スマホやSNS依存症の対策にはデジタルウェルビーイングの理解からスタート
インターネットは非常に便利で、もう生活に欠かせないインフラのひとつとして機能しています。
多くの人がスマホやパソコン、タブレットを持ち、LINE、Facebook、InstagramにTwitterを使い分けて、情報収集やコミュニケーションに活用しています。
自ら情報発信することも「自然」と言えるほど、違和感がありません。
インターネット上での双方向のコミュニケーションはリスクと背中合わせではありますが、ユーザーのリテラシーも年々向上している印象はあります。
一方で、SNSやスマホ依存に陥り、ネットなしでは生活に支障が出るような人も・・・。
何か対策はあるのでしょうか。
そこで今回は、ここ最近よく耳にする、デジタルウェルビーイングについてシェアしたいと思います。
もくじ
デジタルウェルビーイングとは
デジタルウェルビーイングという言葉を聞いたことはありますか?
簡単に説明すると、インターネットなどのテクノロジーと健全な関係を構築し、適切に管理しながらメリットを最大限に受けることの概念です。
逆に言えば、インターネットに依存し過ぎて心身に異常をきたしていることから解放するための行動指針とも言えます。
デジタルウェルビーイングが注目されたきっかけ
デジタルウェルビーイングが注目されたのは、2018年5月に開催されたGoogleの年次開発者会議「2018 Google I/O」というイベントです。
Googleの製品管理バイスプレジデントのサミール・サマット氏によって、ユーザーのデジタルウェルビーイングサポートの重要性について述べたことでした。
具体的なデジタルウェルビーイングの例
いざ実践となると、よくわからないですよね。
ものすごく身近なところでスタートできます。
例えば、
- スマートフォンの通知の削減や整理、またはカスタマイズ
- おやすみモードの利用
- サイレントモードの活用
- 重要なツールやアプリだけをホーム画面に置く
というものでも十分にインターネット依存から遠ざかることは可能です。
たまには丸1日、スマホを触らない生活を送ることも良い方法です。
個人的にも実践しています。
1日って長いですよ。
コミュ症と言われないために
あまりにもネットに依存しすぎて、対人関係の構築が下手だとレッテルを貼られると、たちまち「コミュ症」扱いされるのが今の時代です。
メールやLINE等でのメッセージアプリ、あるいはZOOMのようなミィーティングツールの活用で済むことも確か多くあります。
ところが相手の表情を読み取りながら話す、多くの人数を相手に反応を確かめながら話す、といった場合では、やはり対面による双方向でのコミュニケーション以上の方法が確立されていないのが現状ではないでしょうか。
まとめ
習慣や行動を変えるには、多大な時間を要します。
大体、3日、3週間、3ヵ月が継続の切れ目と言われているので、少なくとも3ヵ月、デジタルウェルビーイングを意識してインターネットとの向き合い方を変えていけば、依存というリスクは軽減されるような印象です。
スマホを捨てろと言うことではなく、スマホを「使っている」と言いながら、実際は「都合よく使われている」ことに気付くことが重要です。
参考情報
和訳して読んでみよう。