冬場に風邪をひきやすいタイプ・ひきにくいタイプ その違いはミトコンドリアの活性化にあり?
冬に風邪をひきやすいタイプ・ひきにくいタイプには、ある特徴的な違いがあるそうです。その違いとは体内のミトコンドリアにあるのだとか。ミトコンドリアとは細胞の中に含まれ、エネルギーを生み出す働きをする小器官で、このミトコンドリアを活性化させてあげれば、身体はエネルギーに満ち、風邪もひきにくきなるようです。ではどうすればミトコンドリアを元気にさせることができるのかというと…。
風邪をひきやすいのは何月?
季節の変わり目は、風をひきやすいと言われていますが、特に12-1月の冬の時期は気温が下がること、空気が乾燥することで、特に風邪をひきやすい時期なのだそうです。
冬のなり始めは身体が寒さにまだ慣れておらず、冷たい空気によって気管支や肺が冷やされて体調を崩しやすくなります。
また、乾燥する冬場は口腔内も乾燥しがちで、呼吸に体内へ入りこんだウイルスが胃に落ち込みづらく(胃液に落ちれば消滅する)、喉周辺にとどまる時間が長いため、ウイルスが繁殖しやすくなります。
この時期は乾燥を避けるために、加湿器の利用や、口腔内を湿らすよう水分をまめに取る必要があります。
冬に風邪をひきやすいタイプ
通常、身体はウイルスに対する免疫力が働き、口や喉、鼻などの粘膜にウイルスが付着しても、風邪にかからないようにできています。
しかし、睡眠不足や疲労、ストレスなどによって免疫力が低下してしまうと、風邪をひきやすくなってしまいます。
冬場は気温が下がるため、低体温の人はさらに免疫力が低下し、ウイルスの攻撃を受けやすくなります。
身体に入ったウイルスと戦うためには、たくさんのエネルギーを必要としますが、そのエネルギーを生み出しているのがミトコンドリアです。
エネルギーを生み出すミトコンドリアが体内に不足していたり機能していない人は、風邪をひきやすくなってしまいます。
冬に風邪をひきにくいタイプ
風邪をひきにくいタイプとは、体内にミトコンドリアが十分にあり、活性化している人です。
ミトコンドリアが元気な人は少し体調を崩したとしても、一晩しっかり眠れば翌日には調子が戻ります。
反対に、ミトコンドリアが弱っていたり数が少ないと、十分なエネルギーが作られず、そのまま風邪を引いてしまいます。
体内のミトコンドリアは低体温や自律神経のバランスも整えます。
つまり、体内のミトコンドリアを活性化することができれば、風邪もひきにくくなるわけです。
では、どうすれば体内のミトコンドリアが元気になるのでしょうか。
ミトコンドリアを増やし活性化させる方法
体内のミトコンドリアを増やし活性化させる方法の第一は、ミトコンドリアに栄養を与えることです。
そのためには、
- ビタミンB群
- カルニチン
- 還元型コエンザイムQ10
の栄養素を積極的に摂取することです。
これらの栄養素が多く含まれている食事は、
- 豚肉
- 牛肉
- 青魚
などのタンパク質です。
これらたんぱく質を、毎食よく噛んで食べましょう。
次に、ミトコンドリアを弱らせる「活性酸素」の除去に努めます。
活性酸素の除去には「抗酸化物質」を摂る必要があります。
主な抗酸化物質は、ビタミンCやビタミンE、カロテノイドです。
ビタミンCはみかんやレモンなどの柑橘類に、ビタミンEはアボカドやアーモンド、カロテノイドは柿、エビ、わかめ、鮭などから摂取可能です。
これらの食事を意識的に摂ることと、十分に休息することとで、体内のミトコンドリアを活性化させ、冬場に風邪をひきにくい体作りに努めましょう。
まとめ
古くなった体内のミトコンドリアは入れ替えたほうが良いそうです。そのための効果的な方法が、プチ断食だそうです。
プチ断食とは、16時間以上のあいだ水とナッツ以外のものを口にしないことです。
簡単なプチ断食のやり方は、夕飯後の20時から何も口にせずにそのまま就寝し、翌日は12時の昼ごはんまで食べずにいる(朝食を抜く)と、16時間のプチ断食ができます。就寝時間を上手に使うのがコツですね。
これを週に2回ほどできるとベストだそうです。
私も毎日やっていたことがありますが、慣れてしまえば意外といけます。
無理のない程度にプチ断食にもトライして、体内のミトコンドリアを活性化させて、風邪をひかない身体を目指してみてはどうでしょうか。
その前に、ミトコンドリアを増やす食事と活性酸素を除去する食事を摂り、しっかりと休息することですね。