フキハラ(不機嫌ハラスメント)とは?不機嫌な人が与えるマイナスの影響 フキハラの具体例と対策

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フキハラ(不機嫌ハラスメント)とは、一体どういうものでしょうか。不機嫌な人が与えるマイナスの影響には、計り知れないものがあります。君子危うきに近寄らず。フキハラの具体例と対策についてもご紹介します。

フキハラ(不機嫌ハラスメント)とは

近年、様々なハラスメントが登場していますが、フキハラ(不機嫌ハラスメント)というのもその1つと言えるでしょう。

フキハラとは、人が不機嫌な態度をとることで、相手に対して不快な思いをさせることです。不機嫌な態度を取られた人は、その不機嫌な人に対して余計な気を遣わされます。また、ときには精神的に不快で苦痛さえも与えられることもあります。

要は、いつも不機嫌な人が近くにいると、場の空気が汚れるので「とても迷惑」なんです。

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気づかぬうちにフキハラを起こしてる?

フキハラは不機嫌な態度を取られた人が迷惑を感じるものですが、意外と自分でもあまり意識いていないうちに、加害者になっている可能性もありえますので注意が必要です。

職場などで忙しく重責の立場にいる人は、ついつい指示を出したり部下を管理する中で、イライラした態度を取ってしまうことがあります。

また、言うことの聞かない子どもが騒ぐ家庭の中で、言うことを聞かせたいと思って、気づけばいつも怒っているような口調をしてしまっているなど。

日常的なプレッシャーや疲れから、いつもそばにいる人に対して、つい不機嫌な態度をあらわにしてしまっているなんてことが、生じかねません。

自分が発した言葉や態度を振り返ってみてください。鏡で自分の顔を見てみてください。どこかに不機嫌オーラが漂っていませんか?

「本当はそんなつもりではないんだけど…」そう思うなら、今この瞬間から変えていきましょう。

まずは少しリフレッシュして、心の余裕を取り戻すことから始めてください。

不機嫌な人が与えるマイナスの影響

フキハラが起こると、どういったマイナスの影響があるのでしょうか。

まず1つはネガティブな感情は伝播するということです。不機嫌な人と接するとこちらも頭に来てしまい、別な人に対してつい不機嫌な態度を取ってしまいがちです。こうして不機嫌の輪がどんどんと広がってしまい、雰囲気の悪い環境を作ってしまいます。

また不機嫌な態度を受けた人というのは、ストレスを受けるわけですから、それが病気や精神疾患に影響してくる可能性も高まります。

また、とても納得のいかないことですが、不機嫌な態度を取った本人は、意外にもその態度を取ったことでストレスが緩和されるという検証データもあるようです。

つまり本人は無意識ながらも、自分のストレス発散のために他人へフキハラが行われている、といった可能性があるということです。困ったものですね。

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フキハラの具体例

フキハラの具体例としては、

職場の上司などで、仕事の資料等に対し確認や意見を求めた際に、言葉などで具体的な修正案や指示を出さずに、不機嫌な態度で示したり、深いため息をついて無言の「ダメだし」をして、相手を萎縮させる。

このようなものは、明らかにフキハラですね。

また夫婦間でも、相手の行為に対し期待通りの言動が返って来なかった場合に、「使えないなぁ」というような無言の態度を取り、それに対して感謝も指示も何も返さない。手伝ってあげたほうが至らなかったと反省させられるような、そんな圧力をかけてくるのも明らかにフキハラです。

誰しも不機嫌な時に、近しい人(いつも身近にいる人)には、ときにそうした態度を取ってしまうこともあるものですが、これが頻繁に起こるとなると、これはもうフキハラと言っても過言ではないでしょう。

また、コールセンターなどで、自分が顧客だからといって明らかに横柄な態度を取って、対応した人に対して不快な態度を取る人も、フキハラに該当すると言えるでしょう。

フキハラ対策について

フキハラはネガティブな感情が連鎖しますし、何より受けた側にはストレスが溜まり、何1つ良いことがありません。

なので、何よりの対策は、とにかくいつも不機嫌な態度の人には近付かないことです。

仕事の上司などでどうしても接しないといけない場合は、更に上の上司や社内の悩み相談所へ相談してみましょう。

またクレームばかりが来るような電話の仕事などは、ストレスを感じているのであれば、仕事を変えたほうが良いかもしれません。

家族にフキハラがいる人がいる場合は、一度はっきりとその不機嫌な態度が嫌だということを伝え、きちんと言葉で具体的に対応してくれるよう伝えてみましょう。それでも改善されない場合、その状況に耐えられないようであれば、次のステージを考える必要があるかもしれません。

まとめ

人に不快感を与え続ける人って嫌ですよね。

フキハラはモラハラとも一部被っています。

モラハラとは、心無い言葉を投げかけたり、人を小馬鹿にしたりすることですが、無視したり態度や行動で相手を精神的に追い詰める行為もモラハラです。

こうした自分勝手で、自分の感情で人に対してひどい態度をとるような人は、心が弱い幼稚な人です。そしてきっとかまってほしい、自分を気にかけてほしいという甘えのある人です。

こうした人間力の低い人が企業の管理職に就いている時点で、その会社の質が知れるというもの。あまりにストレスに感じているのであれば、もっと質の高い企業に転職することも考えてみましょう。

とにかく自分だけはいつもニコニコとご機嫌でいたいところですね。そういう人のところには、幸せが集まってくるものですから。

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