DX推進が失敗する3つの原因!デジタルトランスフォーメーションの抵抗勢力とは?

DX

購読中の日経新聞でも毎日のようにDX、デジタルトランスフォーメーションの記事が掲載されています。

トレンドの真っ最中でもあり、バズワードとしても注目されやすいですから、仕方のないことですけども、いまいちピンときていない人もいると思います。

「DXって何や?ドラゴンスープレックスか?」

と言い放った人もいたとかいないとか。

確実なのは、その人がプロレスファンで藤波辰爾選手が大好きだったんだろうなあってことは明らかです。

ドラゴンスープレックスとは

新日本プロレスの社長まで務めた藤波辰爾選手のフィニッシュホールド。

初披露はニューヨークのマディソンスクウェアガーデン(MSG)で、観衆の度肝を抜き、スター街道を走るきっかけになりました。

その他にも、タッグマッチなどで交代の際に、わざわざ意味なくコーナーポスト越しにリングインしてスキを付かれてチョップやキックを食らう、「ドラゴンリングイン」というなんともスターらしからぬ「お約束的伝統芸」を編み出すなど、輝かしい歴史を持っています。

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デジタルトランスフォーメーションとは

略称でDXと書かれますが、ご存知ウィキペディアによると、

「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。

と書かれています。

出典:ウィキペディア

つまりは具体的で体系的な技術やスキル、方法論を指しているわけではありません。
ゆえにDXの推進は企業などが独自で展開しています。

ただしDX化をIT化と勘違い、あるいは混同しているケースも見受けられ、どうにもこうにもお粗末な成果しか出ていない企業もたくさんあるというケースも見受けられます。

DX推進がお粗末で失敗する3つのポイント

DXは概念であるため、具体化することが絶対条件と言えます。
社長が「DX推進しろ」という程度ではダメなんです。

少なくとも「〇〇のためにDX推進は必要だから実行すべし」と宣言しなければ、旗を振って終わり、お茶を濁して終了という無様な結果しか残りません。

ゆえに1つ目の失敗ポイントは社長やトップに当事者意識が無さ過ぎる点です。

次に慢性的なDX推進に精通した人材やスキルが不足していることから、社内のIT部門に丸投げしてしまうことが、すでに失敗を引き起こす原因のひとつです。

社内のIT部門がダメなのではなく、具体性や目的の無いDX推進を丸投げすることで、IT部門本来の役割や能力をわざわざ奪っていることが問題なのです。

本来のIT部門は、業務の効率化をITを使って解決に導くコンサル集団であるべきです。
ただ、事業部門からの問題提起に応えるという受け身の部門でもあるがゆえに、リーダーとして責務はかなりに重荷であるはず。

しかも横断的な権限が必要なDX推進において、果たしてIT部門が適任なのか、どこまで権限移譲できるのかが未知数なのが失敗をよぶポイントの2つ目です。

最後は事業部門の抵抗です。
現場に近い部署ほど、仕事のやり方を変えたくない方針が非常に強いものです。
筆者も経験がありますが、現場で培ったノウハウなとが最優先で、全社的な見方ができるタイプがどうしても少ないわけです。

現場を知らないクセにが口癖であり改革をしなくても良い免罪符となっていると、DX推進は非常に難しくなるという懸念があります。

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まとめ

DX推進が失敗する3つの原因をまとめると、

  1. 社長やトップの当事者意識が無い
  2. ITとDXを混同し必要な人材やスキルを知らず丸投げ
  3. 事業部門が抵抗勢力となってしまった

だからDX推進の経験者は引く手あまたで、年収数千万円でのヘッドハンティングも頻繁に行われています。

金融庁もビズリーチで求人募集したぐらいですから、今から身に付けるスキルはDX推進関連ですね。

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