スマホ回線容量の意味を知ろう!50GBや60GBのプランを契約しているのは逆にムダ?
スマホの通信プランなどでは、データ送受信のための容量を表わす単位として、GB(ギガバイト)が使われています。
これ、何のこっちゃわからないけど、数字が大きい方がいいに決まってるから契約してるっていう人、多分、多いような気がしています。
GB(ギガバイト)なんて単位は、目に見えるものではないですから、ピンとこないですからね。
そこが落とし穴でもあるんですけど・・・。
ということで今回は、一応、学生時代にプログラミングをかじった経験から、データ容量の単位について簡単にシェアしたいと思います。
スマホ回線の通信プランを検討する際に役立つと思います。
もくじ
データの最小単位はbit(ビット)
デジタルデータは極論すると「0」と「1」で構成されています。
前提としては2進数で、1桁に0と1しかないイメージです。
2は存在していなくて、2桁目に繰り上がって0と1が刻まれるという感じです。
桁数をbit(ビット)に置き換えると、2bitでは、
- 0,0
- 1,0
- 0,1
- 1,1
と4通りのデータを表現できるわけです。
データの単位をおさらい
bitが理解できたところで、GB(ギガバイト)との関係性をお伝えします。
なぜ?と思わずに丸暗記してください。
まず、1bitが8つ集まると1B(バイト)と新しい呼称が誕生します。
1Bがある程度の数が集まると1KB(キロバイト)になります。
ある程度の数というのは、よく1kという表現を目にすると思いますが、その場合は「1000」ですので、1Bが1000個で1KBとなるわけです。
しかしコンピューターの世界は2進数のため、1000に近い数字を求めると2の10乗=1024なんですね。
現実世界の1000倍はコンピューターの世界では1024倍になるわけです。
以降は、
- 1KBの1024倍=1MB(メガバイト)
- 1MBの1024倍=1GB(ギガバイト)
となりまして、ようやくGB(ギガバイト)のお出ましとなります。
容量の大きさが異なることで予測不能
例えば、50GBの容量の回線プランを契約したとします。
- YouTubeはどの程度視聴できますか?
- メールの送受信は何通やりとり可能?
- ウェブサイトは何ページ閲覧できる?
- 音楽は何曲聴ける?
答えられる人いますか?
ほとんどの人は居ないと思います。
月間のデータ使用量さえチェックしていない人も多いのではないでしょうか。
具体的に手元にあるメディアを例に容量を見てみると、
- HTMLメール(楽天カードからのお知らせ)=約35K52,428,800 KB
- 写真(640×480のjpgファイル)=約250KB
- 音楽(3分のヒーリング系)=約3MB
- 動画(144p画質で1時間)=約120MB
- サイト(Yahoo!Japanトップページ)=約220KB
ぐらいでした。
メディアごとに容量がバラバラであるという点も、月に必要とする容量が予測しにくい原因にもなっていると思います。
50GBは節約の余地あり
仮に50GBの容量をフルに利用すると、51,200MBおよび52,428,800KBですから、前述の例では、
- HTMLメール:約150万通
- 写真:約21万枚
- 音楽:約1万7000曲
- 動画:約426回再生
- サイト:24万回の閲覧
これを1ヵ月で消化するのかっていう話しなんです。
動画ならイケそうじゃね?なんて言うかもしれませんが、1日約14本、例では1本1時間ですから毎日14時間の視聴です。
できますかって話しですよ。
ということは50GBなんて、明らかにオーバースペックです。
家族と分け合えるからと言って一般的な消費レベルの家族4人が協力したとしても、50GBなんて使いこなせないレベルと言えます。
つまり「勿体ない契約」「節約の余地がある」ということになります。
まとめ
パソコンでもスマホでもデータ容量の単位は同じです。
個人的には数か月間、Wi-Fi以外でどれだけデータ通信したのかをチェックした結果、1GB未満でした。
ゆえに楽天モバイルの1GB未満はゼロ円が魅力の「Rakuten UN-LIMIT Ⅵ」が最適だと判断して契約しています。
お陰様でランニングコストはゼロです。
たまにはデータ通信量をチェックをおすすめします。
参考:楽天モバイル