血圧180は重篤な病気の可能性あり?正しい血圧の測り方と注意点・高血圧の予防方法など

上の血圧が180まで上がってしまって心配…。そのような場合は、正しい測定の方法でもう一度血圧を測ってみましょう。ここでは、正しい血圧の測り方や、再測定しても血圧180以上だった場合の原因や対処法、高血圧の予防法などをご紹介します。

血圧180の原因

「上の血圧が180まで上がってしまった」。そのような場合は、安静にして5分ほど待ってから、もう一度正しい方法で測定してみてください。

血圧は1日のうちでもかなり変動があるものです。特に、運動をしたり、心配や緊張するだけでも、上の血圧は30~50くらい上昇することがあります。

時々上の血圧が180になることがあっても、普段の血圧が正常値の範囲内であるのなら、特に心配する必要はありません。

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正しい血圧の測り方

血圧は一日の中でも変化しているので、起床時や就寝前など、毎日決まった時間帯に測定することをおすすめします。

起床後に測定する場合は、起きて1時間以内に計測します。トイレをすませた後、服薬や食事の前に測定します。

就寝前に測定する場合は、入浴後1時間以上時間をあけてから測定してください。

血圧測定の注意点

血圧測定の際には、注意点がいくつかありますので、ここで確認しておいてください。

腕に巻くタイプがおすすめ

血圧計には、指先に挟むタイプや手首に巻くタイプなどいくつかのタイプがあります。正しく計測したい場合は、誤差の少ない腕に巻くタイプを使用しましょう。

計測の際は厚手の衣服は避けて、腕にしっかりと圧力がかかるようにします。

リラックスして測る

計測時は、楽な姿勢で5~6回深呼吸をし、1~2分間安静な状態を保った後に、計測するとよいでしょう。

カフを正しく巻く

腕に巻くカフは、すき間ができないようにぴったりと巻いてください。カフを正しく装着すること、正しい姿勢で計測することは、血圧測定で最も重要なポイントです。

室温は20℃前後に

血圧計測時の室温は20℃前後がベストです。室温が寒すぎたり高すぎたりすると、血圧にも影響を及ぼし正しく計測ができません。

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再測定しても血圧180以上の場合

再測定しても、上の血圧が180以上・下の血圧が120以上の場合は、「高血圧緊急症」と呼ばれる重篤な病気の可能性も考えられます。

高血圧緊急症とは、血圧の著しい上昇によって特定の臓器に障害が生じるものです。高血圧緊急症の症状には以下のようなものがあります。

  • 激しい胸の痛み
  • 呼吸困難
  • しびれや脱力感
  • 激しい頭痛
  • 視力の異常
  • 吐き気と嘔吐
  • 重度の不安
  • 意識障害

これらの症状が認められた場合には、すぐに医師の診察を受けるようにしてください。

特に症状がなくても、上の血圧が160以上・下の血圧が100以上が続くようであれば、早めに医師に相談しましょう。不安感も血圧の数値に影響してきます。

理想的な血圧の数値

一般的に、年齢とともに血管の柔軟性が失われていくため、高齢になるほど血圧は基本的に上昇します。

正常とされる血圧値の目安は以下になります。

中年層
最高血圧:135mmHg以下
最低血圧:85mmHg以下

後期高齢者
最高血圧:145mmHg以下
最低血圧:85mmHg以下

血管が硬くなると、上の血圧が上昇し、下の血圧は下降しやすくなるといったように、上下の血圧の差が開いていきます。

この上の血圧から下の血圧を引いた「平均血圧」の値が常に高いと、動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まると言われています。普段から平均血圧の数値の変動にも注意するにしてください。

高血圧の予防方法

高血圧は、生活習慣の乱れが原因となることが多いため、予防は生活スタイルの改善がもっとも大切です。

日本人の高血圧の一番の原因は、塩分の取りすぎと言われています。食事の味付けを薄味にしたり、塩分の多い食品を控えるなど、意識するようにしてください。

また、カリウムには食塩を体外に排出するはたらきがあります。カリウムを豊富に含む野菜や果物を積極的に摂取するようにしましょう。

他にも高血圧の原因となる生活習慣としては、運動不足やアルコールの多量摂取、喫煙、肥満などがあげられます。

これらの生活習慣は、糖尿病や脂質異常症など動脈硬化を引き起こす原因にもつながります。日頃からバランス取れた食事や運動、お酒の量を減らす、禁煙などを心がけてください。

まとめ

「上の血圧が180以上」という場合でも、普段の血圧が正常範囲内であれば特に問題ないということで、少し安心した方も多いのではないでしょうか。

ただし、高血圧緊急症が疑われるような症状があったり、上の血圧が常に160以上であるのなら、早めに一度受診をおすすめします。

病気は早期発見早期治療が、健康回復の最短距離です。

血圧を測ることを習慣化し、血圧の数値や上下の血圧の差である「平均血圧」をチェックすることで、健康状態のバロメーターとしましょう。

160以上まではないけれど、ちょっと血圧が高めかなと感じている状態こそ、生活習慣を見直す良いきっかけです。

健康は大きな財産のひとつです。特に100年時代を生きる私達にとっては、健康はより大きな意味を持ち始めています。

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