高校進学も多様性重視!中学生の通信制高校志願者増加中!東京都は全日制志願者が減り続ける

高校入学の受験シーズン真っ只中ですが、一部では、通信制の高校への志願者が増えているとの情報もあります。

テレワークの浸透で通勤のムダさを知った人、あるいは経営者も居たように、登校時間がムダと考える中学生がいても、何らおかしいことではありません。

多様性を唱えながら、結局は、何かと感性や考え方に違和感があれば、それを指摘しまくる人がやけに多い日本ですが、通信制高校も良い選択肢ではありませんか。

人付き合いが苦手なら、無理して集合の中に溶け込もうとしてストレスを抱えながら3年間を過ごすよりは、非常に有意義です。

筆者も我が子に通信制をすすめたのですが、根っからの人好きということもあって、一瞬で却下されましたが・・・。

通信制志願者の現状

高校には全日制と通信制、さらには定時制など、いくつかのスタイルがあります。

全日制は従来通り毎日定時に登校するスタイルですが、通信制はその名の通り、オンラインを中心に授業が行われます。

まれに登校する機会が訪れますが、原則としては自宅での学習です。

個人的には非常に羨ましい環境としか言いようがありません。

ましてや人付き合いが苦手で、集団に入るとストレスが溜まって仕方がないという気質の子どもにとっても、のびのびと過ごせるのではないでしょうか。

実際に東京都では、2023年春に卒業する公立中学校の生徒において、全日制高校の志望率が7年連続過去最低となっています。

さらに私立の通信制志望者は4.26%と数字的には少なく見えますが、2017年度の1.33%と比較すると3倍強になっているのが現状です。

メタバース内で高校が設立されたら、全日制はますます人気が薄くなることが目に見えてきそうですね。

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通信制高校志願者が増えている理由

あくまでも想像ですが、

  • 登校が面倒臭い
  • 人とあまり接したくない
  • 自由に勉強がしたい
  • 強制的なイベントが無理
  • 学びたい科目が無い

といったことも少なくないと考えています。

ましてや中学校ほどではないにせよ、ブラック校則がまかり通っているわけですから、高校も窮屈な印象を持つ中学生が居ても不思議ではありません。

寒いのにコートを羽織ってはダメとかいう学校に、誰が魅力を感じるというのでしょうか。

さらに、それを「間違っている」「おかしい」と言えないにも関わらず、先生面して偉そうに指導する大人から、とやかく言われる筋合いはないと言われても仕方のないことです。

だから通信制を望むということも立派な理由です。

通信制の難しさ

通信制の高校に進学したとしても、何を目標に、さらにはモチベーションとして過ごすがか最も難しい問題です。

当初は真面目に過ごしていたとしても、自律の心を強く持たなければ、3年間を棒に振るリスクは避けられません。

また競争という概念がどうしても薄れてしまうため、大学進学を望んでいる場合は、成績が伸び悩む可能性もあります。

また私立の通信制高校は独自のカラーで運営されていますが、生徒へのサポートなども多種多様な印象です。

生徒の自主性を重んじる場合は、言葉としては聞こえは良いですが、裏を返せば放任と紙一重です。

積極的な生徒と消極的な生徒では、やはり大きな差がつくのではないでしょうか。

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通信制高校の進学率

通信制高校の進学率はやはり気になるところです。

文部科学省の学校基本調査では、令和元年度における通信制高校の大学進学率は17.6%となっていました。

出典:学校基本調査-令和元年度結果の概要-:文部科学省

全日制高校と通信制の在学生では母数が大きく違いますし、しかも進学率も2割を切っているとなると、かなり厳しい状況が数字からは見えてきます。

いかに自分を律して毎日を過ごしていくかが問われます。

まとめ

「高校進学も多様性重視!中学生の通信制高校志願者増加中!東京都は全日制志願者が減り続ける」というテーマで、通信制高校を選択する中学生が増加している件について書いてみました。

通信制高校もひとつの選択肢ですが、普段の生活の過ごし方次第では、その選択が間違っていたと言われるリスクもあります。

大学の進学率も2割に満たない厳しい状況の中で、孤独に努力ができるのか?

そこまで踏み込んで検討するしかありません。

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