コロナ後遺症に悩まされる人が増えている!若い世代が増加 その症状とは?
新型コロナの後遺症に悩まされる人が増えているようです。コロナは感染時の肺炎の症状もさることながら、治ったあとに後遺症が残る人も大勢いるようです。最近は、若い世代に後遺症が増加している傾向にあるとのこと。その後遺症の症状には、どのようなものがあるのでしょうか。
もくじ
増加するコロナ後遺症
新型コロナウイルス感染症(COVID-19)に感染し、病床数の不測により多くの人が自宅療養を強いられる状況が続く中、復帰後も倦怠感など約3割の人が半年後も後遺症に悩まされているそうです。
感染時の症状が軽い場合でも、その実「幸せな低酸素血症」が生じる可能性を考えると、軽症ならダメージは生じないとは言い切れない。
一見軽症に見える状態でも、肺炎が悪化し血中酸素濃度が低くなっても息苦しさを感じない「ハッピー・ハイポキシア(幸せな低酸素症)」と呼ばれる症状があるそうで、自分が気付かないうちに重症化することもあります。
これに気づくには、血中酸素濃度を計るパルスオキシメーターなどで随時確認し、値が異変を示した際には、症状に関わらずすぐに救助を求めないと命取りにもなりかねません。
コロナの後遺症を避ける唯一の方法は、感染しないこと以外ありません。
新型コロナの後遺症例
新型コロナ後遺症には様々な症状が現れることが分かってきました。
主な後遺症としては、疲労感・倦怠感が2割程度の人に、味覚障害や頭痛、思考力・集中力の低下が1割程度の人に現れているようです。
また、最近では1割程度の人に脱毛症もみられるようです。
主な症状としては、
倦怠感
味覚・嗅覚障害
記憶障害
頭痛
息切れ
体の痛み
呼吸困難
微熱
胃腸の不調
動悸
心拍数の異常
思考力・集中力の低下
ぼんやり感(脳の霧:brain fog)
耳鳴り
四肢の感覚低下
などがあげられます。
その後、後遺症も約8割の人は以前の健康状態に戻ったとしていますが、中には長引く後遺症により抑うつや睡眠障害をを起こす人もあり、それらが生活へ影響を与えるケースもみられるそうです。
若い世代に後遺症外来が増加中
とある後遺症外来では、その半数が30代以下と、去年に比べ倍増しているそうです。
これまで精力的に仕事をしていた20代、30代の若い人たちが、コロナ後にベッドから起き上がることができず、トイレも行けない寝たきり状態となっているそうです。
こうなると、当然仕事にも行くことができなくなり、その先の人生にも影響が出てしまいます。
コロナ感染時の症状は比較的軽症だった10代の大学生も、後遺症が残り、嗅覚障害と
強い倦怠感とで、大学を休学することに。
コロナ感染を風邪と同等に見なし甘く見ている人は、この事実を知り、感染時の症状だけでなく、後遺症の実態もきちんと理解すべきかと思います。
まとめ
コロナの後遺症として頭皮の脱毛に悩む30代の女性が紹介されていました。
現在は、各地域でコロナ後遺症相談窓口を設けているところも多くあります。
窓口では症例のデータも持っているため、的確なアドバイスを受けることができると思いますので、一人で悩まずそういった期間も利用し、後遺症からの可能な限りの早期回復に努めてください。
ちょっとしたきっかけが、人生を狂わせることがあります。
一度感染した後、再び感染るケースも最近ではよく見られますので、ワクチン接種後であろうとも、くれぐれも感染対策に気を配りましょう。
コロナに感染してよいことは、一つもありません。