がんのリスクを爆上げする食品・リスクを下げる食品 がんは何を食べるかで決まってくる?

がんのリスクを爆上げする食品があると同時に、がんになるリスクを下げる食品があるそうです。それらの食品には一体どんな違いがあるのでしょうか。どうするとがんが発生するのでしょうか。そのメカニズムを知ることで、これから先のがん発症リスクを格段に下げることができるかもしれませんよ。

がんは「何を食べるか」で決まってくると言う話

日本人の死因としてダントツ多いのが「がん」です。

2021年のデータによると、

がん:26.5%
心疾患:14.9%
老衰:10.6%
脳血管疾患:7.3%
肺炎:5.1%

といったような内容となっています。

確かに4人に1人以上が、がんで亡くなっているのですね。

そんな死因No.1のがんの発症は、何を日々食べるのかにより防ぐことができるということが、少しずつ分かってきたそうです。

もしも食事でがんの発症を防ぐことができるのであれば、今よりも更に寿命を伸ばすことができそうですよね。

では、がんのリスクを上げる食品、下げる食品について、それぞれ見ていきましょう。

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がんのリスクを爆上げする食品

まずはがんのリスクを上げる食品からです。つまりここで紹介する食品は、極力口にしない方がいい食品郡ということになります。

それは何かと言うと、それは

  • 超加工食品
  • ブドウ糖果糖液糖
  • 人工甘味料

です。

これら3つはがんのリスクを爆上げする食品に値するそうです。

ではもう少し詳しく、それぞれについて見ていきましょう。

超加工食品

超加工食品とは、複数の食材を配合して製造された、加工の程度がとても高い食品のことです。

超加工食品には脂質や糖分、塩分が多く含まれています。しかし、たんぱく質や食物繊維、ビタミン・ミネラルなどは少なめで、超加工食品でお腹を満たしても栄養が十分に摂れません。

また、硬化油や添加糖、香味料、乳化剤、保存料などの添加物が付与されています。

これらにより、通常では腐ってしまうはずのところを、常温でも長期保存できる状態を可能とします。しかしそれは同時に、それだけ体に悪いものがたくさん含まれていることを表しています。

超加工食品の代表的なものとしては、

  • ソーセージ
  • 菓子パン
  • 惣菜パン
  • 清涼飲料
  • 冷凍ピザ
  • ハンバーガー
  • シリアル
  • スナック菓子
  • インスタント麺
  • アイスクリーム

などがあげられます。

ブドウ糖果糖液糖

「ブドウ糖果糖液糖」とよく似た言葉に、「果糖ブドウ糖液糖」というものがあります。

液糖に含まれる果糖がぶどう糖より多いものを「果糖ブドウ糖液糖」、反対に、ブドウ糖の方が多いものを「ブドウ糖果糖液糖」と言います。つまり、多く含まれている糖の名前が前に来ることで区別されます。

これらはどちらも、「異性化糖」と呼ばれるもので、原材料は主にトウモロコシです。そのトウモロコシはアメリカ産やブラジル産が中心に使われていますが、その90%が遺伝子組み換えされたトウモロコシが使用されており、安全性もわからないものなのです。

その異性化糖は、

  • 清涼飲料水
  • フルーツジュース
  • ヨーグルト
  • 乳酸菌飲料
  • めんつゆ
  • 焼肉のたれ
  • ドレッシング

などのほとんどに使用されています。

人工甘味料

人工甘味料は、化学的に合成して作られた甘味料のことです。

砂糖と比べてカロリーがほとんどなく、製造コストが低いことから、近年使用量が増加しています。

主な人工甘味料は、

  • アスパルテーム
  • アセスルファムK
  • スクラロース
  • サッカリン
  • ネオテーム
  • アドバンテーム

などです。

多くの人工甘味料は腸から吸収されないため、カロリーが抑えられると言われていますが、吸収はされないものの腸内環境を変えてしまい代謝の異常を起こすとされています。

がんのリスクを下げる食品

がんのリスクを最小化する食品は、

  • 食物繊維
  • 緑黄色野菜などの色の濃い野菜や果物
  • きのこ類
  • 発酵食品

です。

食物繊維とは何かと言うと、簡単にいえば野菜と果物です。

中でも腸内の善玉菌にとっては水溶性食物繊維の摂取が重要です。

水溶性食物繊維を多く含むものの代表は、

  • 押し麦
  • らっきょう
  • アボカド
  • アーモンド
  • わかめ

です。

緑黄色野菜などの色の濃い野菜や果物には、抗酸化物質作用のあるものが多く、活性酸素(フリーラジカル)による体の酸化(老化・サビ)を防ぐ働きをします。

その代表的なものは、

  • トマト
  • ビーツ
  • イチゴ
  • オレンジ
  • にんじん
  • みかん
  • レモン
  • ショウガ
  • パイナップル
  • ほうれん草
  • ブロッコリー
  • 小松菜
  • なす
  • ブルーベリー

などです。

きのこ類にはたくさんの食物繊維が含まれ、免疫力を活性化する働きがあります。きのこは毎日食べても良いとされている食品です。

発酵食品には、善玉菌により腸を整える効果があります。

発酵食品の中には、動物乳酸菌(ヨーグルト、チーズ、乳酸菌飲料など)と、植物乳酸菌(キムチ、漬物、みそなど)とがあります。

それらが持つ菌が体に好ましいかどうかは、その人の腸内に菌を入れてみて、実際に様子を見ないことにはわからないそうです。

ただ日本人の場合、日本の食事は古くから麹や味噌、醤油、納豆、ぬか漬けなどが食べられれてきました。

これらの日本由来の発酵食品は、全般的に日本人の腸内環境に適したものと言えるでしょう。

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結局気をつけるべきは腸内環境

結局のところ、腸内環境が崩れてしまうとがんが発生するようです。

実は人間の体のなかでは、毎日多くのがん細胞が発生しているそうです。

しかし、免疫細胞ががん細胞を死滅させているために、若い頃はそう簡単にがんにならないようにできています。

これが長期的に腸内環境を悪くするようなものを食べ続けることで、腸の中の免疫細胞が弱まり、がんに対しての抵抗力を落とすことにつながります。

腸内の環境を整えているのは主に食事です。

そのため、何を食べるかによって、がんになりやすい体・なりにくい体が決まってくるわけです。

まとめ

腸内環境は、運動や睡眠、ストレスからも影響を受けます。何を食べるかと同時に、適度な運動習慣・十分な睡眠・ストレス発散にも意識を向けましょう。

美味しいと思うものを食べることは、ストレス解消にもなりますが、それが新たなストレスを腸内に生む原因となっていないか、一度考えて見る必要があるでしょう。

体に良いとされるサラダを食べる際にも、添加物を多く含んだドレッシングを大量にかけていては意味がありません。

手軽で格安に手に入る食品の多くは、身体にあまり良くない物が多いというのは、こうした腸内環境を悪化させるものが多いからなのですね。

普段どういったものを食べているか、少し記録をつけてみて、改善できそうなところから徐々に改善ていきたいところです。

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