円安の話題で持ち切りだけど円高と円安の違いとは?だれがどう影響するの?外貨預金はチャンス?

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経済面に関心が無くてもメディアで「円安が進む」なんて言葉が出ると、

  • 円安ってどういうこと?
  • 誰か迷惑を被るの?
  • オレ(ワタシ)には関係ない

と人によって反応はさまざまだと思います。

その一方で外貨に通じてる人、例えば、外国株やFXに投資している状況ならば、悲喜こもごもではないでしょうか。

そもそも「円安ドル高」「円高ドル安」などの言葉は、決して学校では教わらないため、関心がなければ調べることもないはず。

そこで今回は、円安や円高について、基礎的な理解について解説して見たいと思います。

円安と円高の意味

まずシンプルに円高と円安の違いについて述べてみます。

日本の通貨単位は「円」です。

対して諸外国では、さまざまな通貨単位があることは、さすがにご存知でしょう。

代表的な例を挙げると、

  • 米国、オーストラリア、カナダ、ニュージーランドなど:ドル
  • イギリス、エジプト:ポンド
  • 欧州:ユーロ
  • スイス:フラン
  • 南アフリカ:ランド
  • タイ:バーツ
  • 中国:元
  • 韓国:ウォン

といったところでしょうか。

金融機関のホームページでも確認することが可能です。

それら諸外国の通貨に対して、日本円の価値が高くなっているか、安くなっているかというのが、円安や円高という表現で表わされています。

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為替の計算の具体例

円高と円安を理解するには、為替を少しわかっていた方がよいでしょう。

馴染みの深いアメリカのドルで説明します。

2022年9月8日の17時の時点では、Yahoo!ファイナンスによると1ドルは約143.76円を表示していました。

計算しやすいように1ドル144円とします。

アメリカに旅行に行く場合、円をドルに交換するわけですが、手数料などの費用は考えずに1万円をドルに両替すると、

10,000÷144=69.4

つまり69.4ドルになるわけですが、逆に日本に帰国するとして100ドルを日本円に両替すると、

100×144=14,400

という計算で、14,400円が手元にもどってくるわけです。

何となく100ドルを円に交換した方が、お得に感じませんか?

円高と円安の意味

前述の為替レートによる計算で、何となくわかると思いますが、

1ドルを交換するには144円必要

ということです。

これが1ドル130円という為替レートになると、144円払っていたのが130円で済む話になります。

さらに1ドル100円になれば、100円玉1枚で良いわけです。

1ドルに対して144円払うよりも100円の方が、変な言い方ですがコスパは良いですよね。

つまりドルに対して円の価値が下がっている、安い状況(円安)であれば、たくさん支払うことになります。

逆にドルに対して円の価値が上がる、つまり高い状況(円高)であれば、少ない金額で1ドルが手に入るいうことです。

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円安の今はどうなの?

仮に1ドルが130円や120円の時期に、米ドルで外貨預金をしていて今の時点で決済すると、為替レートの差により利益(為替差益)を得ることができます。

FXも同様で、1ドル120円の時に1000ドルを買いポジションで運用開始して、今の時点で売ってしまえば、利益を生み出すことができます。

買いポジションとはドルを保有している状態で、円安が進めば売却して利益を出せる状況にあることです。

普段、米国を拠点にしている日本人が、フラッと日本に帰国すると、円安のメリットが受けやすい状況にあります。

1ドル120円より1ドル144円で両替してもらうほうが、圧倒的にお得なわけです。

100ドル12,000円分に交換するより、14,400円になった方が、ちょっとだけオマケが付いた感じでうれしいではありませんか。

そういうことが円安では起こります。

海外取り寄せは高くつく

今は海外ものが手に入りやすい環境が整っているため、副業で通販サイトの運営も可能です。

例えば、国内の通販ショップオーナーが米国の雑貨やジーンズを仕入れるとした場合、円安によって仕入れ値は高い相場になります。

販売利益をひっ迫しかねないため、価格にも反映せざるを得ないでしょう。

まとめ

「円安の話題で持ち切りだけど円高と円安の違いとは?だれがどう影響するの?外貨預金はチャンス?」というテーマで、円高と円安の意味や為替レートについて書きました。

ほんの初歩的なものでしたが、参考にしてくれると幸いです。

円安はどこまでいってしまうかの、誰にもわかりません。

円安だと外貨預金がお得だ、なんて風のウワサを聞きつけて、慌てて口座開設する人もいるようですが、大金は預けずに少額で様子を見るということも大事ではないかなと考えます。

参照

FX・外国為替 – Yahoo!ファイナンス

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