国税の振替納税・ダイレクト納付・IB・クレジットカード・アプリでの納付について解説

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さて、振替納税を選択した個人事業主やフリーランスの方は、今月23日までに残高を確認しておきましょうね。

翌日が引き落としですから。

国税の納付に関して国税庁は、キャッシュレス納付を推進しています。

その方法は、

  • 振替納税
  • ダイレクト納付
  • IB(インターネットバンキング)
  • クレジットカード納付
  • スマホアプリ納付

の5つです。

さらにコンビニや窓口での現金払いも可能なのですけど、納税額次第では実用的ではないです。

今回は、国税のキャッシュレス納付について解説します。

振替納税

口座振替の依頼書を税務署や金融機関に提出、またはe-Taxから手続きすることで、指定した口座から自動引き落としされます。

手っ取り早いのはe-Taxを利用したオンラインでの提出ですね。

対象となる国税は、

申告所得税及び復興特別所得税
・期限内に申告された確定申告(3期)分及び延納分
・予定納税(1期、2期)分

消費税及び地方消費税(個人事業者)
・期限内に申告された確定申告分及び中間申告分

です。

なお、オンラインでの依頼書提出で気を付けたいことは、

A銀行を指定して2/20に依頼書提出
都合により3/20にB銀行を指定して依頼書提出

というときの税務署側の取り扱いです。

結論としては、A銀行から4月の指定日に申告所得税が引き落とされ、以降の納税については、B銀行から引き落としとなります。

実際に筆者は税務署から連絡を受けて、3/15時点での依頼書提出で線引きされるとのこと。

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ダイレクト納付

国税のすべての税目での利用が可能です。

所轄の税務署へe-Taxの利用開始手続き後、「国税ダイレクト方式電子納税依頼書兼国税ダイレクト方式電子納税届出書」を提出します。

利用までに1か月ほどかかるのがネックです。

利用開始後はe-Taxより申告と納付手続きが可能になり、納付は即時または指定した期日に口座引落しされます。

振替納税とダイレクト納付の違いは、

  • 振替納税
    自動で期日に口座引き落とし(しかも納期限が1ヵ月ほど延びる)
    一度手続きすれば以降も継続的に自動振替
    税目が所得税と消費税に限られる
  • ダイレクト納付
    申告所得税の納期限までに納付
    都度、自身で納付手続き

となります。

IB(インターネットバンキング)

金融機関のインターネットバンキング口座またはモバイルバンキング口座から納付する方法です。

あらかじめペイジーの利用が可能な金融機関で、インターネットバンキングかモバイルバンキングの口座開設しておきます。

同時に、e-Taxでも開始届出書の提出が必要になります。

ほぼ全ての国税の税目に対応していますが、金融機関のシステムが稼働していない時間帯は納付できません。

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クレジットカード納付

国税クレジットカードお支払サイトを通じて、納付する方法です。

利用可能なクレジットカードのブランドは、Visa、Mastercard、JCB、American Express、Diners Club、TS CUBIC CARDです。

納付税額に応じた決済手数料がかかるため、あまりおすすめではありません。

スマホアプリ納付

国税スマートフォン決済専用サイトで納付する方法です。

ただし納付金額が30万円以下の場合に限ります。

PayPay、d払い、au PAY、LINE Pay、メルPay、amazon payが対応しています。

まとめ

「国税の振替納税・ダイレクト納付・IB・クレジットカード・アプリでの納付について解説」というテーマで、国税のキャッシュレス納付について書きました。

いろいろな方法がありますが、税目に応じて使い分けるとよさそうです。

筆者の場合、所得税は振替納税で、その他の税目は特に固定していません。

参照

納税・納税証明書手続|国税庁

国税クレジットお支払サイト

国税スマートフォン決済専用サイト

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