疲れが取れないのは眠りが浅いせい?目覚めが悪い・しゃきっとしないのは睡眠と脳に問題あり
慢性的に疲れが取れない状態が続いていて、毎日ダルい、朝起きれない、なんだかしゃきっとしない、なんていう40代以上の人が多いそうです。そんな人は眠りが浅いせいで脳の疲れが取れていないことが原因かもしれません。そんな睡眠と脳との関係をもとに、良質な睡眠を取ることで脳の疲れを癒やし、元気な体を取り戻す方法をお伝えします。
もくじ
疲れが取れない・日中ダルい原因は?
なんだか昔よりも寝ても疲れが取れない。朝からダルくて、なかなか起き上がれない。日中は眠くて仕方ない。「これも年齢のせいかな…」なんて諦めかけている人、ちょっと待った!
実はこれらの問題は、全部まるっとつながっていて、それぞれが関係しあっているんです。
その原因とは、よく眠れていないので、脳の疲れが取れていないのが原因です。
脳の疲れが取れれば、これらの問題のほぼ全てが一気に解消します。
脳の疲れを取るには
脳の疲れを取るには、良質な睡眠を適正時間取ることです。これに尽きます。
睡眠不足という人は、まずもって駄目です。まずは睡眠時間をしっかりと確保できるよう、一日を計画しましょう。
そのうえで、睡眠の質を上げる工夫をしていきます。そうすることで、脳は睡眠中に元気を取り戻し、翌日も朝から一日、しっかりと働いてくれるようになります。
では、睡眠の質を上げるにはどうすればいいか、その説明からいきましょう。
睡眠の質を上げるために大切な眠る90分前行動
睡眠の質を上げるとは、即ちぐっすりと深い眠りを得ることになります。
ぐっすり眠るための基本的な方法は、眠る90分前の行動から始めましょう。
その90分前行動とは、
- 寝る90分前までに入浴を済ます
- 寝る90分前からブルーライトを浴びない
- 寝る90分前から徐々に部屋の電気を消して暗くしていく
の3つです。
これはいずれも、自律神経をコントロールする方法で、良質な睡眠を得るには寝るときに副交感神経を優位にさせておく必要があるからです。
ブルーライトや明るい光は脳に刺激を与えるため、交感神経を優位にしてしまいます。そうすると目が覚めてしまうので、寝る90分前からそういったものを避けるようにします。
お風呂も熱い湯に入ると交感神経を刺激します。お風呂から上がって身体がクールダウンするととともに副交感神経が優位になるので、寝る90分くらい前にお風呂から上がるとちょうどよく眠りにつきやすくなります。
朝の行動で良質な睡眠のため準備を
実は朝起きたときにも、夜眠るための大事な準備があります。
それは、
- 朝起きたら朝日を浴びる
- 毎日決まった時間に起きる
- コップ1杯の水をゆっくり飲む
- 朝散歩する
- 朝食を食べる
です。
この中でも特に大事なのは、「朝起きたら朝日を浴びる」です。
これは、朝起きて太陽の陽を浴びることで、メラトニン生成のスイッチが入るからです。
メラトニンは夜寝ている間に脳をしっかりと休めてくれる大切なホルモン物質です。
これが朝に陽の光を浴びることで生成され始め、夜になる頃にたっぷりとメラトニンが生成されるのです。
その他は主に、自律神経を整えるための行動になります。
自律神経に不調をきたすと、脳の疲れが大きくなります。日中は脳の疲れを極力抑え、その疲れを睡眠でしっかりと取り除くこと。これが脳による疲れから脱却するためのコツとなります。
朝目覚めが悪いときの対処法
なかなか朝起き上がれない、というとの簡単にできる対処法をお伝えします。
それはツボを押すことです。押すツボは手と足の2箇所です。
まず、手の方は「合谷」という親指と人差指のちょど付け根の部分です。
ここを気持ちが良い位置を探して、痛くない程度に30秒くらい押します。
次に、足の裏にある「湧泉」というツボを両手の親指で押します。
湧泉は足の指をギュッと握ったときの、ちょうど凹んだ位置にあります。
このツボは、泉が湧くと書くように、全身の血行が良くなりエネルギーが湧いてくるツボです。
この2つのツボを布団の中で刺激すると、しばらくしたら元気が出てき起き上がれるでしょう。
夜に熟睡できないときの対策
寝付きが悪くて眠れないというときは、
- 軽いストレッチをする
- 軽いヨガをする
- 本を読む(軽い小説)
などをすると、眠りに入りやすくなります。
また、足が冷たいとなかなか寝付けないので、足を暖めるのも有効です。
だからといって靴下を履いて寝るのはあまりおすすめできません。というのも、足の裏は睡眠中に発汗作用により温度調整をしているからです。
なので、この場合は足のツボを刺激して足を温めましょう。
刺激するツボは、2箇所です。1つは先ほど紹介した「湧泉」です。そしてもうひとつはかかとにある「失眠」というツボです。
失眠はかかと中央の少しへこんだところです。
湧泉も失眠も刺激することで足が暖かくなりますので、眠気を誘うのに良いツボとされています。
まとめ
悩み事が多かったり、考えすぎてしまうと、脳は疲れます。
脳の疲れは精神的な疲れともリンクしています。
精神的な疲れは、直接解消するのが難しいとされています。
なので一度、精神的な疲れを肉体的な疲れに変換し、その後に肉体的な疲労を睡眠や休息により解消するといった2ステップでの疲労回復が有効です。
そこで良いのが、朝散歩などのウォーキングです。朝散歩は朝日を浴びるのでメラトニン生成にも貢献します。適度な運動は精神的ストレスを肉体疲労へと変換します。
朝散歩はうつ対策にもなり、1つでいくつも美味しい効果が期待できるので、ぜひおすすめします。