データドリブンって聞かなくなったけど使い飽きた?意味は?対義語は?AIとの融合は?
今も使われているのか、取引先や商談相手と意味が共有できているのか、非常に不思議に思う言葉があります。
それは「データドリブン」です。
ちょっと前までIT系やマーケティング系企業のサイトに、
- データドリブンな経営
- データドリブンな意思決定
- データドリブンなマーケティング
という言葉を全面に、ドヤッとした雰囲気を醸し出していたような印象が残っています。
なんか・・・カッコ悪くないですか、逆に(汗)
どうしてこうカタカナ用語を多用したがるのでしょうか?
パッと読んでスッと誰もが受け入れられないと意味が無いと思うんですけどね。
データドリブンとは
実際の商談の席、あるいは仕事からみの会話で、「データドリブンを前提に云々」って聞いたことないです。
言うのも恥ずかしいなら書くんじゃないよって話にならないのでしょうか。
ともかくデータドリブンをわかりやすく言えば、非常にシンプルな話で、データを基にしてアクションを起こすことです。
勘や経験といった曖昧な指標から脱却して、客観的に意思決定しようというスタイルでもあります。
カッコつけて言うほどでもない。
データドリブンの対義語
あえて知る必要性があるのか不明なのですが、検索の関連ワードに出てくるので、一定数の興味があるということでしょうか。
データドリブンの対義語としてふさわしいかどうかは別として、KKD(勘、経験、度胸)ということになるかと考えます。
しかしこれでは納得できませんね。
データドリブンが収集したデータを基にした意思決定ということで、ある意味、データを重視したものとなっています。
ところが顧客の要求って、場合によっては必ずしもデータで示すことが難しい部分もあるわけです。
例えば、デザイン的なものが典型で、「データドリブンなら青を基調に・・・
」という提案のしかたもあるわけですが、顧客側からはリラックスできる空間をといったことだと、必ずしもベースカラーが「青」であるとは限りません。
緑だってリラックスできるカラーです。
デマンドドリブン
前述の例で言えば、顧客側の要求はデータドリブンであったとしても、微妙に食い違うケースが出てきます。
それを埋めるのがデマンドドリブン、つまりは顧客の要求ベースでの意思決定やしくみを整えることが対義語としてふさわしい気がします。
そもそも商売ってデマドドリブンをベースにする必要があって、データドリブンはそれを裏付けるもの、あるいは方向性や改善のベースにするもの言えそうです。
データだけが先走ると見込んだ顧客とは違うものになります。
とは言え、デマンドドリブンとデータドリブンは、卵が先かニワトリが先かみたいな関係性かもしれませんが、バランス感覚が重要ではないかと考えます。
データドリブンとAI
あくまでも個人的な意見ではありますが、データドリブンをAIに任せると、経営判断の負担って軽くなったりしませんかね?
今はともかく、もう少ししたらデタードリブンとAIの融合が当たり前になってくる可能性があると考えています。
となると経営者は不要かと言えばそうではなく、AIがいくつかの選択肢や提案を揃えたものを最終的に経営者が決断するという構図です。
その決断もAIがやるようになると、ちょっとどうなるかわからないですし、怖い面もありますが、まあ、妄想に近いものですので真剣に受け取らないようにwww
まとめ
「データドリブンって聞かなくなったけど使い飽きた?意味は?対義語は?AIとの融合は?」というテーマで、データドリブンという言葉について書きました。
何か新しい言葉を知ったから使ってみようか的な感じが否めないのですけど、データを根拠にした意思決定をしますって伝える方が、わかりやすくないですかね。
データドリブンな意思決定を・・・って意識高い系丸出しじゃないですか。
信用面において不利な気もしますけどね。
どうなんでしょ、実際は。
参照
データドリブン – マーケティング用語集:MarkeZine(マーケジン)
関連記事
データサイエンティストって何をする人?データを科学するって数学者?それともエンジニア?