個人事業主が中古車購入した場合の仕訳は?用途・車検・減価償却の基礎知識

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個人事業主として仕事をやっていくために最も重要なことは、

  1. 営業
  2. スキル
  3. 情報収集
  4. 経費
  5. 自律

この5つだと考えています。

この中でも経費に関する感度が個人的には上がりました。

会社員時代は、経費については正直なところ「会社の金だから使い放題」なんて考えていたフシがあり、仕事で使うのだから細かいことをごちゃごちゃ言うなという態度でした(汗)

ところが個人事業主となれば、そんな豪快な考え方では務まりません。

1円に泣くこともあるため、常に、きっちりと管理することが求められます。

そこで今回は、営業用に自動車を購入した場合における仕訳などを中心に、経費についてシェアしたいと思います。

自動車は減価償却する

自動車は比較的高額な買い物です。

新車はともかく、状態の良い中古車なら100万円は必要です。

どの程度のレベルの中古車でも、店頭に並んでいるのは少なくとも50万円前後の値段が提示されています。

そのため自動車の購入では、全額を経費として参入することが難しく、一旦、固定資産として扱うことが定番となっています。

自動車は、商品の性質から数年から10年以上使用できるものなので、固定資産であるという認識で処理されるのです。

詳しいことは専門的な知識が必要とされ、素人解説では誤解を生む可能性があるので触れませんが、耐用年数や減価償却については、税理士の解説や相談のもとで仕訳することをおすすめします。

【完全保存版】車関連経費を計上 | 専門家の相談室

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家事按分という便利なしくみ

仮に自動車での移動が伴う事業、あるいは自動車そのものを利用しての事業を立ち上げる際には、購入した自動車は経費となります。

同様に、ガソリン代、車検費用も経費です。

ややこしいのはプライベートでも使用する場合です。

個人事業主の仕訳には、事業での使用と個人での使用を、合理的な割合を前提に経費にできる勘定科目が存在します。

「家事按分」と言います。

例えば、1週間のうち公私で同じ程度の割合ならば、50%を経費とすることが可能です。

しかし万一、説明を求められた場合に、示せるものがなければ認められないこともありますので、使用した時間などをメモするなど、ちょっとした労力が必要となります。

ただし、あくまでもこれは自動車を購入した後の話で、自動車を購入した時点での仕訳などは、前述のリンク先のコンテンツをご覧ください。

経費への考え方

冒頭でお話したように、会社員時代は経費に対しての考えは最低でした(汗)

個人事業主になって理解したのは、経費には2種類存在するということだったのです。

  • 金額が見えるもの
  • 金額が見えないもの

つまり、直接的な経費と間接的な経費があるということ。

金額が見えるものとしては、要するに取引によって発生する経費です。

例えば、交通費だったり外注費だったりですね。

金額が見えないものの代表は時間。

調べる時間、考える時間、案ずる時間などは、何かを生み出す前のステップの重要性が痛いほど理解できるようになりました。

しかし、これらの経費はスキルアップや経験値の積み重ねで、限りなく少なくすることができます。

また、第三者の能力を活かすことで大幅に削減も可能です。

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まとめ

「個人事業主が中古車購入した場合の仕訳は?用途・車検・減価償却の基礎知識」というテーマで、個人事業主の経費についての考え方などをお伝えしました。

会社員時代には経費について、あまり意識したことはありませんでしたが、個人事業主となってから、経費には2種類あることにも気付かされました。

これから副業を始める方は、経費ということも意識すると良いと思います。

この経費の意識は、家計にも通じるものがあるので、損はありません。

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