通勤にストレスを感じない人は感覚がマヒしてる?移動時間に有効活用法は無い?快適通勤を探る!
通勤や通学にかかる時間が異様に長い人っています。
我が子(高校生)においても、県外からの通学とは言わないまでも、市外から通学してくる子は、結構な数が在籍しているそう。
電車通学だと始発が当たり前で、しかも部活動をして帰宅するため、自宅には21時ぐらいがデフォルトだと言うのです。
そりゃ、高校生から、このような一見、時間的余裕のない生活をしていたら、それが当たり前となります。
やがて、その習慣に身体が適応して就職したとしても、通勤時間には疎くなっていくことは、容易に想像できます。
通勤時間を1割でも下げたら、人生、豊かになるとは考えないのでしょうか。
そこで今回は、少しでも快適に通勤・通学となるための提案をしてみたいと思います。
もくじ
通勤・通学時間の是非
まず、通勤や通学の時間に対して、
- 長いのは無駄
- 時間をかけるのは非効率
- そもそも非生産的
というネガティブな意見も多いです。
これはコロナ禍においてテレワークが普及し初めて、通勤や通学の時間について、ふと考える時間が増えたからだと推測しています。
何とも思わなかった、当たり前だから、仕方ないからというような意見は、ある意味、自分自身の置かれた環境を受動的に捉えているからです。
テレワークは集中できない、業務が効率的でないという意見もありますが、それは慣れていない、あるいは改善しようとしないだけでは?
業務命令である以上は、与えられた環境でやるしかないのです。
通勤や通学に時間が掛かっていることには何も言わず、テレワークという通勤・通学が不要な環境だと文句を言う。
はっきり言っておかしな主張です。
通勤・通学時間って、ほぼ何も生まない時間であると知っていながら、無くてはならないものと思い込まされているかのように感じます。
ただ、時間だけが過ぎていくのに・・・。
通勤・通学時間の全国平均
総務省統計局が実施している「社会生活基本調査」によると、最新版の令和3年度版に、通勤・通学時間に関する統計結果が出ています。
何でも調べられてるもんですね・・・。
その統計結果のなかに、強烈な一文が載っています。
テレワーク(在宅勤務)をしていた人はしていない人に比べ睡眠、趣味・娯楽などの時間が長く、通勤・通学、身の回りの用事などの時間が短い
いちいち統計を取らずとも、誰がどう考えてもわかることですが、あえて証明されましたね。
地域別では、
通勤・通学時間は関東地方で長い
という結果になっています。
これも大体、想像がつくレベルです。
なかでも神奈川県は平均して1時間40分という、地獄のような毎日・・・。
次いで千葉県、東京都となっているわけですが、この時間が少しも減る機会は無さそうですよね。
生活の豊かさに直結
テレワークの有無によって、どのような差が生まれるのか。
前述の統計では、睡眠・趣味・娯楽の時間が長いとなっていますから、単純に生活を豊かにすることが想像できます。
現に、
テレワークにより通勤時間が減少した分を趣味・娯楽や育児など年齢階級ごとに異なる行動への時間に充てられていることがうかがえる。
と書かれていることからも、通勤・通学時間は長い目で見ると軽んじてはいけないものです。
年間稼働250日と仮定して、30分ほど通勤・通学時間が短ければ、125時間を別の時間に充てられます。
1年でこれだけの時間があれば、何ができるかを想像すると、いかに勿体ないかということが、誰にでも見えてくるのではないでしょうか。
快適な通勤・通学
さて、快適な通勤・通学とは、本当に実現できるのでしょうか。
学生なら、登校の時間帯が同じ友人がいれば、少しは楽しい時間を共有できますし、それは青春時代の良き思い出にもなります。
ところが社会人ともなると、そのようなことは、ほぼあり得ません。
関東圏の電車通勤の状況を見れば一目瞭然で、もくもくと混雑した電車に乗り込んでいるだけです。
音楽が聞ける時間でもあるのでしょうか、それ以外に生産的なものがあるのでしょうか。
通勤だけでヘトヘトになるのは本末転倒です。
自然にストレスが蓄積されて、身体を壊すのは何も仕事の内容だけではないと感じます。
通勤時間を含めて、不快に感じる環境が、一日の大半を占めることが問題です。
それでも上京したい人が多いのは、皮肉なものですね。
まとめ
「通勤にストレスを感じない人は感覚がマヒしてる?移動時間に有効活用法は無い?快適通勤を探る!」というテーマで、通勤・通学時間について改めて考えてみました。
統計では、やっぱりかという結果ですが、楽な通勤、快適な通勤は残念ながら現実逃避しかない可能性は高いです。
それが音楽を聞くことやスマホを覗くことになるのかもしれませんが、基本的には、快適な通学はあったとしても、快適な通勤は無いと言えそうです。
まあ、そこに何かビジネスチャンスのようなものも感じるわけですが・・・。