右脳と左脳の働きについて 右脳タイプ・左脳タイプの特徴 男女による脳タイプの違いと理想的な脳の使い方

右脳と左脳の働きについて解説します。右脳タイプ・左脳タイプの特徴や男女による脳タイプの違いのほか、格納の鍛え方や理想的な脳の使い方などについてもお伝えします。

右脳の働きについて

右脳の働きは、

  • イメージ力
  • 記憶力
  • 想像力
  • ひらめき

などです。

視覚や聴覚、嗅覚、触覚、味覚のいわゆる「五感」と強く関係します。また感情のコントロールも司っています。

左脳同様、右脳も記憶を司りますが、右脳は情報をイメージとしてとらえ記憶します。

音や色の違い、物事に対して感動するといった、芸術面などの感受性は右脳の働きによるものです。

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左脳の働きについて

左脳の働きは、

  • 言語
  • 計算力
  • 論理的思考

などです。

言葉にして説明したり、物事を筋道立てて論理的に説明する力は左脳によるものです。

そのため「理系脳」とも言われています。

右脳タイプ・左脳タイプの特徴

右脳タイプは、ひらめきや直感、イメージ、芸術性、創造性などに優れています。

わかりやすい例をあげるなら、「芸術家」は右脳タイプです。

〈右脳タイプの特徴〉

  • 感情表現が豊か
  • 感性がするどい
  • 人の気持ちを汲み取れる
  • 空間認知力に長けている
  • アナログ派
  • 暗記が得意

左脳タイプは、話す、書く、計算する、分析することなどに優れています。

わかりやすい例を挙げるなら、「エンジニア」「科学者」は左脳タイプです。

〈左脳タイプの特徴〉

  • 論理的思考
  • 冷静
  • 客観的分析が得意
  • デジタル派
  • すぐに計算する
  • 几帳面

また右半身は左脳が、左半身は右脳が司っているため、右利きには左脳タイプ、左利きには右脳タイプが見られるようです。

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男女による脳タイプの違い

実は男女により脳のタイプは異なると言われています。

一般的に、男性は左脳タイプが、女性は右脳タイプが多いとされています。

女性は雲をつかむようなイメージ中心の話が多いのに対し、男性は理屈っぽい説明的な話をします。

何かに対しての感想を聞くと、女性は「かわいい」「いい感じ」といったイメージで答えるのに対し、男性は「よくできている」「理にかなう」といった論理をもとに答える人が多いようです。

そのため、ものを売る場合の広告では、女性に対しては雰囲気重視の広告を使い、男性に対しては数値をベースとしたスペック重視の広告を使うと物が売れやすいと言われています。

また、芸術は右脳的な部分に訴えかけてくるものなので、概して男性より女性の方が興味を抱く人が多いです。

芸術的な男性は、どこか女性的な人が多い(実際、アーティストにはゲイが多い)のも、そういった理由からかもしれませんね。また芸術家には、意外と左利きが多いようです。

脳の鍛え方・脳の効果的な使い方

人間はまだ言葉がよく話せない3歳くらいまでの幼少期の頃は、特に右脳の方が活発に機能しているそうです。

しかし、成長するにつれて、だんだんと思考力を身につけると、言語を司る左脳が活発に働きはじめ、左脳が優位になってくるそうです。

「大人になると頭が固くなる」といわれるのは、直感力ではなくこれまでの知識の中で論理的に思考しようとするため、かえって限られた知識の中で解を導き出そうとしてしまうが故です。

なので、頭の固い大人と言われたくなければ、右脳を活性化させる訓練をすることをおすすめします。

右脳の鍛え方は、

  • 瞑想する(マインドフルネス)
  • のんびりする
  • 軽い運動(ウォーキングなど)
  • アナログな作業をする
  • 芸術活動(楽器演奏、絵を描くなど)
  • 左半身を意識的に使う

といったことです。

反対に左脳の鍛え方は、

  • 何かについて一生懸命考える
  • 頭の中だけで計算する
  • 人に説明する
  • 文章の音読
  • 昔ながらのゲーム(将棋・チェス・オセロ・トランプなど)
  • プログラミングを学ぶ
  • 100ます計算
  • 右半身を意識的に使う

などです。

理想は右脳か左脳のどちらかのみが活性化する状態ではなく、右脳が活性化して柔軟な思考やアイデアが湧くうえで、それらを左脳により言語にまとめて上手に説明できるようになることでしょう。

そうして右脳と左脳とをバランス良く活用できるようになると、人間味に溢れた頭脳明晰な人優れ人間として、周囲からも評価されるようになるかもしれませんね。

まとめ

大人になるとなかなか右脳を鍛えることが難しくなると言われています。

できるだけ子供のうちは右脳を重視した生活をしたほうが良いと言われるのは、そういった理由からです。

子供のうちになにか楽器を習っている子供は、右脳が発達しやすいようです。絵をよく描いたり、スポーツなどをするのもいいでしょう。

子供のうちはよく遊ぶというのももちろん良いことです。子供は何もなくても遊びを生み出す天才ですから。

大人になると必然的に左脳が鍛えられますので、ひょっとすると小さいうちから算数教室に行かせたりプログラミングを習わせたりしなくてもいいのかもしれません。

それに、最近の子は家の中でスマホやゲームばかりいじっていますが、もっと右脳活性のためにも外で元気に遊ぶことが必要なのではないかと思います。

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