年金の繰り下げ受給はホントにお得か?最大84%増額の裏にはリスクも見過ごしてはならない!

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50代後半の多くの男女にとって、将来の収入の柱となるのは年金です。

その年金のしくみは非常に複雑で、一般的な理解が伴っていない人も多くいます。

にも関わらず、年金の受給のタイミングと金額が極めて重要になります。

それに気付いていながら、見て見ぬふりや知りたいけど知る機会が無いと悩んでいるのが、50代後半の印象です。

年金制度の複雑さと変動性を簡単にでも理解し、適切な戦略を選択することが、将来の経済的な安心感を築く鍵となります。

そこで今回は、繰り下げ受給という増額を前提にしたしくみを中心に、リスクも交えながらお伝えします。

繰り下げ受給の魅力とリスク

年金の繰り下げ受給は、最大84%の増額という魅力的なしくみです。

この増額は、定年退職時に年金を受け取る時期を、一定期間延期することで実現するものとなります。

しかし、この魅力的な選択肢には慎重な検討が欠かせません。

最大84%の増額で受給する裏には、いくつかのリスクが潜んでいることがあります。

まず、適切なタイミングで年金を繰り下げ受給するには、

  • 個人の健康状態
  • 将来の状況

という不確かなことやリスクを、どこまで許容できるかどうかにかかっています。

さらに、年金を受け取るまでの収入の確保、あるいは預貯金の取り崩しも考慮しなければなりません。

また、世の中の景気や需給バランスの変動で、昨今のような生活コストの急騰など、支出の変動という不確かなリスクを考慮する必要があります。

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50代後半の年金繰り下げ戦略

年金の繰り下げ受給のメリット、タイミング、リスク、そして受給しない時期の資産状況や生活を踏まえて、60代以降の人生設計が肝心です。

まずは、年金繰り下げ受給の戦略に欠かせない情報を、簡単にまとめておきます。

増額の仕組み

年金を繰り下げると、支給開始時期が遅れるため、支給額が増加します。

この増額は、毎月の支給額に加算され、支給期間が長くなるほど大きな利益をもたらします。

  • 66歳:8.4%
  • 67歳:16.8%
  • 68歳:25.2%
  • 69歳:33.6%
  • 70歳:42.0%
  • 71歳:50.4%
  • 72歳:58.8%
  • 73歳:67.2%
  • 74歳:75.6%
  • 75歳:84.0%

仮に65歳での年金が15万円で、10年後からの受給にすると、月額約28万円にまでなります。

健康と寿命の考慮

年金の繰り下げ受給を検討する際には、個人の健康状態や寿命の予測など、将来の不確実性を考慮することも重要になります。

長寿の可能性が高い場合は、年金を遅らせることでより多くの利益を受けることはできますが、病気や事故のリスクをどう判断するかが難しいのは確かです。

生活コストと支出計画

年金が支給されない期間中の生活コストや支出は、しっかりとシミュレーションしておくべきです。

収入源がない場合は、預貯金の取り崩しでどこまで持つのか、あるいは、夫婦どちらかだけを先に受給するかなど、いくつかのパターンを準備しておくことをおすすめします。

他のリタイアメント戦略

年金の繰り下げ受給にこだわらず、他のリタイアメント戦略と組み合わせることも、ひとつの方法です。

例えば、個人年金保険、投資、副業なども視野に入れて、経済的な安定を確保するプランも練っておくようにします。

受給時期決断のポイント

年金の受給時期をいつにするのかについては、

  • 資産状況
  • 退職金の額
  • 生活スタイル
  • 健康状態
  • 借金の有無

を総合的に考えて、決断することが重要です。

自分で決断が難しい場合は、FPへの相談が役立ちます。

まずは60歳で定年して受給できる年金額を、年金定期便などで確認することからスタート。

退職金と年金で生活が成り立てば、何も問題はありません。

老後のシミュレーションで不安があるならば、夫婦ともに繰り下げ受給するのか、どちらか一方だけを繰り下げるのか、はたまた再雇用や副業で収入を得るのか・・・。

いろいろとプランを練っておけば、適切なタイミングでプランを切り替えればよいだけです。

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まとめ

「年金の繰り下げ受給はホントにお得か?最大84%増額の裏にはリスクも見過ごしてはならない!」というテーマで、年金の繰り下げ受給について書きました。

75歳からの受給だと85%増額って、確かに大きいわけですが、貰い損ねのリスクも当然ゼロではありません。

さて、不確かな要素をどれだけ許容できるかが、決断のポイントとも言えます。

参照

年金の繰下げ受給|日本年金機構

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