マスクは不織布と布ではうつらない方はどちら?コロナ禍を生き抜くマスクの使い分け
誰もが約1年間もマスクを着用し続けることになるとは、夢にも思ってなかったはずです。
もう慣れてきた感じは個人的にはありますが、どうしてもマスクが着用できない事情がある人もいます。
マスクの転売、買い占め、マスク警察など、あまり歓迎されないできごとも起こったわけですが、どのマスクが良いのか、実はピンとこない面は否めません。
- 不織布と布はどちらが効果的なのか?
- マスク以外のフェイスシールドやマウスシールドは?
- その組み合わせは?
- 二重マスク、三重マスクは息苦しくないのか?
どんどん疑問が沸いてきます。
そこでコロナ禍を生き抜くために、少しでもマスクに関する知識を吸収しようと、知り得た情報をシェアしたいと思います。
もくじ
マスクは不織布と布ではどちらが効果的か
理化学研究所が公開している資料(※)の中で、マスクを装着した場合の捕集効果と通気性の関係を示す図があるのですが、それを読み解くと、
- 不織布は通気性は悪いがマスク捕集効率は良い
- 布は通気性は良いがマスク捕集効率はそれほど良くない
という分布の傾向です。
人が集まりやすい場所は不織布、ひとりでいることが多い場合は布マスクという使い分けが良さそうです。
※参考資料
ウイルス飛沫感染の予測に関する記者勉強会(11月26日・オンライン開催) | 理化学研究所 計算科学研究センター(R-CCS)
ウレタンマスクやN95と比較してみる
資料にはN95とウレタンマスクについても調査されているので、これについても触れておきます。
- ウレタンマスクは通気性はそこそこだがマスク捕集効率は良いとは言えない
- N95は通気性はウレタンマスクレベルだがマスク捕集効率は100%近い
このように結果は出ています。
N95って優秀ですね。
厚生労働省がSARS(重症急性呼吸器症候群)、MERS(中東呼吸器症候群)、新型インフルエンザや結核菌の対策指定品にしたのは納得です。
買っておこうかな。
フェイスシールドやマウスシールドは効果なし
AERA2021年2月8日号に、何も付けない場合を100としたときの飛沫量を、マスク別に数字で表示している記事が興味深いです。
そこには結果として、フェイスシールドやマウスシールドは、
「小さな飛沫に対しては効果なし(エアゾルは防げない)」
と書かれていました。
何となく予想はしてましたけどね・・。
まとめ
マスクについては、着け心地や肌ざわり、見た目など感覚やファッションの観点を取っ払って純粋にフィルター機能だけを見ると、優秀な順に、
- N95
- 不織布
- 布
- ウレタン
- フェイスシールドおよびマウスシールド
と考えてよさそうです。
ウレタンや布マスクをしている人に対して、「不織布マスクをつけろ!!」など脅迫めいたマスク警察行為は慎みましょう。
やってる本人の株が下がりますよ。
その行動心理もダサいです。
紳士的に説明する方が「賢い」と思われますよ。