「GoToキャンペーン」⇒「イベントワクワク割」に転換して大丈夫?その内容は?
すごい国策事業が出てくるかもしれませんよ。
「GoToキャンペーン」の後釜と言えるキャンペーンとして「イベントワクワク割」が政府内で検討されています。
どのような内容なのでしょうか。
現実点でわかっていることをシェアしたいと思います。
もくじ
「GoToキャンペーン」のおさらい
まず現在停止中の「GoToキャンペーン」をおさらいしましょう。
正式名称は「Go To トラベル事業」です。
簡単に言えば、安く旅行できますよっていうキャンペーンでしたね。
筆者個人も恩恵に授かったことはありますが、確かに、格安感は感じましたし、実際にコスパは良かったです。
ただし当初のGoToトラベルは、
- 割引率:35%
- 割引上限額:14,000円(宿泊付)・7,000円(日帰り)
- 地域共通クーポン:旅行代金の15%
といったように純粋な観光の活性化でしたが、新たなGoToトラベルとして、
- 割引率:30%
- 割引上限額:10,000円(交通付き)・7,000円(宿泊のみ)、3,000円(日帰り)
- 地域共通クーポン:平日3,000円/休日1,000円
- 感染症対策:ワクチン・検査パッケージ活用など
となりました。
「イベントワクワク割」とは
「GoToキャンペーン」に変わる施策が「イベントワクワク割」です。
検討中ではありますが、ワクチン3回接種者を対象としてイベントチケット代金割引を行うものです。
特に接種率が低い大学生など、若者をターゲットとしていますが、果たして効果のほどは・・・。
要は割引をエサに摂取を促すという、アクドイやり方と言われても仕方がないでしょう。
事情によりワクチンを打てない人の神経を逆撫でするキャンペーンでもありますが、立案者は何とも感じていないからこそ検討できるわけです。
「イベントワクワク割」というネーミングについては、ここでは言及しません。
ダサイと言えばダサイし、子供だましと言えば子供だまし感もありますのでね。
そもそも、どのようなイベントに割引が適用されるのかが全く不透明なので、得なのかどうかも未知数です。
国公立美術館の入館料を100円引き、というレベルだったら、多分、炎上します・・・。
そもそも矛盾するキャンペーン
「イベントワクワク割」は人流が増える施策です。
確かコロナってワクチン接種していても、できるだけ人の多い場所は避けろって言ってきましたよね、政府側も。
なのにイベントチケット割引きするからって発想がオカシイとは思いませんか?
経済政策としては理屈は通りますけど、コロナ対策の面では逆行する印象が否めません。
このようにズルズルと根本的なコロナ対策を打たずに、エサでワクチンを打たせることが、最善策と考えているのなら、これから日本人はワクチンを打ち続けなければなりませんね。
そんなの意味ある?
まとめ
「「GoToキャンペーン」⇒「イベントワクワク割」に転換して大丈夫?その内容は?」というテーマで、現時点で知った内容について言及しました。
フタを開ければイベントチケット割引というニンジンをぶら下げただけのワクチン接種増加の施策っぽいです。
ワクチンの接種率を増やして、それでいてイベントに人を集めるという矛盾。
それを何回か繰り返すのでしょうか?
全く意味がわかりません。