冬バテは毛細血管のゴースト血管化によるの血液循環の悪さが影響?少しの運動で劇的改善!

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昨年12月初旬に「冬バテ」なるナゾのキーワードを初めて知って、その内容や主な症状について書きました。

それの続報なのですが、少しだけ医学的な面からの情報を入手しましたので、今回の記事でシェアしたいと思います。

前回の記事では、寒暖差の大きさや自律神経、さらには日照時間の短さから脳にも影響していることを書いています。

今回は血管です。

しかも「ゴースト血管」なる新しいキーワードについても解説します。

冬バテの症状

冬バテとは、寒い時期になると、

  • 頭痛がする
  • 首や肩がこる
  • 腹痛が断続的にある
  • 腰が痛くて動けない

といった症状が決まって出てきて、体調がすぐれない日が続くことを言います。

特に年末年始は誰もが忙しいですから、当然、疲れは貯まっていきます。

学生さんは少し長めの冬休みがありますが、社会人は大体、28日ぐらいに仕事納めで、もう4日から仕事始めというのが定番です。

もっと長くてもいいんじゃないって感じなんですけどね。

いつまで同じスケジュールで経済を動かしとんねんって感覚なんですけど・・・。

働き方改革の道は険しいですな。

そんな話は置いといて、ともかく寒くなると毎回、同じような症状に悩まされるのが冬バテと言ってよいでしょう。

医学的な診断用語ではなさそうです。

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冬バテと血流

冬バテの症状を訴えている人の指先の毛細血管を、特殊な器具を利用して観察すると、

  • 血管がはっきり見えない
  • 血流が滞っている
  • 血管がねじれている
  • 短い、あるいは切れている
  • 本数が少ない

といった共通した所見が見られ、これをゴースト血管と呼んでいるのです。

つまれダメージを受けている状態になります。

なかなか毛細血管なんて自分の目では確認できませんが、カンタンに血流のチェック方法があります。

どの指でもかまいませんが、指の先端の爪をギュッとつまむと白くなりますが、パッと離して2秒後ぐらいで元の色にもどらなければ、毛細血管の流れが良くないという目安になります。

稀に冬になると爪の色が青かったり、紫だったりする人もいますが、これは血流が悪いために酸素がその場に留まっていることを示すものです。

プールでくちびるが紫になる現象と似ています。

血流と症状の関係

一見、ド素人からすると、毛細血管の血流の流れと前述した諸症状とは、何の関係も無さそうに感じます。

例えば腹痛のケースでは、ゴースト血管から漏れた血液成分が大腸などで炎症を起こして、痛みが出るというメカニズムです。

ひどいケースでは、虚血性大腸炎になってしまい、1ヵ月ほど治療に要したというケースもありました。

しゃべれないほどせきが出る人については、漏れた血液成分が肺でアレルギー反応を起こしていることが原因となっているそうです。

もちろん個人によって原因は異なるでしょうが、ゴースト血管もひとつの要因であるという点も気をつけたいところ。

肩こりや腰痛は、やはり寒さの影響で筋肉の血流が悪くなることで、たまった疲労物質が末梢神経を刺激して、痛みやこりとして出てくるという面があります。

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ゴースト血管の改善方法

これ、めちゃくちゃカンタンで、なんと立ってかかとを少し上げる運動をするだけ。

しかも、びっちり上げずに、感覚で良いのですが20度ぐらいの傾斜が付けば良いというものです。

しかも連続しての上げ下げではなく、上げたら5秒ほどキープして下げる、非常にのんびりとした運動です。

これを20回3セットほど毎日こなしていれば、変化が訪れるようになります。

思った以上に回数こなすんだなと思うでしょうが、テレビを見ながら、スマホをいじりながら、電車に乗りながら、炊事しながらというように、スキマ時間などを狙えばクリアできます。

ふくらはぎの筋肉を動かすことがポイントです。

これ実際にやってみましたが、10回目ぐらいから、手先がホワッと温かくなる感覚がありました。

冷えが強い人は、そのような感覚はすぐには無いかもしれませんが、血流が体感できたことは収穫です。

まとめ

「冬バテは毛細血管のゴースト血管化によるの血液循環の悪さが影響?少しの運動で劇的改善!」というテーマで、冬バテ対策について書きました。

毎年冬になると何らかの身体症状があったり、手足が冷えやすい人は、毛細血管を意識して、かかとの上げ下げ運動をしてみては?

回数は多いですけど、時間にすれば1分で10回はできます。

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