黒ニンニクのカロリーと1日に食べる量の目安は?栄養や効果、白ニンニクとの違いについて

もともと栄養価の高いニンニクですが、熟成・発酵させることでさらに栄養価が高まることが研究で明らかに。そこで開発されたのが黒ニンニクです。黒ニンニクは臭いもほとんどなく、ドライフルーツ感覚で食べることができるとか。「天然のサプリメント」とも呼ばれる黒ニンニクのカロリーや1日に食べる量の目安、栄養、効果などについてご紹介します。

黒ニンニクとは

黒ニンニクという特別な品種があるわけではなく、黒ニンニクは白いニンニクを熟成加工したものです。三重県尾鷲が発祥とされており、体に良い効能があるとのことで、「天然のサプリメント」とも呼ばれています。

通常の白いニンニクを一定の温度と湿度を保った状態で熟成させていくと、徐々に色づき、最後は真っ黒に変化します。このようにして、黒ニンニクは作られます。

2006年に元弘前大学医学部の佐々木甚一教授により、「黒ニンニクには、さまざまな機能を活性化させる作用がある」という動物実験の試験結果が発表されました。この発表がきっかけとなり、黒ニンニクが日本中で話題となり広まっていきました。

黒ニンニクは熟成することで糖度が増し、まるでドライフルーツのようになっていきます。ニンニク独特の匂いもなくなり、そのままでも美味しく食べることができます。

通常のニンニクと比べてみると、栄養価はより高いことがわかり、現在は健康食品として取り扱われています。

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黒ニンニクのカロリー

熟成されて作られる黒ニンニクは、糖分が増すのでカロリーが気になる方もいることでしょう。

黒ニンニクのカロリーと糖質量は、100gあたり250kcalで、糖質量は45.3gです。

それに対し白ニンニクは、100gあたり136kcal、糖質量21.3gとなります。

比較してみると、黒ニンニクの方がカロリー糖質量共に高く、白ニンニクのおよそ倍となっています。

人間の1日のカロリー摂取量の目安は、1,400~2,400kcal程度とされています。それに対し、黒ニンニク1片のカロリーは10kcal程度。この程度であれば、さほど気にするほどではないと思われます。

黒ニンニクと白ニンニクの違い

白ニンニクを熟成して作られる黒ニンニクですが、それぞれどのような違いがあるのでしょうか。

先に紹介した食感や糖質増加以外の点では、黒ニンニクとなることで次の成分が増加します。

  • ピログルタミン酸
  • プロリン
  • アルギニン
  • シクロアリイン
  • S-アリルシステイン
  • 総ポリフェノール

これらについては、後ほど効能としてもう少し詳しく紹介します。

ちなみに、ニンニクを生で食べるとお腹の調子を崩すと言われますが、それはニンニクに含まれるアリシンという成分が原因とされています。熟成させて黒ニンニクになる過程で、このアリシンは大きく減少します。なので黒ニンニクは、そのまま食べてもお腹を壊しません(ただし、食べ過ぎは注意です)。

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黒ニンニクの効能

続いて、黒ニンニクの効能についてご紹介します。

上記で、熟成して黒ニンニクとなるに連れ、増加する成分がいろいろとあることをご紹介しました。

その中でもアルギニンは通常のニンニクの約3倍に増加するため、黒にんにくを摂ると、疲労回復効果やインスリンの分泌を促す効果などが期待できます。

また、熟成過程で生まれるS-アリルシステインには、強い抗酸化作用があります。活性酸素と腸内の悪玉コレステロールが結びつくのを防ぎ、肌の老化や動脈硬化、糖尿病などを防ぐ効果なども期待できます。

ポリフェノールに関しては、黒ニンニクは野菜の中でトップレベルの含有量です。こちらも強い抗酸化作用があるので、老化現象のもととなる活性酸素を除去します。また近年の研究では、ポリフェノールには強い抗アレルギー作用もあることもわかっています。

黒ニンニク 食べ方

黒ニンニクは薬とは異なるため、1日にどれくらい食べなければならないといった決まりはありません。摂取の目安としては、1日1~2片を毎日食べると良いようです。

食べるタイミングは特にありませんが、朝に食べることで1日を元気に活動でき、夜に食べるとその日の疲労回復に効果的とされています。

運動前に摂取する場合は、30~60分前に食べると代謝や血流が上がり、良いパフォーマンスが期待できるようです。

ニンニクのニオイ成分であるアリシンには、疲労回復や殺菌効果などの働きがあるとされています。黒ニンニクにも少しだけアリシンは含まれています。アリシンは熱に弱い成分なので、加熱せずに生のまま食べるのがおすすめです。

ただし、アリシンには強力な殺菌効果があるため、生の状態で食べると腸内環境を乱す原因にもなります。黒ニンニクにも減少したとは言えアリシンは少し含まれてはいますので、食べ過ぎると胸やけや胃もたれ、腹痛を起こすこともあるので注意してください。

まとめ

黒ニンニクは「天然のサプリメント」と呼ばれるほど、栄養が豊富で美容や健康に効果があるといわれています。

とは言え、食べたらすぐに効果を実感できるものでもありません。食生活や体質、個人差などにもよりますが、黒ニンニクを食べ始めてからおよそ2~3ヶ月くらい経つと、効果を実感する人が多いようです。

1日1~2片であればカロリーもさほど気にする必要もないようです。

健康維持や活力増強など、気になる方は「黒ニンニク生活」を始めてみてはいかがでしょうか。

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