10年・10万キロではもったいない!車の乗り換えタイミングについて 車のエコって何なの?

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10年経ったから、10万キロ走ったからといって、車を乗り換えたのではもったいないです。実は車ってまだまだ使えるのです。いつの頃からか当たり前のように言われる車の乗り換えタイミングについて、もう一度考え直してみましょう。

これからの先の見えにくい時代に、無駄なお金を使っている場合ではありません。車のエコに関する解釈についても、今一度考察してみましょう。

一般的な車の乗り換え時期のイメージ

皆さんはどれくらいで車を乗り換えますか?

新しい車が好きという人は、3年くらいで乗り換えるという人もいるようですね。

一般的には、新車から10年経ったらとか、10万キロ走ったら、そろそろ買い替えどきなんてことをよく聞くかと思います。

私も車の買い替え時期の目安については、いつのまにやらこの「10年・10万キロ」をどこかで耳にしていたらしく、それくらいが適当なのかなといったイメージを持っていました。

しかし実際は、10年で車が駄目になるわけがないし、10万キロでエンジンが壊れるわけがないのです。

その証拠に、アメリカやヨーロッパなどの海外では、20万キロとか30万キロ走っている車は普通にいます。

陸続きのヨーロッパや広大なアメリカなど、都市部以外は電車がそれほど発達しているわけではないので、どこに行くにも車で行くのが普通なので、そうしたら、あっという間に10万キロなんて走ってしまいますからね。

それに日本車はとても良くできた車で、世界中で最も壊れにくい車と言っても過言ではないでしょう。だからこそ、日本では乗らなくなっ帳な古い日本車が、海外に持っていかれバンバン売られまくっているわけです。

あまり知られていないかもしれませんが、日本のタクシーの廃車目安は30万キロなんです。特にタクシーが頑丈に作られているわけではなく、むしろ製造時のコストをなるべく抑えて作られているタクシーでさえ、これくらい使えているのです。

「10年・10万キロで乗り換え」なんて信じているのは日本だけです。

なんだか車を買い換えさせるために、誰かが情報操作したのではないかと思えてきます。

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実は車はまだまだ使える

最近、旧車といって、古い車が日本でも人気を得て、高額にて売買されています。

もしも新車から10年以上経った車が、使いものにならずに廃車となるのなら、旧車の需要ってなんなんでしょうね。

旧車と呼ばれる古い車は、10年どころか40年以上も前の車たちですが、きっちりとメンテナンスされた車なら現役で普通に走れます。。

旧車はただの飾りではなく、実際に乗って走れる道具なんです。

大切に使いさえすれば、車は恐ろしく長持ちするのです。

財布に優しい乗り換えタイミングとは?

以前、日本の法律で、新車から10年が経過した車は毎年車検を受けなければならない、なんていう時期がありました。

毎年車検ということは、10年以上経った車は維持費が一気に2倍近くに膨れ上がるということです。

これはたまらん!と言うことで、車は10年経ったら乗り換えようという認識は、この毎年車検が行われていた時代に根付いたのかもしれません。

もちろん今はその悪法は改正され、どんなに古い車であろうと、車検は2年に1度です。

ただし、少しだけ首を傾げてしまうような悪法もないわけではありません。

それは、新車から13年経過した車の自動車税が15%アップ、自動車重量税(車検の時に掛かる)に関しては、13年経過で39%の増税、更に18年経過で53%も増税されるというものです。

こうしたことを考慮すると、10万キロの走行距離は気にしないとして、18年経過に訪れる2度めの重量税アップのタイミングで、車を買い換えるかどうかを検討するのが、最もお財布に優しい買い替えタイミングかと思います。

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車を長く使うために大事なこと

10年・10万キロで乗り換えなんて、早すぎると言いましたが、車の扱い方やメンテナンスの具合によっては、10年足らずでも傷んでしまうことは十分にありえます。

車は道具ですから、使いっぱなしではよくありません。

タイヤやバッテリーなどはどうにでもなりますが、一番気にすべき点はエンジンや各可動パーツの油脂類でしょう。

特にエンジンオイルの交換やブレーキオイル、パワステオイル、各可動部のグリスアップやクーラント液、プラグなど、車検時にきっちりとメンテナンスをしてもらうようにしましょう。

必ずしもディーラーで車検を受ける必要はありませんが、ただ安いだけで車検を通すだけでほぼ何もメンテナンスをしないような車検を受けていては、車の寿命を縮めてしまいかねません。

買い替え回数を減らし1台の車を長く使うことで、トータルのコストは抑えられますので、メンテナンス代はケチらずきっちりと調整することをおすすめします。

エコという言葉のマジック

日本の法律はエコという言葉を都合良く使って、巧みに車を買い換えさせようとしているように思います。

エコカー減税でお得感を出したり、13年以上経過した車に対して増税してみたり。そうして新しい車に買い換えさせようと必至です。

こういったことを行っているのは、日本くらいなもので、ドイツなどの諸外国では、経年が過ぎた車は反対に税金が安くなる制度を設けています。

日本ではエコカーに乗り換えは家計にもエコのように謳っていますが、1台の車を長く使うほうが家計にもエコですし、廃車する車の行方などを考えると、地球にとってもエコなのは1台に長く乗りゴミを出さないことだと容易に想像がつくでしょう。

新しく車を買うことで企業がうるおい、経済が回るかもしれませんが、エコという言葉を都合の容易用に使って国の経済を優先するやり方には感心できません。

世の中にはこういった一見正しいように思えることでも、よくよく考えてみると、トータルでは正しくないことを推奨しているキャンペーンが多々あります。

一体誰が得するのか、誰の思惑が働いているのか、美味しそうに見える話を鵜呑みにせずに、仕組みをよく理解して活用するかどうかを決めたいところです。

まとめ

当たり前の話ですが、古い車も発売当時は最新式で、誰もが憧れた車でした。

これは家電製品などにも言えることですが、必要のないオプションが増え、デザインを刷新しただけの最新モデルに高いお金を払わないほうが良いと思います。

私たちは最新式こそ最良のものだとどこか思わされています。

それを手に入れることで満たされる承認欲求のために、どれほど多額のコストを掛けているか、一度冷静に考えてみると良いでしょう。

最新式も、1年経てば旧モデルなんですよ。

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