どこが痛い?四十肩の症状 痛みを和らげるストレッチ法・早く治す方法 五十肩との違いは?
四十肩ってどこが痛いの?どんな症状がでるの?そう思って調べてみました。また、痛みを軽減するストレッチや、早く治す方法などはないのか、五十肩との違いは何なのかについてもお伝えします。気になる方は是非チェックしてみてください。
もくじ
四十肩の症状 どこが痛いの?
「いたたた…」、突然の方の痛み、これって四十肩?
そう、四十肩はある日突然やってきます。
四十肩になるとどこが痛いのかというと、肩甲骨と上腕骨をつなぐ肩関節に痛みが走ります。
具体的には、
- 腕を持ちあげるとき
- 腕を伸ばして大きく回すとき
このような動作を取ると、途中でズキン!と痛みを感じます。肩のみというより、肩から腕にかけて痛みが走ります。
Tシャツの脱ぎ着のときなどは、確実に痛みが走ります。
四十肩が起こる原因
四十肩が起こる理由は、肩関節にある「腱板」が炎症を起こして、「関節包」に広がるためです。
ようは老化に伴い、筋肉や腱の柔軟性が失われてしまい、スムーズに動かせなくなるわけです。
四十肩は正式には「肩関節周囲炎」といいます。
通常の肩こりは筋肉疲労や血行不良が主な原因ですが、四十肩は肩関節の炎症という違いがあります。
では、なぜ四十肩が起こるのかの理由については、詳しいことは分かっていないそうです。
どれくらいで治るの?
四十肩には発症から回復まで3つの期を経ると言われています。
最初の約2週間を「疼痛期(急性期)」、その後約6ヶ月間を「拘縮期(慢性期)」、そして最後が「回復期」です。およそ治るまでに1年半くらい掛かると言われています。
「疼痛期(急性期)」は肩の痛みを感じはじめて、初期の時期で、およそ2週間ほどの期間を言います。この時期は、洋服の脱ぎ着に不便を感じたり、運動時や安静時痛の寝ている時などにも痛みを感じ、それと同時に徐々に関節が固くなるため、肩の動きが制限されていきます。
「拘縮期(慢性期)」に入ると、安静時の痛みは少しずつ軽減されてきますが、肩関節の可動域がより狭くなり、より腕が動かしにくくなります。この時期がいちばん「腕が上がらない」状態と言えるでしょう。腕を大きく回すことが、痛みでまるでできない状態になります。
回復期に入ると、日常生活において動きの制限は残るもののだいぶ痛みは減り、あまり気にならなくなって徐々に治ります。
四十肩は発症してから治るまでにおよそ1年半掛かることが多いようです。ただ重症化した場合は、完治までに3年程度かかる場合もあります。
早く治す方法・痛みを和らげるストレッチ
四十肩の治療は「安静」「薬物療法」「運動療法」の3つが行われます。
痛みが強いときは肩を動かさずに安静状態にします。場合により三角巾やサポーターなどを使い肩の患部を固定します。また、痛みがツラい場合は鎮痛剤なども併用します。
痛みが少し和らいできたら、ストレッチなどの「運動療法」をメインとしたリハビリを行います。この運動療法の目的には、肩の関節の緊張をほぐすことに加え、痛みの緩和の両方の目的があります。
病院に行くと、リハビリを行うと同時に自宅でできるストレッチ方法なども教えてもらえます。四十肩を長引かせないためには、病院にて正しい処方をしてもらってください。
なお、痛みの緩和のストレッチについては、NHKの「ためしてガッテン」でも紹介されています。
気になる方はこちらも参考にしてみてください。
>五十肩を治す体操・ストレッチ 症状をやわらげるセルフケア(NHK ためしてガッテン)
ちなみに、四十肩はどちらか一方の方に起こることが多いのですが、予防を兼ねてストレッチは両肩行うと良いようです。
五十肩との違いは?
四十肩とよく似た言葉に五十肩というのがあります。この違いは何でしょうか。
実はこの2つに違いはありません。もとは50歳くらいで発症することが多く「五十肩」と呼ばれていたのですが、最近では若い人にも見られるようになり、四十肩という言葉が生まれたそうです。
更に最近では30代でも四十肩を発症する人は増えているそうです。
この発症理由に、長時間のデスクワークや運動不足、ストレスなどが関係しているのではないかと言われています。
まとめ
これまで四十肩とは無縁と思っていたら、少し前から肩が痛み始めました。しかも通常の肩こりとは痛みの種類が違います。そう、腕が上がらないのです。
もうすぐ発症してから2週間ほど経ちますが、治る気配はありません。
普通にしていると痛みも忘れているのですが、なにかの拍子で「痛っ」となり、とても不便だし気分も滅入ります。
周りの人に聞いたら、結構みんな四十肩を経験していました(笑)。このまま痛みが激しくなるようだったら、病院に行こうかなと思います。
ちなみに、私は50代なので、四十肩ではなく、正真正銘の五十肩ですね(笑)。