円で契約したとしましょう。

目標の報酬は5万円なら、10万文字分の記事を納品する必要があります。

3000文字の指定がある記事ならば30記事、5000文字指定なら20記事です。

3000文字の記事を仕上げるのに、何時間必要でしょうか?

5000文字ならどうですか?

安かろうがライティング案件ですから、クライアントから言い渡されるレギュレーション(執筆の約束事)は守らねばなません。

さらに画像の追加、CMSへの入稿なども契約に含まれているならば、どれほどの作業量になるのか、経験者なら安易に想像が付くと思います。

しかし初めての人にとっては、これが見えないですから、契約して気付くんですよね、割に合わないって。

納期も迫っている中で、どうしようもなくなると音信不通になるのは、よくあるパターンです。

この場合は、逃げた方が評価ゼロになります。

レビュー系は実績にならない

現実的な話をすると、WEBライターの実績として評価が高いのは、

  • 連載(単発ではなく継続的)
  • クライアントが上場企業
  • 専門的知識を有する
  • コンテンツマーケティングに通じる
  • SEOに通じる

といった点です。

残念ながらレビュー系の実績は少々弱い面は否めません。

高単価の案件は専門的なジャンルが多く、例えば、

  • 金融(クレジット系含む)
  • 不動産
  • 建築・建設
  • 会計・税
  • 法律
  • 医療

といったジャンルであれば、1文字2円、3円は当たり前です。

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実績がなければ作る

実績が無いから高単価案件が受けられないという声もあるでしょうが、無ければ作るしかありません。

作る方法としては、

  • 極端に安い単価で受ける
  • ポートフォリオの作成

という方法があります。

前者は、あえて高単価な案件に他者より安い単価で引き受けて、実績を積み上げていく方法で、いわゆる王道という感じですね。

後者は実際に記事を書いて、その記事を仕上げる過程を解説したものを用意し、記事品質の担保を裏付ける資料を、配布用に作るわけです。

大変ですか?

大変ですよ、だから「誰でも・初心者・未経験」で儲けようなんて副業案件は、ありはしないわけです。

まとめ

「副業で魅力的な「誰でも・初心者・未経験」という言葉に隠されたブラック案件の具体例」というテーマで、WEBライターが陥りやすい罠について書きました。

WEBライターの参入障壁は高くないです。

その分、格差は激しいです。

簡単に5万円稼げるなんて誘い文句やうたい文句は信じない方が得策です。

WEBライターは労働集約型であると考えれば、高い文字単価の案件を取らない限りは報酬に限界がきます。

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