新型コロナの死者数 年齢別にみると20代はどれくらい?容体が急変する原因とは?

新型コロナによる日本国内の死者数が7000人を超えました。高齢者や糖尿病・心臓病の持病のある方は、重症化しやすいと言われています。年齢別にみると、新型コロナによる死亡の割合は20代を始め各年代ごとで、どのような違いがあるのか調べてみました。

新型コロナの死者 20代はどれくらい?

新型コロナは高齢者や糖尿病・心臓病の持病のある方が重症化しやすいと言われています。

反対に若い人は新型コロナに感染しづらかったり、重症化しにくいとも言われています。

令和3年2月8日時点の国立社会保障・人口問題研究所「新型コロナウィルス感染症について」の資料によると、20代の新型コロナによる死亡者数は3人となっています。

2月8日時点での死亡者数の総計が6500人ほどなので、割合で言うと0.04%程度となりますから、かなり少ないのがわかります(※ただし、年齢非公開が1000名ほど含まれています)。

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新型コロナの死者数を年齢別に見てみる

同じく令和3年2月8日時点の国立社会保障・人口問題研究所「新型コロナウィルス感染症について」の資料によると、死者数で一番多いのが80代でおよそ34%を占めています。続いて、70代と90代がほぼ同割合で18%程度と続きます(※ただし、年齢非公開が1000名ほど含まれています)。

ただ、人口の割合から言って70代より90代の方が人数が少ないでしょうから、新型コロナによる90代の死亡者数は相当高い死亡率と言えると思います。

その他は、60代、50代、40代と死亡者数は減っています。

70代の死亡者数に比べると、60代は3分の1です。

50代は70代の死亡者数と比べると10分の1です。

40代は70代の死亡者数と比べると30分の1です。

それくらい70代以上の方の死亡率が非常に高いことがわかります。

こうみると、やはり高齢者が感染すると、若い世代に比べて死亡してしまう可能性が高いわけですから、感染しないように気を付けることが大切です。

高齢者と一緒に暮らしている方は、そういったことも考えた上で、今一度、自分の普段の行動を見直してみてください。

最近の新型コロナ感染者数

2度目の緊急事態宣言を受け、徐々に日々の感染者数もここのところ減少傾向にあるようです。

ただ、ここで油断をすると、初めの緊急事態宣言の時と同じように、再び感染拡大が起こり、長期化させてしまうことも十分にあり得ます。

一気にせん滅するためにも、ここは我慢のしどころです。

完全に封じ込めるよう、今回こそきっちりと新型コロナ終息へ向けて、もうひと頑張りしましょう。

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容体が急変し死亡する事例も その原因とは?

最近では、新型コロナの感染者が、容体が急変するという事例もあることが紹介されるようになりました。

軽症で療養中だった人が、突然急変して死亡するというケースです。

容体が急変し、救急車を呼んだ時点では既に遅く、病院に到着前の搬送中に亡くなるなるほどです。

なぜこのようなことが起こるかというと、その理由に「ハッピー・ハイポキシア」という状態があげられています。

ハッピー・ハイポキシアとは「幸せな低酸素症」とも呼ばれています。

脳は低酸素状態になると多幸感が湧き、とても気持ちの良い状態になります。

この多幸感により正確な判断がにぶり、低酸素血症の症状が出ているにもかかわらず、その初期症状を見逃してしまうわけです。

そのため、気づいた時には重症化していて、一気に容体が急変して死亡したように見えるわけです。

一見、軽症に見えても、実はそうではないという落とし穴が、コロナ感染の場合あるのです。

軽症のようだからとあまり軽く考えずに、療養中は常に各数値に気を配りながら、適切な処置を受けるよう心がけてください。

まとめ

新型コロナ発生から、ここ日本でも1年以上が経ちました。

いまだ終息には至っていません。

ワクチンもでき、少しずつ接種が始まっていますが、これも副作用の問題など、まだ見えない課題もないわけではありません。

2度目の緊急事態銭が発令され、自粛強化が行われ、少しずつ日々の新たな感染者数も減少してきています。

ここで一気になんとか封じ込めたいところです。

オリンピックの開催や経済の問題などもありますが、やはり一日も早く新型コロナを終息させることこそが、結局はいちばんの解決策であると思います。

苦しい状況が続きますが、みんなで力を合わせ、協力していきましょう。

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