ドラマ「マザー」の尾野真千子と綾野剛の演技力が凄い!世界中でリメイクされた日本のドラマ

主人公でないにも関わらず、尾野真千子と綾野剛の演技力が凄いと、当時話題となったドラマ「マザー」。実は海外で初めてリメイクされた日本のドラマであり、しかも世界中でリメイクされた作品でもあるんです。母性をテーマとしたサスペンスドラマ「マザー」を、この機会にもう一度見てみませんか?

ドラマ「マザー」とは

ドラマ「マザー」は正式には『Mother』と英語表記が正しいようです。

「マザー」は2010年4月14日から6月23日まで、日本テレビ系の「水曜ドラマ」枠(毎週水曜日22:00から22:54)で全11話放送されました。

脚本は坂元裕二さんによるもので、完全オリジナルストーリーの書き下ろし作品です。

ドラマ「マザー」のキャッチコピーが「母性は女性を狂わせる。」であったように、独身女性の母性が突如目覚め、それが思いもよらぬ行動を取ることから、この物語は展開していきます。

「マザー」の主演は松雪泰子さんで、3年ぶりの連続ドラマ出演であり、かつ12年ぶりの主演に加え、田中裕子さんの24年ぶりの民放の連続ドラマ出演というのも、話題となりました。

放送された年のNHKの朝ドラ『ウェルかめ』の主演を演じた倉科カナさんや、尾野真千子さんらが地上波の民放の連続ドラマで初レギュラーとしてキャスティングされたことも注目されました。

そしてこの「マザー」は、芦田愛菜さんの出世作ともなりました。

確かに当時、「マザー」は結構話題になったドラマだったと記憶しています。

しかもこの「マザー」はトルコ共和国にて、日本のテレビドラマとして初めてリメイク版が制作されたドラマでもあります。

そのうえトルコでは視聴率1位も獲得し、後にこのトルコ版「マザー」(タイトルは『ANNE』)は世界35ヶ国以上で放送され、世界的ヒットとなりました。

その後、韓国やフランス、ウクライナ、タイランド、中国、スペインなどでも「マザー」のリメイク版が作られるなど、世界中を席巻したとても影響力のあるドラマなのです。

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「マザー」のあらすじ

30歳半ばまで恋人も作らず室蘭の大学で渡り鳥の研究に励んでいた鈴原奈緒 (松雪泰子) だったが、突然大学の研究室が閉鎖となり、仕方なく近くの小学校で働き始め、産休教師の代理としてクラス担任を受け持つことになる。

そのクラスに怜南(芦田愛菜)という生徒がいた。怜南は他の児童たちと少し違った言動を取る子で、親からも児童虐待を受けていることに薄々気付く。しかし、教師という職にさほど熱心でない奈緒は、その虐待の事実には関わりを持たず、むしろ教師をやめて元の研究職に戻ろうと職探しを始めていた。

そんなある日、極寒の中で薄着一枚の怜南がゴミ袋に入れられて捨てられているのを発見する。その瞬間に奈緒は怜南に対して母性が目覚め、怜南を誘拐して「母親」になることを決意する…。

「マザー」での尾野真千子と綾野剛の評価

ドラマ「マザー」の主人公は、鈴原奈緒 役の松雪泰子さんであり、そして道木怜南(みちきれな)であり鈴原継美(すずはらつぐみ)役の芦田愛菜さんです。

しかし、道木怜南の母親・道木仁美役の尾野真千子さんと、その愛人・浦上真人役の綾野剛さんの本作での演技はとても高く評価され、この「マザー」をきっかけに2人がブレイクしたといっても過言ではなさそうです。

尾野真千子さん演じる怜南の母親・道木仁美は、怜南の相手もせず、食事もろくに与えないなどといった、ネグレクト(育児放棄)をしていました。

更に愛人の浦上真人が怜南に対する視線に対し、怜南に逆恨みしてゴミ袋に入れ捨てるといった、どうしようもない母親役を演じています。

綾野剛さん演じる仁美の愛人・浦上真人も親の援助でスナックを経営してはいるものの、経営も上手くいかず、仁美の家でゲームをしたり、怜南を虐待したりしているといったろくでなし。

役どころとしてはふたりとも汚れ役ですが、それだけに難しい役回りだったと思われます。視聴者から憎らしく思われるには演技が上手くないと難しいと言われているように、このドラマでの二人の演技は素晴らしいものだったのでしょう

そういえば、後のNHKの朝ドラ「カーネーション」(2018年放送)でも、尾野真千子さんと綾野剛さんは相思相愛の関係となる役(こちらではクリーンな役)を演じていましたね。

そんな時、役者さんて昔の作品での役のことを思い出したりするのでしょうか?

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ドラマ「マザー」の登場人物

続いて、ドラマ「マザー」の登場人物について紹介しましょう。

〈主要人物〉

鈴原奈緒(松雪泰子):主人公。元研究員。怜南の担任。自身も5歳のときに母親に捨てれれ、7歳まで児童養護施設で育ったのち、鈴原夫妻に引き取られる。

道木怜南・鈴原 継美(芦田愛菜):奈緒の教え子。母親とその愛人から虐待を受けている。ネグレクトにより発育が他の子供より下回っている。

道木仁美(尾野真千子):怜南の実母。夫とは離婚、愛人の真人と付き合い、怜南を虐待(ネグレクト)する。冬の日にゴミ袋に入れて怜南を捨てた。

浦上真人(綾野剛):仁美の愛人。親の金でスナックを経営するも上手くいかず、仁美の家に入り浸ってはゲームと怜南の虐待をするロクデナシ。

〈藤吉家の人たち〉

藤吉駿輔(山本耕史):雑誌『週刊サプライズ』の記者。かつて虐待児を救えなかった自身の後悔から、鈴原家に積極的に手を貸す。

藤吉健輔(田中実):大学の准教授で駿輔の兄。奈緒と同じ渡り鳥研究をしている。奈緒に惚れている?

〈鈴原家〉

鈴原芽衣(酒井若菜):鈴原家の次女。

鈴原果歩(倉科カナ):鈴原家の三女。

鈴原籐子(高畑淳子):鈴原三姉妹の母。東京にある会社を経営している社長。女手ひとつで三姉妹を育ててきた。

〈その他〉

望月葉菜(田中裕子):奈緒を捨てた実母。理髪店「スミレ」を経営。30年前に夫(奈緒の父親)を殺害し、13年間服役していた。急性骨髄性白血病に侵されている。

野本桃子(高田敏江):かつて奈緒が育てられた児童養護施設『桃の家』の元園長。

木俣耕平(川村陽介):果歩の幼馴染みで彼氏。

袖川珠美(市川実和子):大学病院の医師。葉菜の主治医。

加山圭吾(音尾琢真):芽衣の婚約者。

日野(長谷川公彦):刑事

恩田克子(五月晴子):良き母親だったころの仁美を知る人物。

多田平三(高橋昌也):葉菜に理髪店を譲った元刑事。

まとめ

こうしてみると、わずか11回のドラマながら、かなり問題を抱えた人間関係のドラマであることがわかります。

母性をテーマとしたサスペンスというのも異色ですし、どう着地するのかもとても気になるところ。

それでいて、世界中の人々にもわかりやすいテーマだけに、海外でもウケたというのも分かるような気がします。

ドラマが放送されたのは10年以上も前ですが、今でもこうしたネグレクトの問題は跡を絶ちません。

当時はこんなこと実際にあるわけないと思われた内容だったかもしれませんが、今ではどこかで似たようなことが起来ていてもおかしくないと思えてしまうから怖いですよね。

それにしても、当時7歳の芦田愛菜ちゃん、可愛すぎます!

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