ブユ(ブヨ・ブト)に刺されるとどうなるか?ブユ対策・刺された後の対処法について
夏場キャンプ場などで刺されやすいブユ(ブヨ・ブト)。ブユに刺されるとどうなるのか?厄介なブユを避けるための対策や刺された後の対処法などについてお伝えします。これは知っておいたほうが良いですよ!
もくじ
ブユ(ブヨ・ブト)に刺されると
ブユに刺されたことがある人はご存知かと思いますが、刺されると猛烈なかゆみに襲われます。これは蚊の比ではありません。
しかも、刺されたときはあまり気づかず、刺された直後は痒みがないものだから、ブユの存在に気づきにくいのです。なので後から気づくと、「無数に刺されていた」なんていうことが起こります。
かゆみは大抵、数時間からひょっとすると翌日以降に発生します。その時に患部を見ると、赤く膨れてぽっこりと盛り上がっているのがわかります。
かゆみは1~2週間続き、刺された後はかなり長い期間残ります。
そして一旦痒みが引いても、お酒を飲むとまた幹部が痒くなったりしますので、非常に厄介です。
ブユ(ブヨ・ブト)ってどんな虫?
ブユは「ハエ目カ亜目ブユ科」の昆虫です。そして、人などの哺乳類の血を吸います。
見た目はとても小さなハエみたいで、蚊とはまるで違います。体長は1~5ミリ程度でショウジョウバエに近い感じです。
ブユの唾液には酵素毒があるので、あれほど小さい虫なのに傷口は驚くほど腫れあがるので。
また、正確には針で刺されているわけではなく、皮膚を食い破られています。なので余計に毒素が体に浸透しますし、治りにくいのです。
場合によっては、アナフィラキシーショックを引き起こすこともあるそうです。
ブユはどこにいる?
ブユは北海道から南西諸島まで、日本全国にいます。
主に渓流などのきれいな水辺に生息し、日を遮られた木陰などを棲み処としています。
なので、夏場など川沿いでキャンプをした際に、ブユに刺される被害が発生します。
しかも夏場は肌の露出も増えているので、余計に刺されやすいわけです。
特に朝や夕方などの涼しい時間帯は、ブユは活動的になるのでご注意ください。
刺されたときの対処法
ブユに刺されたと気付いたら、刺された箇所を水でよく洗い流しましょう。
ブユの毒は熱に弱いので、できれば熱めのシャワーか熱めのお湯で洗うか、濡らしたタオルで30分以上患部を温めます。
そうすることで痛みや痒みはだいぶ軽減されます。その後、抗ヒスタミン薬を塗っておきましょう。
人により反応が大きく出る場合もありますので、あまりにひどい場合は病院に行くことをおすすめします。
何も対処せずに放っておくと、腫れがどんどん増し、幹部は固くなり、痛みも出てきます。そして長く跡が残ってしまいます。
ブユに刺されるととても痒いのですが、痒くても患部を掻きむしらないようにしてください。
掻き壊してしまうと周囲に炎症が広り、傷口がジュクジュクしてきます。そうなると、そこから細菌が入り込み、化膿し始めます。
刺されないための対策
ブユに刺されないための対策は、
- 長袖&長ズボンの着用
- 虫よけスプレーの使用
- 蚊取り線香を焚く
- ハッカ油を使う
- 明るめの色の服を着る
など。
また、首の周りを刺されないよう、タオルなどを巻いておくことをおすすめします。
まとめ
数年前に釣りをしていてブユに両手を複数箇所刺されました。
初めは蚊に噛まれたのだと思っていましたが、あまりに痒くそして赤黒く腫れ上がったので病院に行ったところ、これは蚊ではないと、ひと目見て医者に言われました。
病院に行くまでに既に1週間以上経過していたので、完全に完治するのに時間がかかり、跡が消えるまでに2年間くらいかかりました。
ブユに噛まれた箇所は赤黒く変色するので見た目も悪いため、早めに対処したほうが良いですよ。