家庭でも取り組める省エネ対策について まずは節電に意識を!「足るを知る」シンプルライフ
今後、国内のエネルギー不足を考慮し、家庭でも省エネ対策を行う必要があると思います。家庭レベルでできる省エネ対策にはどんな事があるかと言うと、まずは節電をすることです。そして、物を減らし足るを知るシンプルライフの実践により、老後の不安の払拭にもつながるはずです。
もくじ
そもそも省エネとは
省エネとは、省エネルギーの略語で、なるべくエネルギーの消費を減らしましょうということ。
ここで言うエネルギーとは、
- 石油
- 石炭
- 天然ガス
など、限りあるエネルギー資源のことです。
今回、ロシアがウクライナに対し戦争を仕掛けたことで、ロシアと日本との国交は今後これまでと変わらずというわけには行かなくなるでしょう。
日本はロシアから多くのエネルギー資源を輸入していました。
ロシアからの輸入品目のうちエネルギーの占める割合は非常に高く、全体のうち、
原油:25.1%
液化天然ガス(LNG):20.8%
石炭:15.3%
石油製品:7.9%
と、輸入品のうちおよそ70%近くがエネルギー資源とそれに準ずる石油製品でした。
これらが今後輸入できなくなるとなると、日本で消費できるエネルギーもその分だけ少なくなるということになります。
つまり、家庭レベルでも、これまで以上に省エネに意識を向ける必要が出てくるわけです。
日本のエネルギー発電の割合
日本がエネルギー資源を使用して発電してい割合は、全体の76.3%とほぼ大半を締めています。
その内訳を更に見てみると、
液化天然ガス(LNG):39.0%
石炭:31.0%
石油:6.3%
といった割合です。
ロシアから輸入する大半のエネルギーは、日本ではこうした電気の発電に多くが使われています。
つまり、電力の消費を抑えることが、ロシアからのエネルギー資源の輸入に頼らずに済むことにつながるわけです。
家庭でも、積極的に省エネ(特に電気の消費量削減)に取り組みましょう!
家庭でも取り組める省エネ対策
では、家庭で取り組める省エネ対策として、具体的にどういったことができるでしょうか。
まずは、とにもかくにも「節電」です。
節電のポイントは、
- テレビやパソコンを見ないときは消す
- 使っていない電化製品のコンセントは抜く
- 冷蔵庫に物を詰め込みすぎない。ソアの空け閉めは素早く
- 炊飯器の保温を控える
- 部屋の電気をこまめに消す
- エアコンの設定温度を適温に設定する
- カーテンなどの断熱をしっかり行う
その他、
- 地産地消
- ゴミを減らす
- 家族のお風呂時間をなるべくまとめて、沸かし直しを減らす
ゴミの焼却にもエネルギーは使用しますし、地産地消を行えば、遠くから食材を運ぶ量を減らせるので、燃料の消費を抑えることができます。
こういった各家庭での小さな努力の積み重ねが、大きな省エネにつながっていくのです。
省エネは家庭の無駄使いも抑えられますので、家計を抑えるといったメリットもあり、一石二鳥です。
まとめ
日本は豊かになり、これまでデフレが続いたこともあり、いつの間にか無駄の多い生活をする習慣が知らず知らずのうちに身についてしまいました。
これからはデフレも終焉し、インフレ化も進んでいくことでしょう。ここからは少し身を引き締め、あらゆる無駄遣いを抑えていくべきです。
食品ロスもかなり増えています。こうした無駄もなくすことで、みんながシンプルな生き方を目指せたら良いなと思います。
「足るを知る」精神と、シンプルライフとで、これまでよりも生活をダウンサイジングし、物に対する依存度も減らして生きることができれば、老後の年金問題などの悩みも今よりは減るのではないかと思います。