嘔吐恐怖症が治った?症状と原因 パニック発作を起こす前にできるセルフケアの方法について

嘔吐恐怖症によるパニック発作が起きる前にできるセルフケアの方法についてお伝えしていきます。嘔吐恐怖症を自力で克服することは難しいかもしれませんが、パニック発作が起こらないように対処する方法はあります。

嘔吐恐怖症とは

嘔吐恐怖症とは、「吐いたらどうしよう」という気持ちが強くなる症状のことです。電車やバスなどの公共交通機関に乗れない、職場や学校に行くのが怖くなる、生ものや特定の食品を食べないなど日常生活に支障をきたしてしまいます。

そのため、パニック障害と対人恐怖の両方の性格を含んでいるのが特徴です。

軽度の発症率は人口の約8%、重度の発症率は約0.1%で、女性の方が嘔吐恐怖症を患う可能性が4倍高いといわれています。

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嘔吐恐怖症の症状

一般的に嘔吐恐怖症の症状としては、以下のようなものがあります。

  • 自分が吐いてしまったらどうしようと考えると、動悸・めまい・震えなどが起こる
  • 体調不良で吐き気に襲われても、吐くことができない・無理やり我慢する
  • 吐いてしまうのではないかという強迫観念から、ほかの人と食事ができない・乗り物に乗ることができない・学校や会社に行くのが怖い
  • ほかの人が吐いている姿を見ることができない、文面などで嘔吐を連想させるものにも極度に敏感な場合がある。

嘔吐の恐怖に対するパターンは人それぞれなので、嘔吐恐怖症かどうかはこれだけでは判断できません。

吐くことが怖いと思うならば嘔吐恐怖症かもしれないので、病院で詳しく診てもらいましょう。

嘔吐恐怖症の原因

嘔吐恐怖症の原因は、幼少期などに、自分が嘔吐をして辛かった経験や、恥ずかしい思いをしたこと、または他の人が嘔吐をして苦しそうな姿を見たこと、激しい嫌悪を感じたことなどがきっかけとなると言われています。こういった経験を繰り返すと嘔吐恐怖症になる可能性が高くなるようです。

もちろん、嘔吐で苦しんだことがある、苦しんでいるのを見たという体験があっても、嘔吐恐怖症にかかるかどうかは性格や、個人差によります。

嘔吐恐怖症になりやすい人は、何に対してもまじめに対処する人、人に迷惑をかけないようにと思い過ぎている人、必要以上に心配してしまう人、などのタイプの人のようです。

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嘔吐恐怖症が治った方法

パニック発作が起きる前にできるセルフケアは、以下のようなものがあります。

吐きそうになったときや吐いてしまったときは「誰にでも起こることで、恥ずかしいことではない」と強く自分に言い聞かせる

  • 吐きそうなときや吐いている人を見てしまったときは、ゆっくりと深呼吸をして気持ちを落ち着かせる
  • 「何かあったらすぐに逃げられる」と意識することで不安が軽減されるので、乗り物や部屋では一番後ろの席に座ったり出口に近い席を選ぶ
  • 外出ができない場合、電車に乗る範囲を一駅ずつ広げるなど、大丈夫だった体験を積み重ねる

他にも、「アメやガムを食べる」「嘔吐用の袋を持ち歩く」など、自分なりの対処法をみつけることもおすすめです。

完全に嘔吐恐怖症を治すことはできなくても、上記の方法により上手につきあっていく方法が見つかることがあります。

嘔吐恐怖症の病院

「症状がつらい」「日常生活に支障が出る」というような場合は、病院に相談してみてください。

嘔吐恐怖症で病院を受診する場合、精神科と心療内科のどちらを受診可能です。

一般的に、「心に原因があって心に症状があらわれるとき」は精神科、「心に原因があって身体に症状があらわれるとき」は心療内科を受診します。

病院での治療方法は、認知療法や行動療法などがあります。

認知療法では、「吐くことが怖い」と思うことを、おかしなことではないと思えるように考え方を変えていきます。行動療法では、「吐く」という状態に慣れる、など行動で克服していきます。

場合によっては、不安を感じたときに気分を落ち着ける作用がある、精神安定剤が処方されることもあります。

まとめ

嘔吐恐怖症は、「人に迷惑をかけないように」と思い過ぎていたり、必要以上に心配し過ぎていることが原因かもしれません。

不安な気持ちになったら、「嘔吐は誰にでも起こることで、特に恥ずかしいことではない」と言い聞かせてみましょう。

また、「こうすれば大丈夫」「これがあれば大丈夫」など、自分なりの対処法をみつけることで、パニック発作を起こさないようにできるかもしれません。

ただし症状がつらいようなら、我慢はせずに精神科や心療内科で自分に合った治療を受けるようにしてください。

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