日産フェアレディZの歴代モデルの販売台数比較 一番売れたモデル・最もプレミアがついているのはどれ?

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日産フェアレディZといったら日産を代表するスポーツカーの1つで、デビュー当時から多くのファンを魅了してきたモデルです。フロントオーバーハングが長く流れるようなフォルムは、まさにスポーツカーといった感じですよね。そんなフェアレディZの歴代モデルのなかで最も売れたのはどのモデルなのか、販売台数比較をし、更にいま最もプレミア値がついているフェアレディZについても触れていきます。

日産フェアレディZの歴代モデル紹介

日産からフェアレディZが登場したのは1969年10月のこと。北米市場をターゲットとして開発されたクーペタイプのスポーツカーであるフェアレディZは、登場してすぐに北米でも大ヒットしました。

日本では「フェアレディ」や「Z(ゼット)」と呼ばれるフェアレディZですが、海外ではそもそもフェアレディという名前を付けていないため、「DATSUN Z」や「Z-Car」と呼ばれています。

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歴代モデルの販売台数比較

フェアレディZの歴代モデルと生産台数は次のようになっています。

S30型(1969年 – 1978年):48万4860台
S130型(1978年 – 1983年):42万5400台
Z31型(1983年 – 1989年):36万4700台
Z32型(1989年 – 2000年):16万5500台
Z33型(2002年 – 2008年):23万6000台
Z34型(2008年 – 2020年):13万0000台
RZ34型 (2022年 – ):1200台(注文一旦締め切り)

初代フェアレディZ以降、モデルチェンジを重ね、4代目のZ32型が製造中止となる2000年で、一旦フェアレディZは消滅してしまいます。

しかし再び2002年から5代目のZ33型が発売され始め、以降6代目Z34型、そして2022年にRZ34型がリリースされ現在に至ります。

一番売れたフェアレディZ

先程型番別に紹介した販売台数を見ていただければ一目瞭然ですが、最も売れたのは初代のS30型になります。

いままでにあまりない洗練されたデザインの車だっただけに、初代Zの持つインパクトは日本だけでなく北米でも大きかったのではないでしょうか。たしかに今見てもすごくかっこいい初代Zです。

歴代Zの中でも最も人気の誇るS30というのもあって、最新型のRZ34型はS30に寄せたデザインになっています。そして、そんな日産の目論見通り、発表後すぐに予約が殺到し受注停止になるほどの注文が入りました。

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いま最もプレミア価格となっているフェアレディZはどれ?

フェアレディの各モデルは、日本でも、また海外においても、とても人気があります。特に初代のS30型の人気は、昨今の旧車ブームと相まって、すごいことになっています。

フェアレディZの中にはプレミアム価格が付いて1000万以上の高値を付けているモデルがるのですが、それはS30の中でもL24型エンジンを搭載した「フェアレディ240Z」や、通称Gノーズという先の尖ったノーズを持つ「フェアレディ240Z-G」です。

また、それ以上にプレミアがついているのが、S30のチューンナップモデルであるZ432(PS30)です。こちらは生産台数も420-430台と非常に少ないため、現在は3000万-5000万円で取引されているとか。

ちなみに、Z432が販売された1969年時の新車価格は、182万円でした。

最新のフェアレディZ

Z34型の後継モデルとして、2022年に新型フェアレディZ(RZ34型)が登場しました。

デザインは初代のS30型を彷彿させるもので、往年のZファンからも注目が集まっています。

そんな新型フェアレディZ(RZ34)の予約台数は、2022年12月中旬時点で累計1200台を突破し、現在は2022年7月に受注停止となって以降、いま現在でも受注再開はされていません。

それもそのはず、RZ34型はあまり一気に製造することができないのか、生産台数も約2カ月間の生産台数はたったの165台でした。

これでは予約したRZ34はいつ手元に届くか分かりません。場合によっては5年待ち?なんて言う声もちらほら上がってきています。

ちなみに、最新型のRZ34型、実はその前のZ34型と数字が同じですが、実は扱いはモデルチェンジではなく、Z34の大幅マイナーチェンジなんだとか。

エンジンは大幅にパワーアップし、全長も120mmほど伸びていますが、基本的なプラットフォームはZ34から流用されているそうです。

まとめ

子供の頃はフェアレディに相当惚れ込んでおり、大人になったら絶対に乗りたい1台でした。特に西部警察の影響でS130型の280Zにはかなり憧れましたね。

二十歳過ぎの頃は、ちょっとヤレた素のS30にさり気なく乗るのもかっこいいななんて思っていました。まだその頃は旧車としての価値はそれほどなく、ヤレたS30ならけっこう安く売っていたんです。

でも結局その後もフェアレディを手に入れることはなく、今に至りますが、もう今となってはとてもじゃありませんが古いフェアレディは高騰してしまって買えません…。憧れのフェアレディZは、結局乗れずじまいで人生を終えそうです。

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