発達障害を抱える人は生命保険や医療保険に加入できない?医療保障は国保や健保だけ?

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発達障害を抱える人は保険に加入できない、あるいは選択肢が限られているというウワサを聞いたことがあります。

残念ながら身近に発達障害を抱えている人がいないので、今までは事の真相については不明だったのですが、たまたま人伝ですが、実情を知ることができました。

それをきっかけに生命保険や医療保険などについて、改めて調べてみることにしました。

発達障害を抱える人は増加中

近年、自閉症スペクトラム(ASD)、注意欠如多動症(ADHD)、学習障害(LD)といった「発達障害」を抱える方は増加傾向です。

子どもに関しては、通常学級に在籍しながら必要に応じて別室などで授業を受ける「通級指導」を受けている国公私立の小中高校生の数は、2020年度では16万4693人との統計結果が出ています。

出典:令和2~3年度 特別支援教育に関する調査の結果について:文部科学省

子どもだけではなく、何となく悩ましいことが多いことを懸念して受診すると、発達障害と診断される大人の存在も知られるようになってきました。

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保険の種類をおさらい

まず保険についてのおさらいをしておきます。

日本では、ざっくりと、

  • 公的医療保険(国保や健保)
  • 民間企業などによって販売される保険

の2種類があります。

公的医療保険は、健康保険証を持つことで診察費用などの一部を国が負担してくれる制度。

高額の治療費が払えずに治療できないことを防ぐために、原則、国民皆保険として手厚い保障を受けられます。

民間系の保険は、公的医療保険のみでは心配な方が、万一に備えて個人の判断で加入する保険です。

保障内容と保障額は個人に合わせてカスタマイズ可能で、支払う保険料も契約ごとに異なります。

民間の保険に加入義務はありませんから、自分にはどのような保障が必要なのか考えて契約しなければなりません。

発達障害がある=保険に入れないということはありませんが、選択肢がかなり狭まるのは事実です。

保険会社により基準にばらつきがあるため、複数の保険を取り扱っている保険代理店に相談する手もあります。

発達障害児の保険をFPに相談

近隣に乗合の保険代理店が無い場合は、中立的な立場を取っているFPに相談することも有効です。

実際に、保険の見直しを兼ねて発達障害児への保険に関して、FPに相談した夫婦の話をかいつまんで紹介します。

まず、生まれてしばらく経過した後では、

「公的医療保険があるから子どものうちに個人保険は必要ないですよ。」

との回答ではありましたが、子どもが3歳半の時、自閉症スペクトラム(ASD)があることが発覚します。

それ以降、子どもが加入できる保険を探している最中ですが、条件など厳しく実現できていないのです。

市町村の社会保障制度を利用して、療育園や病院に通院しているのが実態ですが、子どもの成長にともなう将来への漫然とした不安は取り除けない模様という印象があります。

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発達障害ありでも加入できる保険

発達障害を抱えていると民間の保険には加入し辛いことは、よく理解できたと思います。

しかし、「加入できない」ことだけを語っても仕方がないので、加入の可能性について調べてみました。

一般の生命保険や医療保険はNGだとしても、引受基準緩和型と言われる保険だとの可能性は高まります。

よくある「持病があっても加入できる」といったタイプに代表されるものですが、少々、保険料が割高になるのがデメリットです。

がん保険もがんに特化した保険のため、発達障害があったとしても加入のチャンスが無いとは言えません。

最後は「ぜんち共済」が販売している「ぜんちのあんしん保険」です。

対象は、

  • 知的障害
  • 発達障害(自閉スペクトラム症、ADHDなど)
  • ダウン症
  • てんかん

を抱えている本人と家族、さらには親族までと、まさに救世主的な保険です。

しかも保険料も高額という印象ではありませんので、一度は、見ておいて損はないかと。

参照: ぜんちのあんしん保険|ぜんち共済株式会社

告知は正確に

発達障害に限りませんが、持病を抱えていて毎日のように通院中、服薬中、たまたま病気の診断がついてしまった場合、どうしても保険に加入しづらくなることは確かです。

あらかじめ加入できないことを予想して、告知の段階で必要な情報を申告しないということは絶対にやってはいけません。

保険金請求の時点で、保険会社は健康保険制度の情報などを利用して通院歴を確認できますから、虚偽の報告をしたことが明らかになれば保険金の給付を認めないこともあります。

さらに契約日から2年以内であれば、保険会社は契約解除ができるため、せっかくの保険契約すらも解除されてしまうことも。

虚偽の内容によっては、支払った保険料は返還されないですし、詐欺罪として対処される可能性もあります。

まとめ

「発達障害を抱える人は生命保険や医療保険に加入できない?医療保障は国保や健保だけ?」というテーマで、対象者の保険加入が難しい状況について調べたことを書きました。

保険への加入が叶わなくても、預貯金や社会保障制度で備えられることも少なくありません。

保険については1人で調べるのに限界があるため、同じ時間を使うなら保険代理店やFPと相談することをおすすめします。

また、発達障害の種類や病歴によっては社会保障を受けられる場合もあるため、市区町村役所へ行って情報を得ることも有効な手段です。

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