カウンセリングとセラピーとアドバイスの違いってなに?似てるようで全く違うアプローチ
似たような言葉でも実は全く異なる意味って、たくさんあります。
今回もテーマに掲げた、
- カウンセリング
- セラピー
- アドバイス
も同様で、なんとなく違うんだろうなあというレベルの認識でしかありません。
ちなみにコンサルティングやコーチングについては、以前、記事として投稿しているので参照してください。
今はホント便利ですよ。
言葉の意味を解説しているサイトもありますからね。
国語辞典が必要ないどころか、「国語辞典を引く」というフレーズ自体が、すでに使われない傾向にあります。
では、カウンセリングとセラピーとアドバスイの違いについて、シェアしたいと思います。
もくじ
言葉の意味
まず国語的な解釈として、どういう意味を成しているのかをチェックしてみました。
コトバンクから、それぞれ引用します。
- カウンセリング
さまざまな心理的な問題や不安などを抱え、その解決・解消を求めようとする個人(クライエントclient。クライアントとよぶ場合もある)に対して、専門的な視点・観点から心理的な援助・支援をすすめる対人行為の総称 - セラピー
治療。療法。薬や手術などによらない心理療法や物理療法をいう。テラピー。「アニマルセラピー」「ミュージックセラピー」 - アドバイス
忠告や助言をすること。また、その言葉。「先輩としてアドバイスする」
印象としては、アドバイスが積極的な意見の伝達という感じですね。
カウンセリングとセラピーは、最善策を引き出すというか、自己解決能力を高めるためのサポートのイメージがあります。
公的機関の解釈
例えば、厚生労働省では、
カウンセリングは、どうしたらよいのかのアドバイスを受けたり、答えを出してもらったりするためものではありません。自分自身の力で立直っていくきっかけをつくったり、気持ちや考え方を整理していくサポートを行ったりするのがカウンセリングなのです。
と書かれています。
一方では、
こころの診療においては、医師やカウンセラーが心の悩みを聞き、こころの専門家としての視点から指導や援助を行う治療を意味しています。
とありますので、解釈に関しては幅が広いです。
セラピーとアドバイスに関しては、公的機関の言及は見受けられません。
しかしセラピー(セラピスト)に関しては、様々な協会が設立されて独自の資格などの認定を行っています。
多様なセラピスト業界
一般にセラピストと呼ばれる職業においては、ジャンルが多岐にわたります。
実は国家資格である理学療法士も「Physical Therapist(PT)」という名称が、まかり通っています。
医療やリハビリ系の他にも美容系、メンタル系、リラクゼーション系などがあり、それだけ「やすらぎ」「安心」「癒し」「リハビリ」「身体機能向上」「心身回復」などのニーズも多いのだと想像に難くありません。
アドバイスとコンサルティング
アドバイスと言えばコンサルタントによるコンサルティングをイメージする方も多いのではないでしょうか。
公的資格で言えば、中小企業診断士やキャリアコンサルタントが代表的です。
民間資格も多数ありますが、特に資格を所有しなくても経験や長年に渡って培ったスキルを伝達する際には、アドバイザーとして役に立てます。
ただメンタル系や医療系においては、アドバイスより傾聴が重要視されることもあり、迂闊なアドバイスが逆効果になることもあります。
まとめ
「カウンセリングとセラピーとアドバイスの違いってなに?似てるようで全く違うアプローチ」というテーマで、調べたことをシェアしました。
- カウンセリングは相談や指導あるいは傾聴
- セラピーは治療や療法
- アドバイスは忠告や助言
このような特徴を掴んでいれば、何となく理解が深まるものと考えます。
参照
コトバンク [ 辞書・百科事典・各種データベースを一度に検索 ]